2012年05月07日
アムステルダムで列車衝突
今日はこのニュースから。
ちょうどこの日、会社の人事から電話があって、オランダオフィスいる日本人全員の安否確認でした。海外勤務していると、日本ではわざわざしないようなことも確認しなくてはなりません。
海外に居るということはやはり大変なことなのだと思う瞬間ですね。
ヨーロッパでは、よっぽど故意の事故などではない限り、ミスなどはこのように組合が守ってくれます。日本のように、個人を責めたり、会社の社長が出てきて謝ったりということはあまりないですね。
日本でシンドラー社のエレベーターの事故があったときも、シンドラー社は謝らなかったですよね。海外では謝ったらダメ、ミスを認めるということになるからなのですが、日本は逆に、まず謝らないと誠意が伝わらないことが多いです。日本では謝ると逆にそれ以上責められなかったり、誠意が伝わることがあります。結果として、シンドラー社のエレベーターは日本から駆逐されてしまいました。
ヨーロッパではシンドラー製のエレベータはたくさんありますけどね。
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アムステルダムで列車衝突、少なくとも125人負傷
4月21日(土)、18時頃、アムステルダムの中央駅付近で列車が衝突し少なくとも125人負傷、そのうち13人は重症という事故が起きた。一列車はアムステルダムからアウトヘーストに向かう列車、もう一列車はデンヘルダーからナイメーヘンに向かう列車で、アムステルダムのウェスターパーク付近で衝突した。負傷者は現場で治療を受けたほか、救急車やヘリコプターでアムステルダムの病院に運ばれたが、全員が列車から避難するまでに数時間かかっている。
2列車がなぜ同じ線路を走り衝突したのかは現在調査中である。
アムステルダムの西側を通る路線そしてスキポールへの路線は現在運行停止している。復旧は日曜日の午前中までかかる見込み。
列車正面衝突事故の運転手、不起訴の可能性
4月21日(土)に起きた列車の正面衝突した事故で、赤信号を見落とし別の線路を走った運転手は起訴されない可能性が高い。
FNV労組は検察に対しこの運転手の起訴を中止するよう懇願している。「赤信号をわざと見落とす運転手はいないはず。もしそれが起きたとしたら何か別の根拠があるはず。」と労組。
FNV労組は、事故の調査が終了する前に運転手が起訴されることになると、他の運転手も間違えなどを報告しなくなる可能性がある。まずはこの事故から安全性の確保などを検討すべきだとしている。
この事故で42人が重傷を負ったほか75人が負傷し、ひとりが亡くなっている。
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というわけでまた!
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この記事へのコメント
なるほど、海外の方との考え方の違い、
勉強になります。
日本人は謝罪があるとその奥の原因などの追究
(真実をきちんと把握すると言う意味での追求ですね。)が曖昧になってしまうような気もします。
(自分も含めて。)
そういう所にもきちんと目を向けて行かないと
いけませんね。
→どうも、お久しぶりです!
確かに日本人は、「まず頭を下げてきちんと謝るべき」という考えがあるように思いますね。日本人は謝りすぎ?かも。
でもヨーロッパの人は明らかに悪くても、ほとんどの場合謝らないので、謝らなさすぎかも。。。。