2013年05月

2013年05月09日

オランダニュース、5月上旬

みなさん、こんにちは。
最近時間がなくてブログを書く時間がまったくありません。。。すいません。。

以前から書いているサルデーニャ南部編もまだ終わってないし、3月のミラノ出張時に行った店についても書きたいのですが。。。もう少々お待ちください。

というわけでまた、最近のオランダ近辺のニュースです。


ベルギー、300年間海底に沈んでいたワインを競売
アントワープのオークションハウス“シルヴィー”(アンティークワインのスペシャリスト)は1735年の6本のワインを競売にかけた。ワインは18世紀に北海に沈んだ船"'t Vliegend Hert"(飛ぶ鹿)の残骸からダイバーによって発見されていたものだ。 ベルギーワインウォッチャー協会のワインコレクターで知られるクリス ティラン氏は、この歴史的な瓶のために9700ユーロを捻出した。

オークションは北欧諸国やドイツ、オランダ、イタリアなど多くの国からバイヤーを集めた。 このガラス瓶は非常に壊れやすいので、アメリカやアジアなどの買い手に対しては、おそらく長旅に耐えられないだろうと、事前に説明がされていた。 これによりアメリカやアジアからの入札は皆無だった。

この6本は購入者が1本は試飲できるように、またもう1本はさらに寝かせることができるように、2本ずつに分けられ競売にかけられた。 開始価格はどのロットも2000ユーロに設定された。3100ユーロのロットが2つ、残り1つは3500ユーロという値段をつけた。この値段は果たして高いのか安いのか? 300年の時を海の底で経た今、ワインはどのような味がするのだろうか?

1735年2月の沈没事故 "飛ぶ鹿"は1602年に設立されたオランダの"東インド会社(VOC)の船だった。 1735年2月3日東インドの旅に向かったが、ベルギーの海岸(ゼーブルッヘ港20キロメートルの海域)で砂州に接触し沈んだ。 この事故での生存者は一人もいない。 黄金のコイン2000枚を含む船の残骸は1981年に発見された。 ワインボトルの詰まったコンテナは博物館に寄贈されていたが個人の手に渡っていた物もあった。



オランダの「ダム」をベニスに輸出
オランダの建設会社ストルクトン社は、水没の危機にあるベニスを救うためにプロジェクトを受注した。オランダは治水工事では世界一のレベルを誇る。
ストルクトン社の子会社であるストルクトン・イメーション・プロジェクト社は、ベニスを洪水から守るため8箇所にコンクリートのケーソン(水中構造物)を埋め込む。

ベニスは毎年のように洪水に襲われている。昨年末には道路が1メートル近い水に覆われた。一基約21,000トンのケーソンは可動障壁として水中に埋め込まれる。ストルクトン社はベニスの当局からこのプロジェクトを受注、イタリアのクロディア社と共同で工事を行う。受注総額は800万ユーロと見られている。プロジェクトは2014年の夏から開始、数ヶ月かかる見込み。

★確か、ベネチアの海上にて海水量をコントロールする大規模な施設?システムを以前から作っていたと思うのですが、進んでいないのでしょう。。。オランダの治水は世界一なのでこれで改善するとよいですね。


オランダ人85%が王室支持
 4月30日の新国王即位式をひかえオランダ中がオレンジ一色となっているが、過半数の国民が王室擁護派であることが世論調査でわかった。85%以上が君主制を支持、共和制を希望するのは残りの15%に過ぎないという結果が出ている。
21世紀の初めには君主制支持派が減少傾向にあったが、2003年から80%から87%と安定している。

ただ君主制を支持する一方で、半数近くは国王が国会での組閣に関わるべきでないと考えている。さらに3分の1は国王から法的な役割を一切なくすべきだとし、17%は逆に国王の権力を拡大すべきだという意見。

新国王となるウィレム・アレキサンダー皇太子は80%の人が信頼がおけると答えている。しかしながらこれまでマキシマ妃の人気が高まる一方で、皇太子の影は薄れていたことは否めない。また、ベアトリクス女王に関しては近年ますます民衆に近づいてきたという声が高い。

オランダ王室の名前は「オラニエ・ナッサウ」(オレンジ)家であることにちなみ、女王の日にはオレンジの服を着用したり、街中がオレンジ色となる。サッカーなどのスポーツのユニフォームも国際試合ではオレンジ。


★日本からは皇太子夫妻が来蘭されたので日本でも大きなニュースとなっていましたね。
私はこの戴冠式の日はオランダにおらず、テレビすら見てませんが。。。


オランダ、「国王の歌」作曲家が批判に屈し取り下げる
来るオランダ新国王戴冠式に向けてジョン・エウバンクにより作曲された「国王の歌」が発表された。この歌は4月30日の戴冠式に歌われる予定。ところが発表された時点で、ツイッターやフェイスブックで酷評された上、「この歌を取り下げろ」というウェブサイトまででき、数万人がこれに署名するという事態に陥った。
批判は、歌詞がひどいというものから曲がコールドプレイの「パラダイス」にそっくりだというものまであり、収集がつかないくらいに膨れ上がった。
怒ったジョン・エウバンクは本日、ツイッターアカウントをブロックしこの歌を引っ込めると発表した。そして批判者たちに対して「代わりの作曲家を見つけたら、また楽しんでくれ」と捨て台詞を残している。

エウバンク氏は、戴冠式委員会(het Nationaal Comite Inhuldiging)の依頼でこの曲を作曲したもの。

★上海万博のテーマソングも似たような騒動ありましたね。国歌などは昔の人が作った古い曲だからよいのであって、現在の人が作曲すると批判されるのでしょう。



shiroyuki11 at 05:34|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)