2008年08月13日
ピエモンテ州、Barbaresco(バルバレスコ)村のカンティーナ、Moccagatta(モッカガッタ)
6月の終わりの週末、ピエモンテ州にワインのカンティーナ巡りをしてきました。一日に5箇所も行きましたよ今日からしばらくはその様子をお伝えします。
まずはイタリア3大ワインの1つ、Barbaresco(バルバレスコ)の産地、ずばりそのままBarbaresco(バルバレスコ)村です。
Barbaresco村の中心は非常に小さく、バスケットボールのコートくらいの広場があるくらいです。でも周りにはブドウ畑が広がり、ここで作られるワイン、Barbarescoはイタリアだけでなく、世界中に輸出されています。
BarbarescoやBarolo(バローロ)を作っている中でもトップの生産者、GAJA(ガヤ)です。事前に見学の予約を試みましたがダメでした。GAJAは非常にこだわってワインを造っているそうです。まずはブドウを間引きして極端に数を少なくします。そうすることによって、より濃いブドウとなります。その分生産量は減りますが。そして長期保存に耐えるように、特注のかなり長いコルクを使っているそうで、この長いコルクが非常に高価なのだそうです。作り方も独特で、非常に手間ヒマをかけ、全てにおいて高級なものを使っているのだそうです。だから1本300ユーロとか500ユーロとかするのでしょう。一度飲んでみたいものです。
Barbaresco村から車で5分くらい行くと、ブドウ畑に囲まれたカンティーナがあります。
Moccagatta(モッカガッタ)
地域:Piemonte(ピエモンテ)
住所:Strada Rabaja 46 ,12050 Barbaresco(Cn)
TEL:0173-635-152
オススメ度:★★★★
要電話予約
●Barbaresco村にあるカンティーナ。Barolo、Barbarescoなど。
Moccagatta(モッカガッタ)というカンティーナで、ここで作られているワインは、イタリア最高評価誌『ガンベロ・ロッソ』で審査される約3万本の全イタリアワインの中で、わずか270本しか選ばれない最高満点評価の
トレ・ビキエーリ(3グラス)を獲得しています。ガンベロ・ロッソの評価では、1グラス〜3グラスまであり、3グラスが最高評価!ミシュランで言えば星3つ、というところでしょう。見学には事前の電話予約が必要です。
早速中に入ってみましょう!
創始者の2人はもうなくなられたそうです(写真左上)。数々の表彰状が飾ってありました(左下)。日本の輸出業者からもらった掛け軸のようなものもありました。
隣の部屋にはたくさんの売り物のワインがありました。そして写真右がここMoccagatta(モッカガッタ)のラインナップです。右の2つにはピンクのラベルがしてあります。これはDOCGというイタリア政府認定のワインです。
試飲では、新しいものを開けてくれました。
かなり強い香りで素晴らしい!
庭に出ると丘陵地帯にたくさんのブドウがなっていて非常にきれい、素晴らしい眺めです。
Barbarescoのワインが30ユーロ以下と比較的お手ごろでした。ミラノ在住のみなさん、よかったら電話予約をして9月以降の土曜日にでも出かけてみてください(たぶん8月は休みです)。