2010年12月05日
オランダのシンタクラース
みなさん、こんにちは!
オランダではサンタクロースとは別に、「シンタクラース」というサンタさんそっくりな人がいて、人気があります。
みなさん、このシンタクラース知ってました?私は知りませんでした。イタリアやフランスではなじみがなく、もちろん日本では全く聞いたことがないですよね。
シンタクラースは11月中旬にお供のズワルトピートと共にスペインから蒸気船でやってきます。このイベントをイントフトといいます。
そして12月5日までオランダ各地を白馬に乗って行脚し、12月5日の夜にオランダのよい子たちにプレゼントを配るわけです。
シンタクラースは聖ニコラウスのことで、オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習があったそうです。
詳細はこちらをご覧ください。
http://utrecht.michikusa.jp/contents/netherlands/Sinterklaas.htm
ズワルピートというのはシンタクラースのお伴をしている黒人のことで、オランダではこのピートの方が人気があるのだそうです!
12月5日まではこのシンタクラースのイベントが続き、各商店はシンタクラースやピートをキャラクターにしてセールをします。
この写真はある店のポスター!左はシンタクラースの冠、右にはピートがいます、かわいらしいですね。
12月5日の前日に子供たちは暖炉の横に靴とその中に馬のえさのニンジンを置いておきます。次の日の朝には餌のニンジンがなくなっていて、いい子にはプレゼントが、悪い子には罰としてムチや杖が置いてあるのだそうです。
そういえば、アムステルダムの国立美術館の絵で、靴にムチが入っていて泣いている子供の絵があったなあ。これはこのシンタクラースのイベントを絵にしたものだったんですね。
というわけで今日12月5日はシンタクラースの日です。子供たちはちゃんとプレゼントをもらえたでしょうか?!!