2009年10月08日

骨髄バンクに登録しました!

みなさん、こんにちは!日本に帰国して1週間が経ちました。今週は賃貸アパート探し、住民登録や免許更新、電化製品を買ったり、各種手続きや住所変更などなど毎日忙しいです。

その合間に献血ルームに行ってきました。

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献血ではありません。

以前からしたかった、「骨髄バンク」のドナー登録に行ってきました!

 

 

学生のころにもドナー登録をしようとしたのですが、当時は登録がもっと面倒で、結局しませんでした。

しかし今は最寄りの献血ルームで骨髄バンクのドナー登録が簡単にできます!

登録方法は、用紙に名前や住所などを書き、簡単な問診を行い、採血2mlをするだけ!わずか10分程度で完了です。採血2mlというのは本当に少しの量です。献血では200ml、400mlの血を抜くので、それに比べたら本当にわずかの量です。

私はこのブログでみなさんにドナー登録を勧めることはしません。ドナー登録は非常に簡単ですが、その後、実際に患者さんに骨髄移植をするのはかなり大変だからです。

骨髄移植までの流れを簡単に書きます。もしドナーの骨髄の型と、患者さんの型が一致した時、ドナーにその旨の通知が来ます。ドナーは指定の病院に行き全身麻酔をして注射器で骨髄液を0.5〜1.0リットル抜かれます。ドナーはその後2、3日間の入院が必要となります。そして、骨髄液を患者さんに移植して、患者さんは完治することができます!このように全身麻酔をしますし、入院が必要なので、ドナーの負担は大きいです。ほとんどありませんがドナーへの健康被害例もあります。このように危険性もあるため、登録したからと言って必ず提供しなくてはならないわけではなく、通知が来たあとにドナーは断ることもできます。

このように負担が大きいため私はみなさんにドナー登録をお勧めすることはしません。ただ、白血病に対してはこの骨髄移植しかほとんど治る方法がなく、同じ型は数万人に一人(血縁以外で)なので、多くのドナー登録が必要です。もし興味がある方は「骨髄バンク」で検索してまずは勉強してみてください。

さて、実際の登録の様子に戻りますね。

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採血後、飲み物やお菓子を食べることができます。

たくさんの種類があってびっくりです!

せんべい、クッキー、チョコレートやハーゲンダッツのアイスクリームまでありました!内容は各献血ルームで異なるようですね。

 

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せっかくなのでハーゲンダッツをいただきました。

骨髄バンクのパンフレットを見ると。。。。。表紙の絵はオランダのブルーナーさんのイラストでびっくり!

ブルーナーさんの作品としては、日本では「ミッフィー」ちゃんが有名ですよね。

ちょうどオランダからの帰国直前にオランダのユトレヒトに遊びに行き、ミッフィー博物館に行ってきたばかりだったので縁を感じました。やっぱりドナー登録してよかったなあ。

 

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最近の献血ルームはすごいですよ!

日によっては、占い、ネイルケア、まつ毛パーマなどを無料でやってくれるんですよ!!!

 

これらは献血をした人、またはドナー登録をした人へのサービスです。予約が必要のようですね。


以下は脱線。骨髄バンクについてではなく、献血について。

うれしいことに最近ルールが変わって、海外から戻った後、4週間後から献血をすることができるようになりました!

ちなみに骨髄バンクのドナー登録は、海外に行ってきた直後でも問題なくできます。

昔のルールだと、ヨーロッパに住んでいた人、または1日でもイギリスに行ったことがある人は献血が2度とできない、というものだったのですが、変更になったそうです。

私は献血が好きで今まで45回ほど献血をしております。ヨーロッパ赴任でもう一生献血ができないとガッカリしていたのですが、1ヶ月たった11月からまた献血ができますよ!!献血100回目指して頑張ります!


 

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というわけでこれが骨髄バンクのドナーカードです。

患者さんと適合するといいなあ。

一人でも多くの患者さんが完治することを願います。

 



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shiroyuki11 at 03:35│Comments(5)TrackBack(0)日常 

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この記事へのコメント

1. Posted by iaioi   2009年10月08日 18:06
骨髄バンク登録ですか!素晴らしいですね。
海外ドラマなどで骨髄移植の様子を見ていて、私には無理とか思っていたんですが、シロユキさんすごいです。

ちなみに、私も献血できるんですかね?
ホームページを見ると、遠慮されちゃう様なんですよ
変更になったのか、今度聞いてみます

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海外旅行者及び海外で生活した方
■ 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)について
アイルランド・イタリア・オランダ・スペイン・ドイツ・フランス・ベルギー・ポルトガルに、昭和55年(1980年)から平成16年(2004年)までに通算6か月以上の滞在(居住)歴のある方。
2. Posted by tajitajix   2009年10月08日 22:07
ドナー登録は前から考えてたのですが、忙しくなってきて忘れてました。
帰国早々登録とは流石です。

でも待合室でよく写真を取れましたねぇ。
3. Posted by シロユキ   2009年10月08日 23:57
iaioiさん
→献血については確認した方がいいですね。自分のヨーロッパ滞在履歴を説明すれば、すぐにOKかどうか分かりますよ。
ヨーロッパでは献血とかどうしているのでしょうか?献血カーとか、献血ルームとか一度も見たことがなかったので。。。。ヨーロッパの若い人は献血やっているのかなあ。人間の血は作ることができないし、作り置きもできないので常に献血が必要です。もし知っていたら教えてください。

tajitajiさん
→土日も受付しているので最寄りの献血ルームにいって見てください!是非!
4. Posted by iaioi   2009年10月12日 22:16
イタリアでは病院や保健所なんかで献血しているみたいです。
あと、献血をするボランティア団体がいて、それが大きく貢献している様です。だから、大きく献血カーとか献血ルームがないんですね〜
ちなみに、義兄さんがAB rh-(イタリアでも希少)なので、血液バンク(?)に登録していて時々献血しているみたいです。足りない時には病院から直に電話も来るとか
5. Posted by シロユキ   2009年10月13日 20:33
iaioiさん
→なるほど、イタリアだけでなくヨーロッパ全体がそうなんでしょうね。なんか、ミラノDuomoとかヴェネツィアのサンマルコ広場とか、ローマのサンピエトロ広場、トレビの泉などで献血カーがでてたら雰囲気はあまり良くないですしね。。。。献血をするボランティア団体というのが素晴らしいですね。きっと敬虔なキリスト教徒たちなのでしょう。病院から直接電話というのもすごい!日本以上に、献血する人としない人が極端にわかれそうですね。ABのRHマイナスですか!私はABのRHプラスです。

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