2010年02月
2010年02月27日
赤ワイン、Montefalco ROSSO(モンテファルコ・ロッソ) 2005
うちにはイタリアで買ってきたたくさんのワインがありますので、その味について感想を書きます。
これはイタリア、ウンブリア州、Montefalco(モンテファルコ)に行って買ったワインです。
名称 Montefalco 2005
品種 Sangiovese、Sagrantino
香り プルーン、ヴァニラ
色 ルビー色
重さ ミディアムボディ
評価 ★★★
モンテファルコはペルージャの少し南にある小さな町です。
ブドウの品種は以下の2つです。
Sangiovese(サンジョベーゼ)、Sagrantino(サグランティーノ)
サンジョベーゼはChianti(キャンティ)やBrunello(ブルネッロ)などにも使われるトスカーナで主流のブドウ品種です。
香りはチェリー、イチゴ、プルーン、ヴァニラなど。2005年ですが十分飲みごろな感じですね。
ごく辛口ですが口あたりはなめらかで、酸はまだまだしっかりしています。ミディアムボディの飲みやすいワインでした。
イタリア政府が認定したDOCです。
さらに上のレベルはDOCGがあります。
DOCGなら美味しいというわけではありませんが、政府が規定した規格に合ったワインです。
トマトパスタによく合いました。
今日は久しぶりにワインを飲みました。やっぱりイタリアワインは美味しいですね。
今日は手抜きで申し訳ありませんが以上です。
2010年02月22日
ミラノ郊外、ミシュラン2つ星の店Antica Osteria del Ponte(アンティカ・オステリア・デル・ポンテ)
今日は、ミラノ郊外にある、ミシュラン2つ星のレストランを紹介します。
Antica Osteria del Ponte(アンティカ・オステリア・デル・ポンテ)
住所:Piazza G.Negri 9,Cassinetta di Lugagnano,20081 Abbiategrasso
TEL:02-942-0034
休:日曜、月曜
オススメ度:★★
雰囲気:★★★★★
地下鉄緑線(M2)Abbiategrasso駅からタクシー
●ミラノ郊外(西20km)、Cassinetta di Lugagnanoの中心にあるミシュラン2つ星レストラン。店内は家庭的で落ち着く素晴らしい雰囲気。店の奥には緑で囲まれた中庭があり、外には小川が流れています。天才料理人エツィオ・サンティン氏が腕をふるう料理は繊細で独創的。
ここはミシュラン3つ星の時もありました。現在は2つ星。イタリアで2軒目にミシュラン3つ星を獲得したレストランとして有名です。
もちろん、イタリア初のミシュラン3つ星レストランは、天才シェフ、マルケージの店ですよ(クリック)!
ここには「3分で読めるイタリア最新ビジネス・ニュース」でおなじみのムッチーナ夫妻と一緒に行きました。ムッチーナさん、Giuseppeさん、どうもありがとうございました。
この店は前から一度行ってみたかったレストラン!楽しみにやってきましたよ!
店の内外には輝かしい賞状などが飾ってありました。すごい。
まずは店に入ってすぐの部屋をご覧ください。まったりと落ち着く雰囲気で素晴らしいです。
この奥がレストランになっています。手前の部屋が素晴らしくて感動しました。このソファーに座ってまったりしたいですね。
この店の天才料理人エツィオ・サンティンの写真が飾ってありました。
Giuseppeさんのおかげで彼に直接会って少し話をすることが出来ました。
写真はのちほど。。。。
さあ、奥のレストランの様子です。この店内も素晴らしい!!!木の作りの温かみのあるレストランですね。さりげない装飾もいいですね。何時間でもいたい感じです。
さあ、テンションが上がってきました。絵皿もきれい。
さあ、おいしい食事の始まりです!
まずはお通し、アペリティフです。野菜のペーストにセロリの角切りがちりばめてあります。さっぱりしておいしい。
プリモ(Primo)はパスタにしました。
Spaghetti alla matriciana di scampi = 34euro
スパゲッティ、アマトリチャーナです。普通はパンチェッタ、豚肉で作るのですが、スカンピ(Scampi)、エビを使っているということで楽しみです。
さすが元ミシュラン3つ星、現在2つ星の店だけあってサービスも素晴らしいですがお値段もすごいです。
このパスタはとっても美味しかったですが、量がかなり少ないですね。物足りない感じです。
お勧めのAlto-Adige(アルト・アディジェ)の白ワインを注文しました。おいしいです。
お次はメイン、セコンドです。
私はこれを注文しました。
Scampo,rombo e capesanta in un brodetto di verdure profumato allo zenzero e menta = 42euro
エビ、ヒラメ、ホタテが入っています。美味しいですがまたまた量が少ないですね。42ユーロというのもかなり高い。まあミシュラン2つ星なら仕方ないんでしょうね。
左は、トンノ(Tonno)、マグロの切り身のグリルです。
Trancio di tonno rosso dei nostri mari, piccole verdure alla ligure, bruschetta al pomodoro = 42euro
右は、ヒラメのエスカロップ。
Scaloppa di rombo chiodato panato con pane grattugiato cotto in padella,
prezzemolo e timo, crema alla cipolla rossa e pomodoro candito = 42euro
普通エスカロップというのは子牛を薄くのばしソテーにした料理のこと。それをヒラメで作っています。赤玉ねぎとトマトのちょっと甘いソース。
そして、お待ちかねのデザート、ドルチェ(dolce)です。
ドルチェを頼むと、その前のプチドルチェが必ず付いてきます。
ジェラート、ソルベなど美味しい。
ドルチェはどれも18ユーロとやはり高め。でもプチドルチェつきですからしょうがないかも。
Mousse di cioccolato fondente con all'interno una crema liquida di cioccolato bianco e un gelato al pepe di Jamaica =18euro
これは食べてないですが美味しそう。チョコレートムース、チョコレートアイスとチョコずくしですね。
Bianco mangiare alle mandorle,albicocche sciroppate al caffe, cremoso al cioccolato bianco, insalatadi albicocche e gelato all'olio extra vergine di oliva = 18euro
これもキレイ!!ホワイトチョコレート、バニラジェラートなど。
Coppa di fragoline di bosco all'Aceto Balsamico Tradizionale di Modena, crema pasticciera alla vaniglia e gelatina al miele = 18euro
私はこれを注文しました。かなり変わったデザートですね。中に木イチゴが入っていました。モデナの伝統デザートのようです。
というわけで最後にオーナーシェフ、エツィオ・サンティン氏にも会うことが出来ました。
ここ「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」は何と東京にも支店があるようですよ!東京は丸の内の丸ビル36階に入っています。Googleなどで検索するとすぐに出てきますよ!でも東京支店もかなりいいお値段がするようです。
これは2009年秋の様子ですが、サンティン氏はこの数日後に東京支店に訪れるそうで、もし東京支店に来たらいろいろサービスするよ!と言ってくれました。
実際には行けませんでしたが、いつか東京支店にも行きたい。景色も抜群でよさそうですよ。
お高いですが、コース料理にして前菜からデザートまで食べると堪能できそうですね。
私としては珍しく高級店に行ってみました。サドレル(Sadler)、Marchesi(マルケージ)の時も思いましたが、私は高級レストランでお上品にチョコット食べるよりも、食堂風のトラットリアでワイワイと食べる方が好きかな。
というわけで、よかったら行ってみてください!
2010年02月21日
川崎のおススメのイタリアンその2、Cucina il tetto(クチーナ・イル・テット)
みなさん、こんにちは。
今日は、先日紹介した川崎市のイタリアン、Furubo(フルーボ)のすぐ近くにあるイタリアンレストランを紹介します。
Cucina il tetto(クチーナ・イル・テット)
住所:川崎市幸区鹿島田1133
TEL:044-511-8686
休:水曜日
オススメ度:★★★
雰囲気:★★
南武線鹿島田駅から徒歩1分、横須賀線新川崎駅から徒歩5分
●フレンチ出身の橋本シェフによるイタリアン料理の店。石釜で焼くピザも美味しい。
まずは店内の様子です。
石釜で焼くピザも美味しいです。毎日日替わりのお勧めが黒板に載ります。
この日は記念日だったので、イタリアから持ってきたBarbaresco(バルバレスコ)を持ち込みました。
持ち込み料金は1本1000円とお手頃です(自由が丘のイタリアンでは持ち込み料1本3000円以上なんてざらにあります)。
まずは前菜。
真鯛のカルパッチョ、ミズナと一緒に和風ドレッシングで食べると美味しい!
続いてはPrimo(プリモ)。
揚げナスとモッツァレラチーズのトマトソース=1100円
クワトロ・フォルマッジPizza(4種チーズとクルミ)=1400円
手打ちのパスタ、タリアテッレです。うまい。ピザは石釜で焼いているだけあって美味しかったです。
続いてSecondo(セコンド)。
アクアパッツァ=1500円
牛肉のグリル、赤ワインソース=2800円
アクアパッツァが素晴らしかったです。エビ、タコ、ホタテなどなど。新鮮な魚介類のアクアパッツァ、うまい!こういう魚介類のイタリア料理は日本の方が種類豊富で美味しいかもしれませんよ!
牛肉のグリルは肉が分厚くてやわらかく、野菜も合わせてうまかったです。Barbarescoにもよく合います。
Dolce(ドルチェ)は記念日ということで特別に盛り合わせにしてくれました。4種類のデザートがのってます。ジェラート、ごまプリン、タルト、どれもうまいです。コーヒーもイタリアンコーヒーでおいしかったなあ。
最後にシェフと一緒に写真をとりました。
おいしいイタリアンどうもありがとうございました。
ランチはお得なセットがあっておススメです。よかったらどうぞ!
2010年02月20日
シチリア島、第二の都市、Catania(カターニャ)で日本人すし職人募集中!
みなさん、こんにちは。
ミラノ在住の私のお友達Nさんからメールをもらいました。
シチリア島、Catania(カターニャ)で寿司レストランを開いている友人から至急、日本人すし職人を募集したい!ということです。
せっかくなら私のブログで募集しましょうか?ということで今日はお仕事募集のお知らせです。
ブログだと不特定多数の方が見ますので、店名、詳しい情報は伏せます。
待遇は下記の通りです。興味のある寿司職人の方は私にメールください。その後、店名やこの店のHome Pageアドレス等をお知らせします。
以下はレストラン側が負担します。
*航空券
*アパートの家賃
*給料1500〜1800Euro(能力による)
*最初のイタリア語の学費
若くてやる気のある人、イタリアという社会に入っても臨機応変に対応できるひと。1名急募!
うーん、私が若かったら手を挙げたい!
カターニャはセリエAのチームに森本がいますよ!レストランはカターニャの街中で海がすぐそばです。休みの日は海水浴もできますし、リゾートのTaormina(タオミーナ)にも割と近いです。
ただ、カターニャはシチリアの州都、パレルモに次いで治安が悪いのでご注意ください。また、本件に関して私は責任をとれませんのでご自分で判断してください。
Catania(カターニャ)の街並み
http://blog.livedoor.jp/shiroyuki11/archives/51362833.html
Taormina(タオルミーナ)
http://blog.livedoor.jp/shiroyuki11/archives/51362832.html
シチリアについて全般
http://blog.livedoor.jp/shiroyuki11/archives/cat_50025719.html
日本からいきなりシチリア島のカターニャで寿司職人として働くなんて夢のようですが、大変なことも多いと思います。
そう簡単には応募者がいなさそうですが、やる気のある方ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
2010年02月19日
イタリアの有名シェフ「ネコの肉はうまい」と発言し非難殺到!
今日はこの記事から。驚きました。。。。
http://news.livedoor.com/article/detail/4612154/
ネコ好き(イヌも大好きです)の私としてはショック。
----イタリアの有名シェフ、ペッペ氏がテレビ番組放送中に、「ネコの肉は他のどんな肉よりうまい」と発言し、視聴者や動物愛護団体から非難が殺到した。----
ネコのキャセロール(お肉を野菜と共にオーブンでじっくりと煮る家庭料理)が彼の出身地のトスカーナ地方の郷土料理??!!
本当でしょうか。。。。
ネコをだっこしながらテレビを見ていたイタリアのシニョーラが、「マンマミーア」と言っておこっているようすが目に浮かびます。。。
そしてその後の対応もすごいです。
----事態を憂慮し政府もコメントを発表した。フランチェスカ福祉部次官は「ベッペ氏の言動はネコを育てる人を無視したあるまじき発言」と痛烈に批判し、動物虐待の可能性も視野に入れて調査をするとした。----
政府が動いて調査中、ということで国全体の大きな問題となっているようです。
イタリア在住のみなさん、テレビニュースでは報道されているのでしょうか?よかったら教えてください。
2010年02月17日
川崎のおススメのイタリアン、Furubo(フルーボ)
今日は川崎のおいしいイタリアンレストランを紹介します。
東京に戻って、東京の美味しいレストランも発掘しよう!ということで時々行くようにしてます。この前は自由が丘の町を歩き回って5,6軒のレストランを見ました。ただ、これはいい!と思えるところがほとんどありませんでした。しかも土地柄高い!
その点、川崎や千葉などはコストパフォーマンスもよくていい店が結構ありますよ!
Furubo(フルーボ)
住所:川崎市幸区下平間131
TEL:044-555-1990
休:日曜昼、月曜
オススメ度:★★★
雰囲気:★★★
南武線鹿島田駅から徒歩2分、横須賀線新川崎駅から徒歩10分
●ミラノのレストランで9年修行した多田シェフによる料理は日本人にも食べやすく、どの料理もおいしい!
まずは店内の様子。縦長の店内は手前がカウンター、奥がテーブル席です。この日は6人で食べに行きました。
まずは前菜3品です。
左上から時計回りに、
小海老とカブのマリネ=580円
新じゃが芋とアスパラのゴルゴンゾーラ=580円
下関産 殻付カキ(2個)=850円
カキが大きくて最高!新じゃが芋とアスパラのゴルゴンゾーラも外が固くて中が柔らかく、面白い食感、そしておいしかったです。
ワインはまずは白ワイン。Orvieto secco(オルヴィエート・セッコ)=3200円。オルヴィエートのワイン、イタリアなら10ユーロ以下ですが、やはり日本だと高いですね。仕方ないですが。
ワインが1本空いたところでビールのピッチャーを注文しました。
いやあ日本の生ビールはうまい
お次はプリモ!日本のイタリアンのパスタも美味しいんですよ!
本たらば蟹とアスパラの洋酒煮トマトソーススパゲティ=1800円
ウニと帆立貝のクリームソーススパゲティ=1500円
トマトソースはオリーブオイルたっぷりで抜群の味!カニもたっぷりでこの値段はすごいですね。ユーロに直したら13ユーロから15ユーロくらいでしょうか。イタリアなら20ユーロ以上はしますね。
ウニのクリームソースのパスタもうまいーーーー!帆立も大きくて最高ですね。
ビスマルクのピザ(タマゴ、モッツァレラ、ニンニク、トマト)=1200円
ピザも美味しかったですよ!
シェフの多田さんによると、ミラノ修行時代からこのビスマルクに醤油をかけ、卵を混ぜていたそうです。
写真を撮り忘れましたが、この日も醤油を少しかけ混ぜてくれました。生地もいいし、美味しいピザです。
セコンドの前に2本目のワインです。
シチリアの赤ワイン、Nero D'Avola(ネーロ・ダーヴォラ)=3500円
そしてメイン、セコンドです。
地鶏のローストとポルチーニ茸ソース=1400円(左)
薄切り和牛のソース(キノコのマルサラソース)=1480円(右)
このセコンドもおいしかった。共にソースが美味しく、飾りもきれい、そしておいしいです。お値段もお手頃です。日本のイタリアンもいいなあと感じました。
自家製パンナコッタ、やわらかくて、まろやか!素晴らしいです。
これは完全にイタリアのドルチェよりも美味しい。イタリアのレストランではめったにドルチェがおいしいところがないんですが、日本ではほぼどこの店もドルチェが美味しいのが素晴らしいです。
スフォリアテッラ&バニラアイス=700円
(山羊のリコッタチーズをパイ生地に包んだナポリ伝統菓子)
ナポリ名物のスフォリアテッラをわざわざ作っているんです。すごい。アツアツ、ぱりぱりでうまい!これは本当にすごいですよ。ミラノでもこんなおいしいスフォリアテッラは食べられないと思います。
私としては値段も味もかなり満足でした。家からも結構近いし通いたいですね。
ランチはさらにお得なセットメニューもありますのでよかったら行ってみてください。おススメです!
2010年02月10日
ミラノロータリークラブにて、イタリア世界遺産、イタリア食文化について講演!
みなさん、こんにちは!
去年の9月、日本に帰国する直前に当時住んでいたオランダ、アムステルダムからミラノに数日間行きました。
ミラノのロータリークラブの1つ、Milano Settimo(ミラノ・セッティモ)に招待され、ロータリークラブ会員50人くらいの前で約1時間講演をしてきたのです!!!
突然話を進めると何だかわからないと思いますので背景を簡単に説明します。まず、メルマガ「3分で読める!イタリア最新ビジネス・ニュース」でもおなじみ、ミラノ在住のムッチーナさんは以前からの友人です。彼女の旦那さん、Giuseppeさんは弁護士!そして彼はミラノのロータリークラブの会員です。彼は以前から私がイタリアの世界遺産めぐりやレストランめぐり、観光地巡りをしてそれをブログにアップしていることを知っていて、ロータリークラブ会員に宣伝してくれたのです。そして、ロータリークラブ内で、「面白い日本人がいるから呼んで、ロータリークラブの会合の時に講演してもらおう!」ということになったのだそうです。
そして、ムッチーナさんから去年6月に連絡があり、9月中旬に講演の依頼をされました。その2週間後には日本に完全帰国することになっていたのでブログを頑張ってきた区切りとして、講演を承諾しました。その時はアムステルダムに住んでいたのですが、アムスからの往復の航空券もプレゼントしてくれるということでびっくり!
★みなさん、ロータリークラブはご存知ですか?Wikipediaによると、ロータリークラブ(Rotary Club)は、国際的な社会奉仕連合団体で、世界中に3万以上もあります。東京にもロータリークラブはたくさんありますよ!ロータリークラブとかライオンズクラブとかありますよね。社会的に地位のある方たちが集まり、お金を出し合って社会貢献をしたりしてます。
ちなみに今回招待してくれたのは、ミラノのロータリークラブの1つ、Milano Settimo(ミラノ・セッティモ)というロータリークラブです。医者、弁護士の方が多いようです。中にはカンティーナ、ぶどう畑を持っている人もいるようです!すごい!
というわけでこんな場違いな私がミラノで講演してきましたよ!もちろん、日本語で!イタリア語訳は全てムッチーナさんにお願いしました。
会場はミラノのど真ん中です。Duomo(ドゥオーモ)の裏手に、フェラーリショップがあるのをご存じですか?
これです。ミラノに来る観光客が必ずといっていいほど来る場所です。
この建物、実は内部は宮殿のようになっていて、ロータリークラブが200年ほど前にここを買い取ったのだそうですよ!
建物の右わきを行くと大きな扉の入口があります。
扉をはいると中庭があり、入口にはドアボーイがいて中に入れてくれました。
歴史を感じさせる雰囲気ですね。
私は時間を間違えていて既に遅刻。急いで階段を上って会場に向かいました。
それにしても素晴らしい建物です。
会場の部屋に到着!実はこの写真、みんなが帰って荷物を取りに来た時、誰もいないところを撮ったところ。実際着いた時にはすでに50人くらいはいらっしゃったと思います。
これがロータリークラブのシンボルマーク!見たことあるでしょう!!
私は今回主役ということで、一番奥の真ん中、ロータリークラブのプレジデントと在ミラノ日本主席領事の間に座りました。
普段ミラノ領事館に行っても会えない人と隣に座れて驚きました。そしてかなり緊張しました。
さらにこの日はイタリア世界遺産会長も来ているということでした。お医者さん、弁護士、大使など、私のような一般サラリーマンが普通会えない人たちが50人くらいいました。こんな人たちの前で講演って、、、、と緊張してきました。
20時半スタート!会合の前にまずは食事会です。いろいろと準備などでちゃんと食べられませんでした。他にもドルチェも出たと思いますがあまり覚えてません。
21時過ぎ、いよいよ出番です。
始まるとさほど緊張はしませんでした。
というのも、講演自体は、私が日本語で話す、その後それをムッチーナさんがイタリア語訳で話す、というのを交互に繰り返します。
少し私の日本人の友人を呼びましたが、ほとんど全員がイタリア人!ということは私の講演より、ムッチーナさんの話を聞いている訳で、、、、そう思うと緊張しなくて済みました。
このムッチーナさんによるイタリア語訳が本当に素晴らしく、後から絶賛されていました。しかも私は原稿なしで資料を見ながら話していたので、ムッチーナさんは私の言葉を聞いて、その場で訳していたんです。ほんとうにすごいです、どうもありがとうございました!原稿作っていかなくてムッチャンごめんね。
ちなみに今回の講演のタイトルは以下の通り。
Viaggio attraverso i patrimoni dell'Unesco, l'Italia vista da un Giapponese
ユネスコ世界遺産の旅〜日本人青年から見たイタリア
これもムッチーナさんがつけてくれたタイトルです。
発表はパワーポイントで26ページ、質問対策の予備資料が8ページ。これを数日で作ったので2晩ほとんど寝てない状態でした。自分としては結構いいものが出来たと思ってます。
発表内容は、大きく分けて2つ。1つはイタリア世界遺産について、もう1つはミラノにある美味しいイタリアンレストランの紹介、ミラノにある和食レストランの紹介です。レストランについては、別資料としてみなさんに一覧表を配布しました。
さらに発表内容について書きます。
まずはイタリア世界遺産についてです。まず世界遺産って何?という定義から説明しました。そして世界遺産の多い国ランキングを発表!第3位は世界遺産が38か所ある中国、2位は41か所あるスペイン、そしてダントツトップは45個所もあるイタリアです!ここでみんな拍手喝さいとなりました。
さらに州別の世界遺産の個数ランキングでは、シチリア州、カンパーニャ州が同じで5か所、トップはロンバルディア州とトスカーナ州でそれぞれ6か所です。トスカーナは世界遺産が多いイメージがあって納得ですが、ロンバルディア州にも6個もあるっていうのが意外だと思います。
さらに日本の世界遺産14個をざっと紹介。そして私が世界遺産45個所を回った日程をグラフにして紹介しました。約3年で45個所!もれなく回るのは非常に苦労しました。苦労話の1つとして、普通の土日に朝3時起きして、ナポリに飛び、ナポリ空港からレンタカーで「パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群を含むチレントとディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトジオ修道院」に行き、1泊して日曜夜遅くに帰ったことを紹介しました。みんなそこまでした全ての世界遺産を回ったことに驚いていました。
そして次に、45個所の世界遺産の中で私がどこが好きなのか?についての発表です。これは非常に難しいのですが、私はイタリアのきれいな海が大好きなので、「チンクエテッレ(Cinque Terre )」、「アマルフィ(Amalfi)」、「エオリア諸島」の3つにしました。
そしてせっかくなので、イタリア世界遺産について改善した方がいいなあ、と思っていることを思い切って発表しました。フィレンツェ、ローマ、ヴェネチア、ナポリなどは町自体が世界遺産です。これらはツアーもあり、ガイドブックにも載っていて何の問題もありませんが、一部の世界遺産は調べても情報がほとんどなく、また行ってみてもよくわからなかったというのもあるのです。
そこで、無名で情報がないけど行ってみたらガイドや説明が詳しくてよかったところ(1から3)と、行っても結局説明がなくよくわからないまま終わってしまったところ(4から6)について説明しました。以下の通りです。
ガイドや説明があって分かりやすい例
1.Crespi d'Adda
2.Zona Archeologica e Basilica Patriarcale di Aquileia
3.Su Nuraxi di Barumini
ガイドや説明がなく分かりにくい例
4.Centro storico della citta di Pienza
5.Parco Nazionale del Cilento e Vallo di Diano con i
siti archeologici di Paestum e Velia e la Certosa di Padula
6.Castel del Monte
この4,5,6について改善すると観光客がもっと増えるし、行った人たちも満足できますよ!という提案です。この提案で改善してくれるとうれしいなあ!
世界遺産についての発表がほとんどで、イタリアレストラン、和食レストランの紹介は1ページずつにしました。残りのリストは配布したので問題ない、ということで。ここにいらっしゃる方たちは美味しいところはよくご存じなので、イタリアレストランよりも「ミラノにあるおいしい和食レストラン」に興味があったようでした。
美味しい和食レストラン、6軒について紹介しましたよ!
1.O-ma-ca-se
2.Osaka
3.Endo Tomoyoshi
4.Yoshi
5.Higuma
6.Poporo-ya
私は「スシテカ・おまかせ」が一番好きなので特に強調して宣伝しておきました。
最後のまとめは、
「私は2週間後に日本に完全帰国します。近い将来の夢は、今回の発表をまとめて本を出版したい!そして将来の夢は、いつかまたミラノに戻り、イタリア人と日本人のかけ橋となるようなことをしたい!」ということで締めくくりました。
というわけであっという間に1時間の講演が終了!
最後にプレジデントからお礼の言葉、そして全員からのメッセージが書かれたカードとガラス職人の手作りによる記念品をもらいました。これらは私の宝物となりました。今は川崎の自宅に飾ってあります。
というわけでロータリークラブの会合は終了!ほっとしたところで、プレジデントが特別にこの宮殿を案内してくれました。
とにかく広くてたくさんの部屋があってびっくりです。
ここはチェスやカードをするための部屋です。
入場料をとったらきっとたくさんの観光客が来るんだろうなあ。本当にすごいです。右上は、フェンシングの間です。実際にここで練習しているのだそうですよ。
ここが一番感動しました!
ここは歴史的にもたくさんのVIP、有名人が訪れています。
ハプスブルグ家、エリーザベト (オーストリア皇后)、通称シシーも来たのだそうですよ!
つい最近まで日本でハプスブルグ家の美術展をやっていたので、テレビ等で見た方もいると思います。ダイエットやエステなど美を追求した方ですね。モーツアルトも来たと言っていたような気がします(違っているかもしれません)。
というわけで戻ってきました。
これがプレジデントが会合の始めに鳴らす鐘です。
日本のロータリークラブでは、ロータリーの歌を歌いますが、イタリアではそのような習慣はないようです。なくてよいと思います。
というわけであっという間に終了した感じですが、準備、練習などかなり大変でした。
でもやってよかった、非常に楽しく、とてもいい思い出になりました。
これがいただいたカード(中には全人のサイン入り)と、特製のガラス細工記念品です。
かなり気に入って毎日見てます。
このような機会を作ってくれたムッチーナさん、Giuseppeさんに深く感謝いたします。どうもありがとうございました!Grazie mille!!
そしていつもブログを見てくださる方達がいるから私も励みになってここまで頑張ってこれたと思います。読者のみなさまにもお礼を言いたいです。本当にどうもありがとうございました!
そしてみなさん、今後ともよろしくお願いいたします!
2010年02月07日
カニがおいしい魚介レストラン、La Granseola(ラ・グランセオーラ)
今日はミラノ(Milano)の西、Porta Genova(ポルタジェノヴァ)地区にある魚介系の美味しいレストランを紹介します!
La Granseola(ラ・グランセオーラ)
住所:Via Tortona 20, Milano 20144
TEL:02-5810-9381
休:日曜日
営業:月曜〜土曜の夜のみ
オススメ度:★★★★
雰囲気:★★★★クラシック
予算:50Euro〜
地下鉄Porta-Genova駅から歩いて5分
●海鮮、魚介料理のレストラン。ほぼ全員が最初に「カニの前菜」を注文します!カニの甲羅に2時間半かけた作ったカニ肉たっぷりの前菜が盛られて出てきます。
すいません、この時は店内をあまり撮っていませんでした。大勢で行ったので話しているうちに撮り忘れてしまいまして、、、、ごめんなさい。
店内はクラシックな落ち着く雰囲気です。
ここは友人に勧められてきました。友人からは、とにかく最初にカニ肉たっぷりの前菜を勧められるからそれだけ食べに行ってもいいよ!といわれ、行ってみました。
これです、これ!これが必ずカメリエーレ(ウエイター)に勧められる、ここの自慢料理!カニの前菜です。これが1人1つでてきます。
カニ肉にオリーブオイルやその他調味料を絡めて味付けをします。これを作るのに2時間半もかかるのだそうです。
途中で「2時間もかけて作るなんてすごいねえ」とほめると、「違う、2時間半だ!」と訂正されました。2時間半にこだわりがあるようです。
味は、サイコー!日本のカニとは違って、イタリアンぽく味付けがされています。オリーブオイルもからまっているので濃厚な味。さすが2時間半かけて作った料理。うまいっす。ただ日本でよくカニを食べている人がミラノ観光でわざわざ食べなくてもいいかもしれません。ミラノ在住のみなさんには是非食べてもらいたい!
おいしいカニの前菜を食べながらみんなでシチリアの白ワイン、Planeta(プラネータ)をいただきました。まったりしていい感じです。
ちょっと内部も見せてもらいました。イセエビ(Aragosta)にムール貝(Cozze)、新鮮な魚がいっぱい!
今回はお任せで頼んだのでメニュー無しです。
左上は生魚の盛り合わせ、Pesce Crudiです。エビや、サーモン、マグロなど。うまかったです
右上はエビのフライ(フリット)、マリネなどなど。これもいいですね。
2本目はイタリアの北東、Alto Adige(アルト・アディジェ)の白ワインです。
香り豊かでおいしいです。
カラスミ(Bottarga〜ボッタルガ)のスパゲティです。
具は無しでカラスミのみですね。
美味しかったですが、やはりカラスミパスタはBaia Chia(バイア・キア)の方が上かなあ。
これらは友人が注文したパスタなど。
左上から時計回りに、魚介が混じったパスタ、ムール貝(Cozze)のスープ、タコ、イカのパスタ、などです。
セコンドにたどり着けずDocle(ドルチェ)です。
自家製のケーキうまいよ!
と言われ頼みました。すごいボリュームでびっくり。
味はまあまあかな。日本で繊細なケーキを食べ慣れている人にはもう一つかもしれません。でもこれが一般的なイタリアのデザートですね。
さらに特別にイースターのお菓子を出してくれました(去年4月に行ったので)。
揚げドーナツみたいなものです。お母さんがつくるデザートという感じですね。
これだけ食べて一人50ユーロから60ユーロくらい。セコンドを頼んだらもっといきますね。ちょっとお高めのレストランですが、雰囲気もいいし、前菜のカニがおすすめですね。
Facebookではここのレストランのサイトが出来ているほどなのでファンは多いようですよ!
よかったら!
2010年02月03日
イタリアサッカーセリエAチームのワイン
みなさん、こんにちは!
今日は、以前ミラノから車で高速に乗り遊びに行った時、サービスエリアで見つけたおもしろいワインを紹介します!
イタリアの高速道路で、サービスエリアに着くと、だいたいAUTOGRILL(オートグリル)、CIAO(チャオ)などの簡易レストラン、カフェがあります。そしてそこにはお土産コーナーがあって、お菓子、ワイン、チーズ、その他CDや本などいろいろなものが売られています。その土地の名産などもあって面白いです。
さすがイタリアだなあとおもったのがこれ。
イタリアサッカー、セリエAのチームのロゴがエチケットになったワインです!!!
ユベントス、インテルミラノ、ACミラン、ナポリまであります!
Forza Interというのは、「インテル頑張れ」という意味ですね。結構かっこいいロゴなので、インテルとミラン、それぞれ買ってみました。ピエモンテのBarbera(バルベラ)ワインでした。
これはナポリのロゴですね。
昔マラドーナがいたチームです!これを買う人は中々渋いですね。
というわけで家で飲んでみると、、、、、味はまあまあ、、、、1本10ユーロくらいですが、味的には値段以下だなあ。
まあこれはファンがネタとして買うものなので味を求めちゃだめですね。日本ならアニメのキャラクター入りお菓子、カレー、とかと同じでしょうか!飾っておくとかっこいいのでいいかもしれませんよ!
というわけで美味しさを求める人にはおススメしませんが、ネタとしてよかったら試してみてください!
2010年02月01日
今後のブログの方針について
いつも私のブログを見ていただきどうもありがとうございます。
日本に帰国して4カ月が経ちました。でもまだまだミラノをはじめとするイタリアネタが多数残っているので今後もブログを続けていく予定です。
ただ、最近数人から、日本ネタは不要なんじゃないか?ミラノ、イタリアのネタだけに絞った方が分かりやすいんじゃないか?というご指摘を受けました。確かに「ミラノ駐在ブログ」と言っておきながら日本の正月ネタなどを書いても変ですよね。
みなさんはどうお感じでしょうか?
私も以前からそれは感じていて、実は去年秋に日本、東京ネタを外国人の方達向けに書こうと思ってブログをこっそり立ち上げていました。
Tokyo blog by Shiroyuki
http://blog.livedoor.jp/tokyo_shiroyuki/
まだまだ記事数は少ないんですが、今後はこちらに日本語と英語を併記して日本のネタを書き、この「ミラノ駐在ブログ」はイタリア、ミラノに絞ろうかと思っています。いかがでしょうか?
あと、最近仕事がさらに忙しくなってきていて、今後は3日に1度くらいの更新になると思います。ご了承ください。
といわけで今後もミラノ駐在ブログをどうぞよろしくお願いいたします!!