2012年05月09日

オランダ戦没者追悼記念日

今日はこの記事から。
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オランダ戦没者追悼記念日
5月4日はオランダの戦没者追悼記念日(Dodenherdenking)。第二次世界大戦中に亡くなった人々を追悼する。1961年までは大戦中のオランダ人の犠牲者のみを追悼していたが、1961年以降はインドネシア独立戦争やレバノンやボスニアへ派兵された平和維持軍の犠牲者も含まれるようになった。

追悼式はアムステルダムのダム広場にある記念碑の前で行われ、王室、閣僚、軍幹部、レジスタンスの関係者などが出席する。この日午後8時に2分間の黙祷がある。公共交通機関も2分間止まる。他の公共機関やレストランなどでも居合わせた人々が黙祷を捧げることが多いので、いっしょに黙祷するほうがいい。

明日5月5日は解放記念日。オランダが1940年から1945年までのドイツの占領から解放された日で、全土で各種イベントが行われる。
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今年はこの日はオランダに居なかったのですが、去年は5月4日、マラソンクラブで走っていました。午後8時になると、コーチが全員を止めました、そして市内にサイレンが鳴り響き、2分間の黙とうをしました。5月4日はオランダがドイツ占領から解放された日です。
ヨーロッパ各国ではドイツ占領から解放された日を開放日としております。
アジア各国では日本占領から解放された日を開放日、記念日としていますよね。


ヨーロッパに住んでいると改めて、ヨーロッパではドイツが、アジアでは日本が侵略していたんだなあとしみじみ感じます。最近は第二次世界大戦では日本は戦略戦争ではなかったとか、日本は仕方がなかったという世論?になっているようですね。
確かに、反日教育や、誇張した被害の数字などあり、それは良くないことだと思いますが、結局のところ、ドイツ、日本は悪いことをしたんだと思います。

オランダ人は基本的にドイツが嫌いです(もちろんそうでない人もいます)。
でも、同僚のオランダ人を見ていて最近分かったのですが、多くのオランダ人はドイツ語を話すことができます。ペラペラです。
でもドイツ人はオランダ語を話す人はあまりいません。

これって、日本と韓国の関係に似ています。
韓国は、日本に占領されていたこと、日本が基本的には嫌いなこと、日本語を話す人が多いこと、などです。(もちろん全く同じ関係ではありません。環境や状況が似ているという意味です)

韓国、オランダはそれぞれ占領されていたし、それぞれ小さい国で、経済、仕事などはそれぞれ日本、ドイツに頼るところがあるという環境も似ています。

オランダ人同僚が電話などでドイツ語ペラペラなのを聞いて、「ドイツ語普通に話せるんだね」というと、あまりいい顔をしません。ドイツ語ペラペラというのは自慢ではなく、むしろ隠したいようです。


ちなみに、戦時中のオランダのことを少し書きますと、
オランダはすぐにドイツに対して無条件降伏をしてドイツ占領下となります。そのためドイツからの爆撃などはあまりありませんでした。
そして終戦間際は連合国により開放してもらったので、これまた爆撃などの被害はほとんどなく済みました。
ヨーロッパで最も古いパイプオルガンはオランダの田舎町の教会にあります。被害はゼロではありませんが、フランス、イタリア、ドイツ、ポーランド、その他ヨーロッパの国々で町や教会などが爆撃され大きな被害を受けたのに比べると、オランダの被害はかなり小さかったということです。

オランダは小さい国ながら、外交、商業、工業などで発展した国。どの町も緑や運河が多く非常に綺麗で、経済も安定しています。平和な国オランダ、日本とは江戸時代から友好関係があります。日本はもっとオランダから学んでほしいと思います。



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shiroyuki11 at 08:00│Comments(0)TrackBack(0)

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