2012年03月17日
オランダ企業、福島にバイオ燃料植物の生産を計画
今日は画期的なこのニュースから。
オランダ企業、福島にバイオ燃料植物の生産を計画
NRCハンデルスブラット紙によれば、オランダ企業ウォーターランド・インターナショナルは、福島の原発事故で放射能汚染されている地域にバイオ燃料用作物の生産を計画している。
同社はすでに同地域の農協と2000から3000ヘクタールの土地を借りて作物を生産する契約を結んでいる。これはライデン市全体の広さにあたる。
対象となっている土地は放射性物質であるセシウム137を大量に含んでいるため、食料用の植物の生産は禁止されている。しかしバイオ燃料用の植物の生産は農民にとって福音となりうる。ウォーターランド・インターナショナル社が生産計画をしているのは、アブラナ科に属するカメリナという植物。このカメリナの種からバイオ燃料が抽出される。
日本政府はカメリナの植付けによって土壌に含まれるセシウム137が減少する可能性を研究する計画だという。チェルノビルの被曝の際には土壌のセシウム量を減らすためにヒマワリが植えられた。しかし福島での実験ではヒマワリは効果がなかった。
ウォーターランド社はこの計画が成功すれば生産地域を拡大する予定である。現在約80万ヘクタールの土地が食料用食物の生産に不適切となっている。もしこのバイオ燃料用植物生産が成功すれば、日本の代替エネルギー生産拡大にも大きく貢献するはずである、と同社。
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このニュース、すごくないですか?
福島の原発事故で汚染されている地域にバイオ燃料の植物を植える計画がある、というニュース。土壌のセシウムが減少すればなおよいことです。経済問題、エネルギー問題がこれで改善するとよいですね。
ちなみにこれはオランダ国内のニュースですが、日本でも報道されてます?
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この記事へのコメント
セシウム137を植物に濃縮後に分離作業が必要であり、装置の汚染、燃料に対するセシウム137の除去度と公証性、市場で受け入れられるのかなど問題が多すぎるように思います。
→どうなんでしょうか?すいません、最新情報分かってません。申し訳ありません。