2011年01月27日

世界三大絵画を見に行く

みなさん、こんにちは!

私は2005年、イタリアに住んでから新たに興味を持ち、趣味になったことがいくつかあります。「和食以外の食べ物」、「ワイン」、「絵画、美術」の3つです。いずれもそれまではほとんど興味がなく、全くと言っていいほど知らないものばかりでした。

食べ物は和食ばかりで、イタリアン、フレンチなどはファミレス以外は知りませんでした。
ワインは酸っぱくてまずい飲み物と思ってました。
芸術は音楽と美術がありますが、学生のころは音楽をとってました。音楽、メロディーは人を感動させることができるけど、絵画、彫刻などの美術は一部のマニアだけが喜ぶものだと思ってました。

いずれもイタリアに行ってから、根底から覆り、今ではイタリアン、フレンチに興味を持ち、いろいろなレストランに行くようになりました。
ワインの奥深さは他のアルコールの比ではなく、美味しいワインは感動できます(でもビールが一番好きですが)。

そして、今日のタイトルにも関係している絵画、美術は、今では非常に好きになりました。イタリアにいたころは中世のころの宗教画、ラファエロ、ダヴィンチ、ボッティチェリ、カラバッジョなどが好きです。オランダに来てからは近代以降、ヴァン・ゴッホ、フェルメール、レンブラント、ピカソ、ルノワール、モネ、マネなどなど。

絵画はただの「1枚の絵」だと思っていました。でも実際にガイド、オーディオガイドで1つの絵の説明を聞くと、その絵の中にはたくさんの内容が含まれていて、その意味を1つ1つ聞きながら見ていくと、非常に面白いです。秘密や謎があり、今でも解明されていないものもあり、それもまた興味深いです。

画家の気持ちになって考えると、何カ月、ものによっては何年もかけて描いた絵、その中に毎日思いを込めて描いたわけです。それを思いながら絵画を見ると深く感動します。
絵を見るときはただ見るのではなく、必ずオーディオガイダンス、またはガイドブックなどの解説付きで見ることをお勧めします。ただ絵を見てもなかなかわかりませんが、解説があるとその絵のことがよくわかり、感動できます。

日本はお金持ちの国なので、ヨーロッパからいろいろな絵を借りてきて特別展をやります。2011年3月からは上野の西洋美術館でオランダの巨匠、レンブラントの特別展をやりますので是非行ってみるとよいでしょう!

だいぶ脱線しましたが、今日の記事のタイトルについて。
「世界三大絵画」って何かご存知ですか?私は最近知りました。

1.エル・グレコ作「オルガス伯爵の埋葬」~スペイン・トレドのサント・トメ教会
2. ベラスケス作「ラス・メニーナス(宮廷の女官たち)」~スペイン・マドリード、プラド美術館
3.レオナルド・ダ・ビンチ作「モナリザ」~フランス・パリ、ルーブル美術館
又は、レンブラント作「夜警」オランダ・アムステルダム、アムステルダム国立美術館

まずこれを知った時、誰が決めたんだろう?・・・と思いました。1と2なんて一般にはあまり知られてませんよね。東京の街頭でインタビューしたら、普通の人は1と2は出てこないでしょう。
でも1と2は確定なのです。
3がどちらかなのか微妙で、ダビンチのモナリザ、又は、レンブラントの夜景、だそうです。この2つの方がよっぽど三大絵画の気がしますが。

ダビンチの最後の晩餐や、ミケランジェロの天国と地獄、システィーナ礼拝堂の天井画は「絵画」ではなく「壁画」なので外されるようです。
だとしても、ラファエロのマドンナ、ボッティチェリのビーナス誕生、春、も入ってないんですね。


というわけで、ちょっと調べてみました。
エルグレコ作、オルガス伯爵の埋葬 (Entierro del conde de Orgaz)
http://www.salvastyle.com/menu_mannierism/elgreco_orgaz.html


ベラスケス作、ラス・メニーナス(女官たち)(Las Meninas)
http://www.salvastyle.com/menu_baroque/velazquez_lasmeninas.html

エルグレコは知ってます。かなり濃いーい、タッチの絵を描く画家です。でもベラスケス知らない。スケベなオジサンなんでしょうか。

この2つの絵、調べてみると、オルガス伯爵の埋葬 はマドリードのプラド美術館にあります。ラス・メニーナスはマドリード郊外のトレドにあります。

そしてさらに、ピカソの大作、ゲルニカもマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターにあります。

マドリードに行けば全部見れるじゃん!

以前からずっとプラド美術館に行きたかったし、スペインには2003年以来一度も行ってません。というわけで即決定!3月にマドリード、絵を見るために行ってきます!さっきフライトとりました。

まだ先ですが行ってきます!



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shiroyuki11 at 00:00│Comments(2)TrackBack(0)ART 

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この記事へのコメント

1. Posted by いしかわ   2011年01月27日 08:56
4 私、1999年1月にスペイン領のカナリア諸島(地図で言うとアフリカ大陸モロッコの横)の音楽祭に行った際の帰りにマドリードで1泊しましたが、ちょうど土曜で昼過ぎにプラド美術館に行きましたが、なんと土曜の14時(だったか13時)までの入館は無料となっており、入ろうとしたのがギリギリだったので無理やり押し込められて、チケットを買わずに入れた記憶が蘇りました。時間が短かったので駆け足での鑑賞でしたが、有名どころの絵は見れた気がします。アムステルダムでもレンブラントは見ましたが、やはり実物は違いますねぇ。フェルメールはご覧になりましたか?オランダに居れば30数点しかない彼の絵のなかなか見れないものが拝められるのではないでしょうか?(NYで3点、パリで3点(?)、ドレスデンで2点(?)、ベルリンで2点、アムステルダムで数点見た記憶があります。合ってますかね・・・?)
2. Posted by シロユキ   2011年01月27日 13:57
いしかわさん
→絵画も詳しいんですね!
今年3月からレンブラント展、上野の西洋美術館でやるようです。
ハーグのマウリッツォハウスは来年から長期改装に入るのでフェルメールはしばらく見られなくなります。もしかしたら真珠の首飾りの少女はその間に世界を回るかもしれません。日本でも要チェックですね。

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