2012年01月26日

16歳少女、ヨット単独世界一周 オランダ人、最年少更新

今日はこのニュースから。また今回も日本とオランダの報道の違いを見てみましょう。

日本の報道(Yahoo−Japanから)
ヨットによる最年少での単独世界一周を目指して航海を続けていたオランダの少女ラウラ・デッカーさん(16)が21日、1年前に出発したカリブ海のシントマールテン島に到着し、世界一周を達成した。AP通信などが伝えた。2010年5月に16歳でヨットによる世界一周を果たしたオーストラリアの少女より数カ月若いデッカーさんは、最年少記録を更新したことになる。
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オランダの報道(日本語訳)
最年少のオランダ人少女ヨット世界一周完走16才で単独ヨット世界一周をしていたオランダ人の少女ローラ・デッカーさんは21日土曜日に出港地のカリブ海のシント・マルテン島に到着した。このニュースは世界のメディアの注目を集めており、すでに300件のインタビューの申し込みがあるという。

366日間の単独世界一周という快挙だけでなく、オランダの青少年保護団体による航海禁止との法廷での争いも報道されている。13才の時から世界一周を計画していたオランダ当局は義務教育を終える前の航海を阻止していた。

英国のBBCは、ローラさんは海賊やサンゴ礁よりもオランダ当局との争いのほうが悪夢だったようだと述べたと報道している。CNNも歴史的かつ政治的な快挙であると褒めたたえている。
しかしながら、同じく最年少(17才)で世界一周を遂げたジェシカ・ワトソンの出身地であるオーストラリアの新聞ヘラルド・サンは、「ローラは航海中に何度も寄港している。それに対しジェシカは無寄港で世界一周を遂げている。」と最年少の地位を奪われ、やや批判的である。

ローラさんはオランダ人の両親が7年かけて世界一周航海を行なっている際にニュージーランド沖で生まれた。ローラさんは義務教育を終えたらニュージーランドに移住したいと述べている。
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16歳、ヨットで世界一周とはすごいことですね。でもオランダでは、義務教育を受けずに航海を続けたため問題となっています。
23日の月曜日、朝オランダのニュースを見ていたのですが。本件全く報道されず、私は驚きました。土曜日に到着したので、土日のニュースでは少しやっていたようですが、週明けの月曜日朝のニュースでも本来報道されるはずです。

会社に行って、同僚たちに確認すると。。。。
オランダ政府は、義務教育をうけずに数年も航海していたことを問題視していて、お祝いムードのニュースにしてしまうと、若い子たちが、自分も自分もと教育放棄することを恐れているのだそうです。

でもイタリアでこのような少年、少女がいたら、きっと国中大騒ぎ!コロンブス、マルコポーロの再来と盛り上がることでしょう。。。。オランダとイタリア、同じヨーロッパでも国民性は大きく異なります。



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この記事へのコメント

1. Posted by ryuji_s1   2012年01月27日 08:01
シロユキさん
オランダでは少女の世界一周は教育上の犬から蒸しされた様ですね

オランダは厳格ですね
2. Posted by シロユキ   2012年01月28日 05:42
ryuji_s1さん
→オランダは教育には厳しいですね。夏休み前の数日前から空港には警察がたくさん出ます。休み前から子供を休ませる親を補導、罰金など。教育には厳密です。
4. Posted by マカカちゃん   2015年02月18日 16:41
5 ナルホド。オランダについて少し知りたくて検索してこちらに到着しました。オランダはそんなに厳格な側面があるのですね。参考になります。

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