2010年08月15日
ミシュラン3つ星、まき村(品川区)
2014年12月、ミシュラン東京2015にて3つ星昇格おめでとうございます!
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今週は東京のおいしいもの紹介Week!というわけで、実家のそばにある素晴らしい和食料理屋さんを紹介します。
まき村
住所:東京都品川区南大井3-11-5
TEL:03-3768-6388
休:日曜日
時間:12:00〜14:00、17:30〜22:00
オススメ度:★★★★★
雰囲気:★★★★★
●大森駅そばから2010年6月に現在の位置に移転。新築の落ち着くデザインのビルです。魚料理をメインとした和食創作料理。ミシュラン1つ星。名物の鯛茶漬けは絶品です!
コース料理のみの和食料理屋で、ランチは6000円から、ディナーは10000円からです。ランチ、ディナー共に前日までに予約が必要です。
コストパフォーマンスがとてもよくて最高です。接待にも使えます。まず一度ランチで行ってみるとよいでしょう!
JR大森駅から徒歩10分、京急線大森海岸駅から徒歩5分くらいのところにあります。
住宅地にあるのでかなりわかりにくいですが、頑張って探しましょう!
2010年6月に移転して新しくなりました。特注のデザインで全て角がない丸みを帯びた設計になっています。
この建物だけ特別な雰囲気がありますね。
角の入口から入ってみましょう!
入口(写真左)から入ると突き当り右側に扉があります。扉を開けると、素晴らしい!落ち着く和の空間が広がっています。
入って奥にはカウンターがあります。その対面には個室があります。
2つの個室を撮らせてもらいました。ランチは個室料金無料!お得ですね。今回は窓側ではなく、写真右側の個室を利用しました。
この日は夫婦で6000円と8000円のランチを1つずつ頼みました。
雰囲気のいい、落ち着く個室で和食のランチ、楽しみです。
今回のメニューはこんな感じです。
昼懐石
前菜、椀、造り、炊物、飯物、水菓子 6300円
前菜、椀、造り、焼物、炊物、飯物、水菓子 8400円
これから各料理を紹介しますが、季節によって料理は異なりますのでご注意ください。
ワインや、シャンパン、日本酒、焼酎も各種揃っていますよ!
まずは前菜から。本当にキレイで素晴らしい前菜でした。
1.前菜
数の子とイモ、トウモロコシの手まり焼き、かぼちゃ団子(フォアグラ入り)、鴨のロースト、サーモン手毬寿司、キスの手毬寿司、青唐辛子の輪切り。
写真右の「かぼちゃ団子」は中にウニが入っていて絶品。かわいらしい手毬ずしもおいしかったなあ。お皿もきれいですね。
お次はお椀、洋食で言えばスープですね。
2.椀
鱧(はも)とじゅん菜(鱧は天草産、じゅん菜は秋田産)
私は鱧(はも)というのはほとんど食べたことがありませんでしたが、骨切りをしてあって非常においしかったです。関東だとあまりなじみがないのですが鱧っておいしいんですね。じゅん菜は歯ごたえがあっておいしい。
左の写真は鱧を取り出して撮ったもの。わかりやすく椀から取り出して撮ってみました。
これは8000円のランチにつく料理です。
アワビのタタキ(もみじおろし、キュウリの花)
アワビはコリコリしておいしい!もみじおろしの醤油たれにつけると最高。
お次はお造り。まずお皿の豪華さ、綺麗さに感動しました。
3.造り
本マグロ、イカ、マコガレイ、ウニ(利尻島)、のり、ワサビ(御殿場のワサビ作りの名人セトさん)
(マコガレイはカボスと塩で)
本マグロの中トロ、本当においしかった!利尻島のウニもとろけるようで最高です。
見ても食べても最高のお造りです。
お次は8000円のコースのみのメニューです。
4.焼物
スズキの脂焼き、賀茂ナス田楽、大根おろし、ヤマモモ、ハス。
スズキは脂がのっていておいしかったなあ。
ナス田楽はナスと味噌の甘さが合ってこれもおいしかったです。
5.炊物
ズイキ(イモの茎)、ホウレン草、湯葉、ゼンマイ、柚子のフリーズ粉をふりかけ
ズイキにかかっている緑の粉は柚子のフリーズで、自家製だそうです。4種類の野菜料理がマッチしてとてもよかった。特に湯葉がおいしい。
お次はメイン料理!ここの名物料理の「鯛茶漬け」です。
6.飯物「鯛茶漬け」
鯛(愛媛、宇和島産)のゴマみそ和え、魚沼産コシヒカリ、漬物(キュウリ、ナス、ミョウガ)、海苔
鯛茶漬けの楽しみ方、その1
まずは炊きたての魚沼産コシヒカリをそのままいただきましょう。
料理としてはこのような感じで出てきます。奥にあるのが自家製の漬物、そして海苔。
手前がよそってもらったご飯、そして右下が鯛の刺身ゴマだれ和えです。ゴマダレがたっぷりかかっていて、このゴマだれがまたうまい!
鯛茶漬けの楽しみ方、その2
ご飯の上に、ゴマだれをたっぷりつけた鯛の刺身を載せて食べましょう!
鯛丼(たいどん)として食べます。これがまた抜群にうまい!
鯛丼を食べている最中に、いよいよお茶漬けのお出汁が登場してきます!
ゴマだれをたっぷりとかけていると足りなくなってくるので、追加でゴマだれをかけてください。
さあ、いよいよ鯛茶漬けですよ!ここまでで既にご飯を2膳も食べてます。。。
鯛茶漬けの楽しみ方、その3
これがここの名物鯛茶漬けです!
ご飯に鯛を乗せて、お出汁をかけます。ゴマだれも追加で入れてください。
まずは鯛が出汁の温度で半生に変わった状態で食べてください。半生の鯛茶漬けがまたうまい!半分柔らかく、半分白身の状態です。
鯛茶漬けの楽しみ方、その4
海苔をかけて完成です!
ここでは出汁の温度ですっかり茹でた白身に変わっています。この状態で食べるとこれまたうまいです。
いやあ、鯛茶漬け、本当に本当にうまいです。感動の味ですね。
鯛茶漬けの楽しみ方、その5
「お焦げはいかがですか?」ということで底にあるご飯のおこげをいただきました。これまたうまいっす。
鯛茶漬けの楽しみ方、その6
もう鯛はなくなっているのですが、お焦げご飯にゴマだれをかけ、お出汁を入れるとこんな感じ。
具はありませんが、これがまたおいしい!とってもおいしいです。
鯛茶漬けの楽しみ方、その7
ご飯もゴマだれも全てなくなりましたがまだお出汁が残っています。
「お出汁だけでもおいしいですよ!」ということでお出汁のみを飲んでみました。
これがまた味がきちんと出ていておいしい!!!お出汁の作り方は、天然水を温度を上げずに20度から30度の状態で前日の夜から昆布を漬けておくのだそうです。そして当日の朝にゆっくりと温度をあげて決して沸騰させません。ほんのりと、でもしっかりと味がついていて、お出汁だけで2杯も飲んでしまいました。
というわけで名物の鯛茶漬けは7度もおいしいスペシャルメニューです!店の予約時に「鯛茶漬けはありますか?」と必ず聞きましょう。これを食べないと!
最後はデザート。
7.水菓子
マンゴープリン、スイカ(丸)
佐藤錦のサクランボ
手作りのマンゴープリンがまた最高!球状のスイカもよかった。
さらに今回は特別に、高級サクランボで有名な佐藤錦を出してくれました。最高!
最後にお茶をいただいて締めました。いやあ、感動のランチ、素晴らしかったです。
品川区で唯一のミシュランレストラン、まき村。想像以上に素晴らしかったです。店のサービス、雰囲気、料理の器、見た目、味とどれも素晴らしかったです。また行きたいなあ。
みなさんも是非!かなり強くお勧めしますよ
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この記事へのコメント
大森で美味しいお店を探していましたら
こちらのブログに出会いました。
美味しそうなお写真と素敵な内容でしたので
弊社サイトでもご紹介させて頂きました。
http://shinagawa-house.net/
宜しければご覧下さい。
不適切でしたら削除いたします。
→いやあ、こちらこそリンクしていただきどうもありがとうございます!
ちなみに、うちの実家はこの「まき村」から徒歩5分のマンション群の1つです。ぎりぎり大田区なんですけどね。
どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。