その他の旅行
2008年05月06日
音楽の都、森の都、古都ウィーン
ウィーンは森の都、音楽の都と言われる古都で、200年から300年前にはモーツアルト、ベートーベン、シューベルトなどが活躍しました。歴史の教科書に出てきたハプスブルク家が支配していた街です。
今日はざっとダイジェストでウィーンの町を説明します。詳しくはまた後日1つ1つ紹介したいと思います。
まずはウィーン郊外にある2つの宮殿から。
まずはシュンブルン宮殿。ハプスブルク家の夏の離宮で、宮殿の前には巨大な庭が広がっています。マリー・アントワネットが子供の頃はここに住んでいる時期もありました。
モーツアルトが6歳の時に皇帝の前でピアノを演奏した部屋も見学できて非常に興味深かったです。
次はベルベデーレ宮殿。ベルベデーレ(Belvedere)はイタリア語で「良い眺望」という意味。イタリア人軍師のオイゲン公の居城でした。
私としては、このベルベデーレ宮殿がウィーンの中で最も良かったです。キレイな宮殿、庭、そして2階にはオイゲン公が集めた豪華な絵画!有名なクリムトの「接吻」の絵もここにあり、感動しました。
さてウィーンの市内です。
中心近くにある公園です。モーツアルトの像があります。キレイですねえ。
これは旧王宮のミヒャエル広場です。この王宮がハプスブルク家の本拠地!素晴らしいです。
連休ということもあって非常にたくさんの観光客が来ていました。豪華でキレイです。
ウィーン中心の通りです。建物は古くてきれい、オシャレな店、カフェも多くて歩いているだけで楽しくなります。
イタリアのような落書きは殆ど見られませんでした。
中心の大聖堂です。左右の塔は100m以上もありかなり大きく、圧倒されました。斜めの屋根の部分の模様もとてもきれいです。
内部も素晴らしい!
「美術史博物館」です。ここはパリのルーブル、マドリードのプラドに続く、ヨーロッパ3大美術館の1つ!ラファエロ、カラバッジョ、ティッツィアーノ、ルーベンス、レンブラント、その他大勢の巨匠の絵があり、とても素晴らしかったです。閉館まで2時間見たのですが全然足りませんでした。ちゃんと見るなら、4,5時間は必要ですね。
オーストリアの公用語はドイツ語!もちろんビールが最高に美味しかったです!ソーセージもよく合う!
日本人が多く通うラーメン屋「ほのぼの」に行ってみました。味噌ラーメンはまあまあだったかな。チャーハン、餃子も美味しかったです。
楽友会ホールでモーツアルトのコンサート!全員が白髪のモーツアルト風のカツラをかぶっていて雰囲気がありました。
ミラノ、パリに続く3大オペラハウスの1つもありました。ライトアップが美しい!
というわけでかなり駆け足で紹介しました。とにかくどこを歩いてもキレイで素晴らしく、感動しました。
詳しくはまたそのうち紹介しますね。
2008年05月05日
オーストリア旅行、ウィーン、ザルツブルグ
ヨーロッパ全土で、5月1日はメーデーで祭日!
5月1日は木曜日なので、2日(金)を休むと、土日を含めて4連休となります。イタリアではこういうとき、ポンテ(Ponte=橋)と言って、会社全体で休みにしてします。というわけで弊社では2日(金)を強制休暇として5月1日から4日まで4連休となりました。他の会社の人に聞くと、結構たくさんのところでポンテにして4連休にしていました。
先週の3連休はフランス、リヨンに行ったばかりなので疲れていましたが、前日にオーストリアに行こう!ということになり友達を含めて4人で車でオーストリアのウィーン、そしてザルツブルグに行ってきましたよ!
ミラノからウィーンまでは850km!車で半日かかりました
また今度詳しく報告しますが、ウィーンは本当に素晴らしく、感動しました。ヨーロッパのいろいろなところに観光し、そんなに簡単には驚かなくなってきていたのですが、ウィーンは別格ですね。ハプスブルク家はすごいなあ。
↑ヴェルベデーレ宮殿
みなさん、ウィーンは、一生に一度は行った方がいいですよ。見所がありすぎて見切れませんでした。またいつか行ってみたいです。みなさんも是非!
2008年02月24日
ニース、シャガール美術館
ニースの駅から市バス15番で丘を登るとシャガール美術館があります。みなさん、シャガールをご存知ですか?!!
マルク・シャガール(Marc Chagall)--(1887年〜1985年)
私はシャガールのことはよく知りませんでした。彼は20世紀を代表するフランスの画家で、優しさに満ちた癒される画風です。
シャガールにとって最大のテーマは聖書!イタリアの美術館でよく見た宗教画が多いのですが、彼が書くと全く違った雰囲気になります。
中に入ると開放感あふれる空間が広がっていました。そして全く制限はなく、触ろうと思えば触れてしまいます(もちろん触っちゃダメ)。そしてなんと写真撮影OK!椅子も有ってゆっくりと見ることができます。制限をなるべくなくしてのんびり、じっくり見てもらおうという意図が感じられます。
そしてフランスの美術館ではよくあるのですが、第一日曜日は無料!!たまたまこの日は第一日曜日で、6.7ユーロの入館料が無料でした。
まあとにかく彼の絵を見てみましょう!
温かみのある色使い、近くで見ると本当にきれいで、心が温まる感じです。癒されますね。特に青色をベースにした絵がきれいで、長い時間見ていました。
これは絵の側面から撮ったもの。額も無いのでビックリです!
本当に書いたまま壁に貼っているという感じですね。しかも柵もカバーも無いので触れてしまいますよ!でももちろん触っちゃダメですよ。
簡単な彫刻や、ステンドガラスまでありました。シャガールの雰囲気が出ていていいですねえ。
それほど大きな美術館ではないのですが、3時間くらいゆっくりと見ていました。最後に彼の作品が全て載っている本を買いました。いやあ後から見ても素晴らしいですね。
絵があまり好きでない人、興味が無い人でも彼の絵は気持ちが伝わるのできっと感動するはず!ニースに行ったら是非行ってみてください。
2008年02月23日
ニースのカーニヴァル、イルミネーション・パレード
昨日の続き。2007年のニースのカーニヴァルの様子をお送りしてます。今日はいよいよ夜に行われた、イルミネーション・パレードです。
その年の世相、風刺を効かせた巨大な張子の山車がパレードで練り歩きます。その張子の山車の中でも主役、王様と呼ばれる山車がこれ。
2007年の王様は「ラグビー、ヨーロッパカップで優勝して喜ぶシラク大統領」です。
夜になりました!生カキなどのシーフードを食べた後会場にやってきました。すでにすごい人だかりですよ!
いきなり王様登場!ライトアップされてなんか気味が悪いですが。。。。
その後も続々と可笑しな張子の山車が登場しました。
もう単なるバカ騒ぎという感じですね。地元の人はあまり見に来ないそうです。確かに楽しいですが、趣とかはないですね。
これは何だろう。やはりラグビーのユニフォームを着ているようですが。。。
おおっ!空飛んでますよ!びっくり!!
やっぱり出たー!頭突きをするジダン馬です。2006年にサッカーWカップでフランスが優勝していれば、王様は絶対にジダンだったでしょう。残念でした(下記に動画のジダンもありますよ)。
昼間の花合戦にもいた女装軍団ですよ!うーん、単なるバカ騒ぎですね。
動画をご覧下さい!
ジダン馬の動画ですよ!!頭突きをしながら突進しています。すごい。
ブラジル風サンバ隊です。
ものすごいたくさんの人ですね。足の踏み場もありませんでした。
昼の花合戦、夜のイルミネーション・パレードと満喫しました!昨日も書きましたが、2008年のカーニバルは2月16日から3月2日までの開催なのでまだまだ十分間に合いますよ!ミラノからニースまで国鉄のはや割りチケットで片道15ユーロとお手ごろです(5時間かかりますが・・・)!
2008年のニースのカーニヴァル、行ってみてください!!
2008年02月22日
ニースのカーニヴァル、「花合戦」
さあ、いよいよニースのカーニヴァルですよ!ヨーロッパ3大カーニヴァルの1つ、ニースのカーニヴァル、フランス語だと、「Carnaval de Nice」というらしいです。ちなみに今日と明日紹介するのは去年(2007年)の3月に行われたカーニヴァルです。
ちなみに、2008年のカーニバルは2月16日から3月2日までの開催なので、まだまだ間に合いますよ!
洋食ばかりで飽きていたのでランチはベトナム料理と中華。ベトナム料理、中華、マレーシア料理などがミックスしたファーストフード店が結構多かったですね。
まず今日は、花のカーニヴァル、通称「花合戦(Bataille de fleurs)」を紹介します。
指定席20ユーロ、立見席10ユーロで、お金を払わないと見ることも出来ません。中に入ると既にたくさんの人だかりが!!
始まりの合図のようです。馬が走り去っていきました。
カラフルな衣装を着た人たちの行進です。にぎやかに音楽を演奏しながらの行進でした。ブラジルっぽい感じの人たちもいましたね。ちょっと寒そう。
女装した男の人たちのパレード。ちょっと気持ち悪いですね。
さあ、花合戦の開始ですよ!!花で飾ってある山車が通り、花の妖精のような仮装をした女性たちが沿道に向かって花を投げていきます!
いやあ、どの花の山車もきれいで素晴らしい!みんなたくさんの花をゲットしていましたよ!
動画をご覧下さい!こんな感じで花をドンドン投げます。
私たちは意外と少なく、これだけ。。。。後ろの方だったのであまり取れませんでした。でも見ているだけで楽しかったので十分です。
もう花を投げ尽くして花が何もない山車です。ちょっとさびしいですね。
というわけで、花合戦終了!沿道の人たちはみんな満足そうな顔をしてますね。
わあデカイ!花合戦の後ろを見ると、バカデカイ山車がありました!!これはこの日の夜に行われるイルミネーション・パレード、カーニヴァルの山車の王様です。
ニースのカーニヴァルでは、世の中の風潮にあわせたテーマの飾りが作られ、山車として練り歩きます。その中でもメインとなる「主役」の山車が王様と呼ばれます。2007年の王様は「ラグビーのユニフォームを来たシラク大統領」でした。2006年のラグビー、ヨーロッパカップでフランスが優勝したので採用されたようですね。2006年のサッカーWカップ、決勝でフランスがイタリアを破っていればもちろんサッカーのユニフォームを来たジダンが王様だったでしょうねえ。
というわけで、明日はニースのカーニヴァルのイルミネーション・パレードの様子をお届けします!!
2008年02月20日
ニースの街並み
今週は南フランス特集!去年の3月に行ったニース、マントンについて報告してます!
さて、初日はマントンのカーニヴァル、レモン祭りを観覧しました。マントンから電車で30分ほど西に行くとニース(Nice)に着きます!ニースですよ、ニース!高級リゾート地ニース!昼、夜とカーニヴァルがあるのですが、まずはニースの街を観光しましょう!
海岸沿いは高級リゾートホテルが並んでいました。カジノもあるしとってもゴージャス!ラスベガスと違って古い、歴史のある建物ばかり。ラスベガスも行ったことはありますが、私はニースの方が趣があって好きですね。
さすが南のリゾート地、ニース!まだ3月初めなのに既に暖かい!もう泳いでいる人もいてビックリ!海岸にはおしゃれなカフェが並び、いい感じですね。日本の海の家もいいですが、さすがフランス!高級感があります。
海岸通りから1本中に入った旧市街です。こちらは土産物屋が並んですごい人でした!
次はニースで食べた食事です!
これは南フランス名物のソッカという食べ物。豆をすりつぶしてオーブンで揚げてます。めちゃくちゃうまいというわけではないですが、お腹がいっぱいになりました。
これはシーフードの有名店「Le Cafe de Turin」で食べた、生のシーフード盛り合わせです!!カキ、ウニ、エビは日本でも生で食べるので理解できます。でもよく見ると、タニシみたいなやつとか、コッツェ(ムール貝)、はまぐりも生なのでちょっと気持ち悪い。
なんとか食べましたが、途中から食欲がなくなってきた。きっと寿司を食べたことの無い外人さんが寿司を出された時と同じ気持ちなんだろうなあ。
これが最終日に食べた、ブイヤベース!!魚介を煮込んだスープですね!イタリア料理はあまりスープ料理がないですが、フランス料理はブイヤベース、コンソメスープなどスープ料理がいろいろあっていいですね。エビ、白身魚、カニ、コッツェなどが入っていました。そして何よりこのスープが濃厚で最高にうまかった!右側の写真のチーズを入れたり、チーズの上にあるオレンジ色のペーストを入れるとまたさらにうまい!!ブイヤベースってとっても美味しいんですね。最高!!
以上、ざっとニースの街並みを紹介しました。明日はいよいよニースのカーニヴァルを紹介しますよ!
2008年02月19日
Menton(メントン)のレモン祭り、夜のカーニヴァル
2008年02月18日
Menton(マントン)のレモン祭り、黄金のフルーツ祭り
去年(2007年)、3月2日(金)、3日(土)、4日(日)と3日間、南フランスに行って来ました。初日はレモンの街Menton(マントン)、2日目、3日目はニースです。この時期、マントン、ニースでは世界的にも有名なカーニヴァルが行われます。ニースのカーニヴァルはヨーロッパ3大カーニヴァルの1つです。というわけで、今週はマントン、ニースなどの南フランス特集です!!
7時ミラノ発の電車に乗りました。早割りだとマントン、またはニースまで片道15ユーロ!5時間かかりますが、格安ですね。
ミラノから南に走り、海に出るとジェノバです。そこからリビエラと呼ばれる海岸線を西に行くと国境を越え、最初の街がMenton(マントン)です。
実は私はフランスは初めて!初めてのフランスがマントンなんて渋すぎる!!
12時マントンに到着!まずはマントンの街を散策です。
う〜ん、やっぱりイタリアとは雰囲気が違います。フランスの雰囲気ですね。奥にはキレイな山が見え、すばらしいです。
駅から少し歩くとすぐ海です。山も海もあっていいですねえ。
これは昼間に撮ったマントンの海の様子。水もとてもキレイでした。夏は大勢の人が海水浴に来るのでしょう!
まずはランチ!南フランスといえばやはりコッツェ(ムール貝)!そしてパエリヤ!美味しかったです。
街を歩くといたる所に観客席が設置されていました。夜の光のパレードの時は満席となり、盛り上がります。
マントンのカーニヴァルの特徴は、レモンやオレンジを使った黄金のフルーツ祭り(Fete du Citron)!!レモンの他、オレンジ、グレープフルーツ、金柑などの柑橘類で作られた山車やオブジェ、飾りが町中にあふれます
今年はちょうど今やっている所ですよ!
フランス産レモンの約7割はこの小さな町マントンで生産されています。このカーニヴァルで使われるレモンは130トン!
まずは主会場のビオヴェ庭園に行ってみました。
毎年テーマが変わるそうですが、2007年のテーマは「インド」!!インドっぽいオブジェがたくさんありました。
公園の周りにはフェンスが設置され、中を見ることが出来ないようになっています。チケットを買って中に入った人だけ見ることができます。
ビオヴェ庭園の入り口です。すごい、インド風の飾りがありました。黄色い絵に見えますが、1つ1つがレモンなどの柑橘類で構成されてます。
入ると綺麗な庭園とタージマハルが!タージマハルは本来白色ですが、これは綺麗なオレンジですね!
よく見ると1つ1つのレモン、オレンジを同色のゴムで留めてます。これはレモンを傷つけないようにするためだそうで、祭り後はジャムやその他加工品として再利用するそうです。
捨てずに再利用するのでもったいなくないですよ!!
インド風の家?だそうです。私はインドに行ったことありますが、こんな家なかったけどなあ。。。
いやあ、キレイですねえ。素晴らしい。
みんな写真やビデオを撮っていました。たくさんの観光客が来ていました。
去年フランスはラグビーのヨーロッパチャンピオンになったらしく、そのオブジェですね。フランスってラグビー強かったの?
去年サッカー、Wカップ決勝でイタリアに勝っていれば、これがサッカーボール、ジダンのオブジェになっていたことでしょう。。。。
おお、レモンのブッダ!4面の阿修羅でしょうか。このオブジェは巨大で会場外からも見えました。
上から見てもかなり目立っています。公園外からも見えましたよ。
会場の外に出て道を歩いていると、街路樹がありました。街路樹がレモンの木!!さすがマントンですね。
マントンの旧市街。両側にはみやげ物やレストランが並びとても雰囲気のよい通りでした。
レモン関連のみやげ物も充実してました。レモンの香水や石鹸など。レモンの柄の皿やその他グッズも多数ありましたよ!
さて夜になりました!いよいよ、光のパレードの始まりです。その様子は明日!!
2008年02月02日
エジプトの紅茶
エジプトといえば紅茶!コーヒーもありますが、店に入ればとりあえずみんな紅茶を飲んでいます。イギリス支配の歴史も影響していると思います。
エジプトでは紅茶、ティーのことをシャーイと呼びます。
イタリアのBarと同様、町にはたくさんの喫茶店、シャーイ屋があり、市民の憩いの場所となっています。
シャーイは1杯、0.5ポンド(=10円)から3ポンド(=60円)くらいで飲めます。
上の写真をよく見てください。シャーイはコップに紅茶の葉っぱを直接入れ、そこにお湯を注ぐだけです。葉っぱをこしたりはしません。なので、終わりのほうはゆっくりと飲まないと葉っぱを大量に飲んでしまうことになります
みんなマッタリとシャーイを飲んでますねえ。
外でシャーイを飲んでいるのはほとんど男の人だけです。イスラムの社会は完全に男社会!女の人は買い物など以外は家にいて家事やその他の仕事をしなくてはなりません。地元の女の人は優雅にシャーイを飲んでいてはいけないのです。これはエジプトに限らず、イスラムの国々すべてがそういう傾向ですね。かわいそうです。
日本では逆のような気がします。奥さんたちは優雅にランチ。旦那は馬車馬のように働く。。。。やばい、これくらいにしておこう。
さて、店内ではシャーイを飲みながら、水タバコ(シーシャ)を吸ったり(写真右側)、ゲームをして楽しみます。
左の写真では、マージャンのようなゲームをしています。右側の人たちはバックギャモンをしてますね。う〜ん、ここでも女の人はいません。家に帰って家族サービスなどしないのでしょう。。。。
エジプトで疲れたときに飲んだシャーイは最高でした!イタリアはコーヒーがとてもおいしくて最近は紅茶をあまり飲んでいませんでしたが、エジプトに来て紅茶を見直しました。たくさん土産で買って来て、ミラノでもシャーイを飲んでます!とってもおいしいです!
2007年12月25日
アントワープのフランダースの犬
Buon Natale(ブォン・ナターレ)!!イタリア語でクリスマスはNatale(ナターレ)といいます。Merry X'masはBuon Nataleと言います。今頃東京の街中は盛り上がっているのでしょうね。
ミラノはゴーストタウンのようにほぼすべての店が閉まり、電車やバスの終電もこの日だけはかなり早いです。
確かに地球の歩き方にも「フランダースの犬」に感動するのは日本人だけと書いてありました。地元のアントワープの人たちは、俺たちの先祖はこんなに薄情じゃない、と言っているそうです!最後のシーンで少年ネロが町の人たちからまったく相手にされず死んでいってしまう所が気に入らないのでしょう
今年2月にベルギーのアントワープに行ってきました(ブログにはアップしてませんでしたが)。
これが「フランダースの犬」の最終回の最後の場面に出てくるノートルダム大寺院です。塔の高さは123mとかなり大きいです。
教会内部の有名な3つの絵です。左から聖母被昇天、キリストの降架、キリストの昇架です。なんとルーベンスの作品で、彼の最高傑作と言われているものです。当時は暗幕がかけられ、入場料が取られていたそうです。金持ちしか見られなかったようですね。
当然少年ネロは見たくても見ることができませんでした。
「フランダースの犬」のアニメの最後のシーンでは、ネロはこの絵の前でパトラッシュと折り重なるようにして死んでしまいます。日本人には感動の物語ですが、そのほかの国ではあんまりのようですね。。。。
ノートルダム寺院の前に記念碑を発見!
アニメのネロとパトラッシュのイラストがあり、なんと日本語が書かれていますよ!そのまま書くと以下の通りです。
「フランダースの犬」
この物語は、悲しみの奥底から見出す事の出来る本当の希望と友情であり、永遠に語り継がれる私たちの宝物なのです。
すばらしい!出来ればヨーロッパの人たちの為にも各国の言語で書いて欲しいですね。残念
ベルギーのブリュッセルのクリスマスは町中キレイに飾って素晴らしいそうですよ!ビールもおいしいしまたベルギー行きたい。
2007年12月13日
サハラ砂漠、白砂漠と黒砂漠
今、エジプトのカイロに旅行にきています。
おおー、ブログ来たーと電車男みたいかな。カイロのネットカフェからブログ書いてます。
昨日までサハラ砂漠のバフレイヤ・アオシスという町に居て、その町からサファリツアーに参加してきました。その場で友達になった日本人、スロベニア人と3人で1台のジープで行きました。
サハラ砂漠の白砂漠、黒砂漠にジープで1泊2日で行くというツアーです。とくに白砂漠はきれいで最高でしたよ!
昨晩は砂漠のど真ん中にマットを引いて寝ました。ものすごい大量の星で、流れ星を50個ほども見ました。最高でした。でもかなり寒くてほとんど眠れず。。。
さっき、かなり汚い床屋で髪切ってきました。思いがけず結構上手に切ってくれました。10ポンド(=200円)でした。
これから20時発の豪華寝台列車ワゴンリーに乗ってアスワンに向かいます。またメールします。
今日は一日移動ばかりでくたくたですが。いやあ、エジプトは食事もおいしいし楽しいですよ!
ではまた報告します。
2007年12月07日
エジプトへ
えー、今日から「代休」+「休暇」で2週間の休み
日本に帰ろうとしたのですが、諸般の事情で帰れず。。。。仕方なく一人でエジプトに行くことにしました。
みなさんには「仕方なく」、「一人で」、「エジプト」がつながらないと思いますが、とにかく行ってきます(私自身、エジプト行くのかなりめんどい)。
久しぶりにバックパッカーとして復活です。もうそんな歳でもないんですが。。。。
というわけでエジプト縦断世界遺産の旅、そのうちブログにも公開しますね!お楽しみに!!
というわけで、しばらくはコメントの返事もできません。Blogは予約投稿で2週間先まで溜めてあるので毎日自動更新しますよ!
PS クリスマス前には帰ってきます。クリスマス、正月など暇な方がいましたらうちに遊びに来てください。ひとりぼっちなので。寿司握りますけん。
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2007年11月19日
ミュンヘンの街並み
ミュンヘンの中心街は古い建物が残されていて、落書きもなく非常にキレイでした。少しずつ見ていきましょう。写真をクリックすると拡大しますよ!
まずは中心、ど真ん中にある「新市庁舎」です。
”新”と言っても1867年〜1909年に建てられたネオゴシック様式の建物。
名物の仕掛け時計「グロッケンシュピール(Glockenspiel)」が有名ですが現在は写真のように修繕中のようです。でも定時になると仕掛け人形が出てきました。
新市庁舎を通る、ノイハウザー通りにある建物。統一された赤い花が非常にきれいですね。
ここはヴィクトアーリエン・マルクト広場。周りの人達はみんな生ビールを飲んでいました。う〜ん、いい町だ。
なんとこの広場の脇には寿司、刺身用の魚屋があります!!漢字で寿司と書いてありますよね。
中では刺身を食べながらビールを飲んでいる人達がいました。どこでもビール!いい町だ。
街中には古いトラムが走ってます。趣がありますね。
これはバイエルン州立歌劇場です。
ここはオデオン広場。ライオンの銅像がかっこいいです。
広場の脇ではクラシックを演奏していました。かなりうまくプロ級!ドイツの若い人達の間ではクラシック音楽が今でも非常に人気が高いそうです。
さてお待ちかね!ミュンヘン観光最大の見所、レジデンツ(Residenz)です。ここは以前はバイエルン王、ヴィッテルスバッハ家の居城でした。14世紀後半から建造が始まり、拡張が続けられました。
ここは撮影OK!中を見ていきましょう!
ヴィッテルスバッハ家の人々の肖像画が121枚も並んだ「先祖画ギャラリー(Ahnengalerie)」です。装飾も素晴らしく、大変キレイなのですが肖像画がちょっと怖い。。。。。みんなこっちを見ているみたいでちょっと不気味です。ディズニーランドのお化け屋敷、ホーンテッドマンションみたいじゃないですか?
さすがバイエルン王!どの部屋も豪華で素晴らしいです。
ここが最後の部屋。華麗な丸天井が印象的なアンティクヴァリウム(Antiquarium)です。
非常にキレイ、華麗なホールです。しばらくゆっくりと見ていました。
レジデンツを北に歩いていくと、ルートヴィッヒ教会(左)とミュンヘン大学(右)が現れました。
さらに北に行くと、戦勝門(Siegestor)があります。ライオンの銅像がかっこいい!ここで、ナチスが軍事行動をしたこともあるそうです。。。
ここはノイエ・ピナコテークという絵画館。主に19世紀以降の絵画を集めた絵画館です。
なんと撮影OK!フラッシュなしで撮りました。
私の好きなクリムトの絵が!さすがに「接吻」はありませんが、これもクリムとらしい絵ですね。
マネ、モネ、ゴーギャンなど素晴らしい絵画が多数ありました。しかも柵もガラスケースもなく、ただ壁に絵が飾ってあるだけ。触れてしまいますよ!もうちょっとセキュリティなど考えた方がいいと思いますが。。。
ゴッホの絵もありましたよ!
「ひまわり」もすぐ間近で見ることが出来ます。私はゴッホが大好きです。絵のタッチ、青と黄色の組み合わせが非常にきれい。昔日本のどこかの損保会社の会長がゴッホのひまわりの絵(ゴッホのひまわりはたくさんあります)を買って、「私が死んだら棺の中に入れて一緒に燃やしてくれ」と言って世界中から批判をあびました。後から撤回しましたが、当然でしょう。ちなみに新宿西口のこの損保会社の美術館で今でも「ゴッホのひまわり」を見ることができるはずですよ。
美術館の前の広場。キレイな芝生です。
これは町の東のイーザル川です。あまりキレイな川ではないですね。
川沿いにある「ドイツ博物館」です。化学博物館です。ここの特徴は、なんでも触れて、実際に実験ができるそうです。今度来た時は是非中に入ってみたいです。
街中でサッカー、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンのグッズ店を発見。もちろん、今年から加入したイタリア人FWのルカ・トーニの写真もありました。
怪しい寿司屋発見!寿司TOKYOと書いてあります。中を見ると回転すし屋でした。でもネタはあまり美味しそうではありません。。。。
地下鉄に乗ると、ビールの広告が貼ってありました。さすが、ミュンヘン!!いい町だ。
というわけで、ミュンヘンの街中は見所満載で楽しかったです。また行ってヴァイスビール飲みたいです!
2007年11月14日
オクトーバーフェスタ、2日目(リベンジ編)
前回、オクトーバーフェスタの開幕日に行ったときのことをブログに書きました(クリック)。
朝の8時から2時間も並んで結局テントに入れず。。。。このままではミラノに戻れない!ということで2日後の月曜日にもう一度オクトーバーフェスタに行ってみました。
朝9時にオクトーバーフェスタ会場に到着!!
よかった!!今日は平日なのでまだ人が少ない。これならテントに入れそうです。
早速テントに入ってみると、人が殆どいない!よかった!!!今日は大丈夫です。
マスを焼いているようですがちょっと寂しそう。
いやあ、でも実際朝の9時からビール飲みたくないので、まずは各テントを見て回ることにしました。
ビール会社ごとに巨大テントを出しており、それぞれ特徴があって面白いです。
1.Hippodrom(ビール銘柄:Spaten)
入り口から入ってすぐ右側のテントです。馬のオブジェが飾られていますね。ここのテント中心部にはなんと乗馬スペースがあってセレブが来るそうですよ。
2.Armbrustschutzenzelt(ビール銘柄:Paulaner)
ここは石弓コンテストが開かれるそうです。
3.Spatenbrau(ビール銘柄:Hofbrau)
ここは観光客に人気のテントだそうです。内装も奇麗です。
4.Hofbrau Festzelt(ビール銘柄:Hacker)
ビールが忘れられず天国から戻ってくるアロイシウスの伝説がテントの屋根に描かれています。
さすがドイツ。ビールが忘れられず戻ってくるなんて、、、、
5.Augustiner(ビール銘柄:Augustiner)
ビールは木製の樽から出されます。非常に人気の高いテント。あとで結局このテントに入りました。
これどこだっけかな。。。。かわいらしい内装ですね。
6.Schottenhammel(ビール銘柄:Spaten)
昨日2時間も並んで結局入れなかったところですよ!
ここは開幕日にミュンヘン市長がここで樽を割って開会宣言をするテントです。
7.Braurosl(ビール銘柄:Pschorr)
ランチタイムと夕方にパフォーマンスが見られるそうです。
8.Lowenbrau(ビール銘柄:Lowenbrau)
ここも非常に有名!ローベンブローのテントです。TSV1860Munchenの選手達がよく来るテントだそうです。
このライオン、10分おきくらいに動いてしゃべります(クリック)
9.Winzerer(ビール銘柄:Paulaner)
FCバイエルンの選手がよく来るテント。今年はルカ・トーニも来たのでしょうか???
10.Schutzenfestzelt(ビール銘柄:Lowenbrau)
一番小さなテント。伝統的バイエルン料理をしっかりと食べるならこのテントです。
オクトーバーフェスタ会場の半分はお化け屋敷やジェットコースターなどの遊園地になっています。飲んだ後は絶対乗りたくないですね。
2時間くらい各テントを見て回った後、Augustinerに戻ってテントに入りました。昼の11時過ぎです。
すると、おおーーーーーーー、既に満席!やられた。結局だめじゃん。満席です。
でも1人だったので、なんとかお願いして座らせてもらいました。
メニューもかわいらしい。ビールジョッキは1リットルしかないのでビックリ。ドイツ人は5,6杯は飲むそうです。あとは名物のチキン丸焼きを頼みました。
デカイ!重い!
1杯8ユーロくらい。なかなか飲み応えがありました。でも正直言って味はあんまりだったのですが・・・・なんか、うすい味でした。
オクトーバーフェスタの各テントでは年に一度のこの祭りに合わせてオクトーバーフェスタビールを作るのだそうです。なので、このビールも特製ビールです。
キッチンではチキンをたくさん焼いていました。表面がパリっとしていて非常に美味しかった!
そして面白いのが、30分に一度くらい生演奏で「オクトーバーフェスタのビールの歌」が流れます。
歌の意味は、♪1に乾杯、2に乾杯…みたいな感じだそうです。みんな立ち上がってジョッキを振り回しだすのですぐにわかります。この歌が流れたら、知らない人であっても乾杯をします。
私はこの歌を聴いて、「日本全国酒飲み音頭」(1974年)を思い出してしまいました。曲風は全然似てないのですが、「酒が飲める、飲めるぞ!」という気持ちは同じです。30年以上前に日本ではやった曲なので、U30の方はお父さん、お母さんに聞いてみてね。ビビデバビデブーのメロディーです。
というわけでなんとかオクトーバーフェスタでリベンジできました、ビール飲めました!
ミラノの生活ではしばらくビール飲んでいなかったのですが、これ以降またビールが好きになってしまいました。体には良くないですね。
2007年11月09日
ミュンヘンの夢の城、ノイシュヴァンシュタイン城
すいませんがまたミュンヘンねたです。
9月にミュンヘンのオクトーバーフェスタに行った時、Aくんと一緒にヨーロッパで最も有名な城の1つ、「ノイシュヴァンシュタイン城」に行ってきました。ノイシュヴァンシュタイン城はかの有名なバイエルン王ルートヴィッヒ2世が17年の歳月と巨額の費用をつぎ込んで作った夢の城です。この城は、みなさんもご存知ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったと言われています。
ミュンヘン中央駅から電車で南に2時間ほど行くと、Fussen(フュッセン)という街に着きます。
ここはオーストリアとの国境も近く、ドイツ・ロマンチック街道の終わり付近です。
このフュッセンからバスで15分くらいの隣町がシュヴァンガウという街でここに「ノイシュヴァンシュタイン城」があります。
シュヴァンガウに着きました。
山のふもとという感じ。自然が溢れ、素晴らしい景色です。
日本人観光客も多いのでしょう、日本語で看板が書かれています。
さすがドイツ!馬もデカイ!!折角なので馬車に乗ってみました。
馬車でまずは「ホーエンシュヴァンガウ城」に向かいます。舌をかみそうな名前ばかりですね。。。
上り坂で馬もつらそう。
頑張れ
着きました。
ホーエンシュヴァンガウ城は、12世紀に築かれて荒れ果てていた城をルートヴィッヒ2世の父、マクシミリアン2世が1832〜36年にネオゴシック様式で再建し夏の狩りの城としました。この城でルートヴィッヒ2世は弟オットーと幸せな子供時代を過ごしたそうです。ノイシュヴァンシュタイン城の建築中はこの城から進行状況を見ていたらしく、確かにこの城の窓からは上の方にノイシュヴァンシュタイン城が見えました。
残念ながら城の中は撮影禁止。入り口は自動改札になってました。
城の周りからの風景も奇麗ですね。
さて、次はお待ちかねのノイシュヴァンシュタイン城ですよ!
バスで山の上をグングンと登っていきます。マリエン橋の手前のバス停に到着。まずはつり橋のマリエン橋に行ってみました。
ひゃー。かなり怖い。
私は高所恐怖症なのでかなりきつかった。
でもこのつり橋からノイシュヴァンシュタイン城を見ることができます!ここから見るノイシュヴァンシュタイン城が最も美しいと言われています。
これはガイドブックの写真。正面から写したものでしょう。
なるほど、確かにシンデレラ城に似てますね。
橋から早々に引き揚げ、歩いて城に向かいました。
これがノイシュヴァンシュタイン城を真後ろから見たところ。
近くで見るとさらに迫力があります。かっこいいです。
ここも自動改札!自分のチケットの番号が電光掲示板に示されると、中に入ることが出来ます。
うぉーー、ここも城内撮影禁止!
ガイドブックの写真で我慢してください。中はゴージャス!素晴らしかったです。
ノイシュヴァンシュタイン城は、ルートヴィッヒ2世が精魂込めて造った白亜の美しい城。
作曲家ワーグナーのパトロンとして異常なまでにオペラに取り憑かれた王は「ローエングリン」、「パルシファル」など数多くのオペラの名場面を城内の壁画に描かせています。城の名も王とワーグナーのオペラとの馴れ初めとなった「ローエングリン」の白鳥伝説に由来しているそうです。この城の完成間際にルートヴィッヒ2世は謎の死を遂げています。おそらく部下達による暗殺でしょう。
ノイシュヴァンシュタイン城は1886年に完成しました。中世風の城ではありますが、実はできたのは近代。130年前と比較的最近です。日本では既に明治で、日清戦争のわずか8年前。でも見た目は数百年も前の城のようですよね。
いやあ、素晴らしい城でした。まだ行ってない方は是非どうぞ!!
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