2008年05月28日
ワインと美食の街「ボーヌ(Beaune)」〜ブルゴーニュ地方
ブルゴーニュ旅行の続きです。Dijon(ディジョン)から南に60kmほど行くと、ブドウ畑に囲まれた、ブルゴーニュワインの産地「ボーヌ(Beaune)」に着きます。
地図で言うと赤い枠のところがボーヌです。パリから直線距離なら250kmくらいと割と近いですね。
ちなみに私は今までフランスのいろいろな街に行きました。マントン、ニース、モナコ(モナコは国ですが)、リヨン、ディジョン、ボーヌ、アヌシー湖、エビアン、そしてコルシカ島まで!
でも実はパリにはまだ一度も行ったことが無いです。早くパリに行きたいですね。でも個人的にはフランスやイタリア、その他ヨーロッパの国々では田舎町の方が風情があって好きです。
ボーヌは人口わずか2万2千人という田舎町ですが、とても風情があっていい街でした。私は今回のブルゴーニュ旅行でこのボーヌを一番気に入りました。
中心は城壁に囲まれています。
ボーヌは13世紀から交易都市として栄え、領主の保護が期待できないので強固な城壁が築かれたそうです。
でも城壁の周りを車でまわってもわずか1km程度とかなり狭いです。その城壁の中には見所やおいしいレストランがたくさん!
下の写真は城壁に沿って走りながら撮ったものです。
城壁のすぐ外側にある市庁舎です。ここでは様々なツアーが企画されていて、私たちはワインサファリという、ブドウ畑、ワイナリーを巡るツアーに参加しました(後日報告予定)。
上の地図の北にある門をくぐって城壁の中に入ってみましょう。
中心部にあるノートルダム大寺院です。
内部は壁画や装飾はなくシンプル。フランスの教会はイタリアとは異なり、このようにシンプルな内装の教会が多いですね。
豪華な住宅を見つけました。屋根が綺麗な模様になっていますね。
ここは「Marche aux Vins=ワイン市場」という、ワインの試飲所です。ブルゴーニュの代表的なワインを試飲できます。赤ならサントネー(Santnay)、やポマール(Pommard)、白ならムルソー(Meursault)など。申し込めば1911年から続くワインカーヴの見学もできるそうです。今回は入りませんでした。
さあ、いよいよボーヌの中心にある広場まで来ました。この周りはワインセラーやおいしそうなレストラン、みやげ物やなど目白押しです。
小さなお惣菜やさんです。よく見るとエスカルゴやその他美味しそうなフランス料理のおかずがいっぱい!ここで買ってホテルの部屋でワイン飲みながら食べてもかなり贅沢な食事と言えます。さすが美食の街!
中心で面白いポスターを発見!ブルゴーニュワインの宣伝ですね。スーツを着た人が白ワインを持っていて、その甘い香りでたくさんの蜂が追いかけてきたという感じでしょうか。さすがです。
ボーヌにはたくさんのワインセラーがあります。フランス語でWine(ワイン)はVins(ヴァン)と言います。また、フランスではワイン蔵を「カーヴ」というそうです。元々はCave=洞窟、蔵からきているそうですよ。どこも品揃えが充実しています。そしてかなりオシャレな雰囲気ですね。
ボーヌでは2泊しました。昼も夜もフランス料理を食べましたが、どれも非常においしくて感激しました。その美味しい料理の様子は明日紹介します。