2006年04月28日

チュニジア旅行〜5日目〜カルタゴ遺跡に行きました

チュニジア5日目。今日はCarthago(カルタゴ)遺跡に行ってきました。

カルタゴ遺跡は1979年世界遺産に登録されました。カルタゴは2800年前にフェニキアの王女エリッサにより作られた町で、大都市になり栄えました。その後ローマ帝国との3度の戦いに敗れ、カルタゴを恐れたローマ帝国は最後には塩を町中に撒いて二度と復興できないようにしたそうです。今は大統領官邸があったり、高級住宅街になってます。

かなり期待していったのですが、全体的に保存状態もあまりよくなく、文献や資料なども少なかったのでちょっとがっかりでした。遺跡の数もそれほど多くなく、中にはただの公園?見たいなところもありました。説明文などもなく、ガイドブックを持っていかないとつらいです。「アントニヌスの共同浴場」はその中でもまだ柱や床や壁が残されていて、当時の様子が分かりました。

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首都チュニスから12km、電車で30分くらいです。ここはカルタージュ・サランボ駅。チュニジアンブルーと白で塗られた駅舎です。

 

 

 

 

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「トフェ(タニト神の聖域)」。当時カルタゴでは幼児を神へ捧げるといういけにえの習慣があったそうです。敷地内には写真のように小さな墓が並んでました。

ただ当時は幼児の死亡率が高かったのでその墓ではないかという説もあるそうです。

 

 

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「アントニヌスの共同浴場」です。ここと隣接して大統領官邸があってびっくり。写真を撮っていて、官邸の方向にカメラを向けるとおこられます。。。

ここはローマ皇帝のひとりアントニヌスにより紀元前150年くらいに作られた共同浴場。当時2階建てで、更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナ、プール、噴水、談話室など100を越える部屋が左部分と右部分、左右対称に配置されていたそうです。壁にはフレスコ画、柱には彫刻、床にはモザイクが敷き詰められ豪華な作りだったようです。1980年から1988年にかけてユネスコの協力で修復、復元されたそうで、そのために結構当時の様子が分かりました。

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最後にカルタゴ博物館に行きました。カルタゴで発掘された品々が展示してあります。上の写真はモザイク画の一部。結構精巧な絵でした。

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当時から芸術が発達していたことが分かりました。他にも壷や仮面などがありました。

 

この後大雨が降ってきて大変でした。他には「古代カルタゴの港」、「サン・ルイ教会」、「ローマ人の住居」などを回りましたがそれほどではなかったです。

 

060428-tunisia30

首都チュニスの中心にある広場。中心にはどでかいフランス大使館があり、街中にはフランス人風の警察官などもいて、まだ植民地の影響を受けているなあ、という感じでした。

 



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