2008年10月

2008年10月31日

ラベンダーで有名なNo1リゾート、フヴァール島(Hvar)

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クロアチア最大の港町スプリット(Split)から車ごとフェリーに乗り込み約1時間半、アドリア海で一番長い島、フヴァール島に到着しました。

ここフヴァール島はオリーヴ、ぶどう畑、新鮮なシーフード、そしてラベンダーで有名な島で、ヨーロッパ中から観光客が押し寄せるクロアチア人気No1のリゾート島です。

 

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港から車で20分ほど西に走ると、島と同じ名前のフヴァールという最大の街につきます。

今回は車も進入禁止の町の中心にホテルをとりました。

町の紹介の前に、まずはついてすぐに近くのビーチに泳ぎにいきました。

 

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観光案内所でオススメのビーチを聞いたのですが、それらしきものがなく一度通り過ぎました。だって崖だったので。。。。

 

 

 

 

081002 Hvar05崖の下を覗くと小さくビーチが見えます。

車を置いて下まで下りていきました。

 

 

 

 

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写真だと分かりづらいですがかなりの悪路。下まで下りるのに時間がかかりました。

 

 

 

 

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ようやく着くと、きれいなビーチがありました。小さいですがメチャクチャきれいな海です。

宮崎駿の映画「紅の豚」はアドリア海、クロアチア辺りを舞台にしているそうです。

 

そういえば映画の中で、このようなビーチから飛行機が飛び立つシーンがあったような気がします。きっと映画ではこのようなビーチを想像して使われたのでしょう。

 

 

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早速デジカメをウォータープルーフにセットして泳いでみました。

結構魚がいましたよ

 

 

 

 

 

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これはフヴァールの町の中心、聖ステパノ大聖堂です。16世紀から17世紀に建てられた後期ルネッサンス様式です。

 

 

 

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中は白を基調としたシンプルなつくり。奥にはバロック様式の祭壇があります。

 

 

 

 

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聖ステパノ教会の前は縦長の広場になっています。市民、そして観光客はここに集い、朝から夜中まで大賑わいです。

 

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この広場はすぐ港に面しています。堤防から街を見るとヴェネチア風の赤屋根の家、白い町並みが非常にきれいです。

 

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広場から細い脇道に入ると、ホテルやレストラン、みやげ物やがたくさんあります。白い花の木がきれいですね。そしてこの島の名物のレース編みの品々が売られていました。このおばあちゃんは名物おばちゃんで、日本の雑誌にも載っていましたよ。

 

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広場に面したパレスホテル(Hotel the palace)です。フヴァル島最古のホテル。洗練されたつくりで夏季は数ヶ月前から満室だそうです。1階にあるカフェも高級感がありました。

 

 

 

 

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これは広場が海に面したところの脇にあるアルセナル(Arsenal)です。ここは400年ほど前に建てられた船の修理工場。おもしろいのは中に劇場があることです。

ヨーロッパでも最古の劇場のひとつと言われています。

 

 

 

 

 

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街の中心から少し離れた所にあるフランシスコ会修道院です。15世紀に建てられた教会で、隣接する美術館には絵画がたくさんあり、中でもマッテオ・インゴーリの最後の晩餐は必見なのだそうです。しかし閉館時間がきてしまい中には入れませんでした、残念。

 

聖ステパノ教会の前の広場に戻ってきました。ここで夕食です。

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新鮮な魚介類をいろいろと頼みました。どれも美味しかったですが、左下のタコのマリネは最悪。。。。新鮮なタコではなく、完全に瓶詰めの酢漬けのタコでした。アドリア海のフヴァール島で瓶詰めのタコが出てくるなんてがっかりです

 

 

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広場からちょっと脇に入った、かなりにぎわっている通りのホテルに泊まりました。朝方まで広場の騒ぎが聞こえてきてかなりうるさかったですが、立地は最高でした。

 

ホテルのまん前にもオープンテラスのレストランがあって、こっちにすればよかったなあ。。。。

 

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21時過ぎにようやく日が沈み、再び広場に来ました。

昼間よりも人が増えていて大賑わいです。ライトアップもきれいです。

 

 

アドリア海に浮かぶ大きな島、フヴァール島!海もきれいでいいところです。次の日はこの小さな港から更に小さなパクレニ諸島に船で行きました。お楽しみに。



2008年10月30日

クロアチア世界遺産(5/6)、Split(スプリット)の史跡群とディオクレティアヌス宮殿

またクロアチア旅行記に戻りますよ!

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改めてクロアチアの地図を見てみましょう。

北の方は内陸に食い込んでいますが、南に行くほど細くなります。約1000の島があり、アドリア海に面した街が多く、そのためローマ帝国にも深く関わってきました。クロアチア世界遺産全6個のうち5つが海岸の街というのもそういう歴史に関係しているからだと思います。

 

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先週紹介したシベニク(Sibenik)、トロギール(Trogir)と少しずつ南下してきて、今日はスプリット(Split)というアドリア海最大の港町を紹介します。


 

スプリットはローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿そのものが旧市街になったという珍しい起源をもつ街です。その特殊な成り立ちと町並みにより世界遺産に登録されています。

そもそもスプリットに人が住み着くようになったのはローマ帝国が滅亡し、異民族が大挙してこの地に来た7世紀のことです。近郊のサロナという街から追われた人々が頑強な城壁に囲まれている宮殿内に避難してきたことが発端でした。

人々は宮殿の基礎部分はそのままに、その上から建物を増築して街を築いていったため古代と中世の建物が交じり合う独特な町並みが出来上がりました。

 

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ここがディオクレティアヌス宮殿の城壁の外です。すぐ後ろは海、港になっています。

城壁内部が宮殿跡で、宮殿は200m四方の城壁によって囲まれています。

 

 

 

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分かりづらいですが、城壁、建物の一部に抜け道があって中に入ります。

 

 

 

 

 

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中に入るとびっくり!宮殿の地下(Podrumi)になっています。今はみやげ物屋だらけですが雰囲気は当時のままで神秘的です。

 

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宮殿は地下と地上階で同じつくりになっていて、地下は巨大な空間となっています。入り口から15knの入場料で中を歩きながら見学することもできます。私は今回地下の遺跡見学はしませんでしたがディオクレティアヌス帝の胸像や中世に使われた圧搾機などがあるそうです。またここでは音響効果と幻想的な雰囲気を活かして音楽の演奏会などが開かれることがあるそうですよ!

 

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階段を上がると当時の宮殿内部、今では旧市街となります。

 

 

 

 

 

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階段を上がったところです。ここは前庭。目の前に見えるのは大聖堂です。

ローマ時代のころの衣装を着た人たちがいました。チップをあげると一緒に写真を撮ってくれます。

 

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大聖堂の横にあるのは中世に建てられたロマネスク様式の鐘楼。登ることも可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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081001 Split15大聖堂に入る前にまずは回りを歩いてみました。床も周りの建物の遺跡も当時のまま。2千年近くも前の遺跡がちゃんと残っていて感動ものです。

 

 

 

 

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横から見た大聖堂と鐘楼、歴史を感じます。

ここディオクレティアヌス宮殿はディオクレティアヌス帝が引退した後、隠居後から死ぬまで10年間住んだ宮殿です。

ディオクレティアヌス帝はローマ皇帝の中では初めて自らの意思で引退した皇帝で、その引き際の良さこそがこの皇帝が行った最大の政治改革だった、と言われているそうです。

 

 

59歳の時ディオクレティアヌス帝は突然引退を宣言し、305年にトルコのニコメディアという町で引退式を行っています。玉座に立ち、辞意を表明するスピーチをした後に皇帝は紫色の衣を脱ぎ、群集が見守る中姿を消してここスプリットに移り住んだそうです。まるで引退コンサートでマイクを置いた百恵ちゃんのようです(U30の方はお父さん、お母さんに聞いてみて)。

 

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遺跡の壊れかけた門のところにのら猫を見つけました。やせているのでちゃんとエサを食べているか心配です。この後ここにゴロンと寝てしまいました

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東側から外に出てみると、市場が出ていました。たくさんの観光客であふれています。

 

 

 

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では大聖堂に戻って中を見学しましょう。

 

 

 

 

 

 

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これが大聖堂内部です。元々この大聖堂は、ディオクレティアヌス帝自身の霊廟として建てられました。後にはキリスト教の教会として利用されてきました。内部に入ると8本のコリント式の柱が円形に並べられ、その柱の上には更に小さな8本の柱があります。

ディオクレティアヌス帝はキリスト教を弾圧した最後のローマ皇帝だったのでキリスト教徒には大変評判が悪いそうです。彼が引退する直前に大規模なキリスト教迫害を行いました。皮肉なことに彼が引退した8年後の313年にはミラノ勅令で当時のローマ皇帝はキリスト教を公認します。多数派になったキリスト教を取り込んだほうが得と判断したためです。

キリスト教を迫害したディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたものが数世紀後にキリスト教の大聖堂になったというのは皮肉ですね。当時あったディオクレティアヌス帝の墓も荒らされてなくなってしまっています。

 

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これはシベニクの聖ヤコブ大聖堂の建築家ユライ・ダルマティナツが制作した聖スタシュの祭壇です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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他にも内部は貴重な宗教美術品で埋め尽くされています。

 

 

 

 

 

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夕方のスプリットの港です。オープンカフェではみんなお酒を飲んでたのしそうでした。

 

 

 

 

 

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車で丘の上まで登ってみました。遠くに見えるのがスプリットの市街です。非常にきれいな夕日でした。

 

 

 

 

 

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夜戻ってくるとライトアップされていました。幻想的ですね。

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、次の日の朝、旧市街に隣接する港に来ました。

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これがこの日に車ごと乗ったフェリーです。これからスプリットから車で2時間の島、フヴァール(Hvar)に向かいます。フヴァールはアドリア海に浮かぶ比較的大きな島で全長は60kmくらいもあります。

 

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船が出ました。スプリットの旧市街、鐘楼が見えます。

明日はクロアチア観光でも人気の高いフヴァール島について紹介します!お楽しみに!!



2008年10月29日

ミラノ、スカラ座で「フィガロの結婚」を観てきました5

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前から行きたかったオペラをミラノ、スカラ座で観てきました

私のようなど素人でも知っている「フィガロの結婚」です。

夜8時から始まって終わったのが0時ちょっと前。。。。

 

今帰ってきました(1時)。興奮状態で今日はざっとその様子をお伝えします。詳しくはまた今度書きますね。

 

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フィガロの結婚の原題はLe Nozze di Figaro(レ・ノッツェ・ディ・フィガロ)といいます。

Nozze(ノッツェ)はイタリア語で「結婚」という意味です。そういえば日本の結婚紹介所でノッツェってありますよね。あれはイタリア語からとってたんだ。

 

 

 

 

 

 

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今回は1階席で、かなりいい席を取りました。スカラ座、やっぱりかっこいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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左右は真ん中、A列から順番にI列なのでかなり前でとても見やすい席でした。

 

 

 

 

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以前は最上階の安い席で見たことがありますがかなり見にくかった。。。

一番下のいい席になると液晶画面でリアルタイムで字幕が出ます。イタリア語か英語かを選べます。

 

 

今回、幕が開いてびっくりしたのが、主役のフィガロとスザンナの2人が韓国人でした。周りの観客達がちょっとざわめきましたそしてさらにお父さんのバルトロも韓国人!メインキャストに3人も韓国人がいました。

詳しい友人と一緒に行ったので聞いたところ、彼らはスカラ座のアカデミーの役者さんたちだそうです。学生とまではいかないでしょうがまだ完全のプロではないようですね。でも主役を射止めたのはすごいです!

スザンナ役の子は小柄でやせがた。なので声量があまりなく、オーケストラの音に声が負けてしまっています。素人の私でも声が聞こえないなあ、という感じ。フィガロの韓国人はいい声出てました。そしてフィガロ役の彼は、お笑いのロバートの秋山にそっくりで、ずっと秋山出てるよ〜と思いながら見てました。彼は最後の舞台挨拶時も拍手喝采でした。

オペラが終わり友人とDuomoそばでビールを軽く飲んでいると、先ほどの主役のフィガロとスザンナが歩いてきました!!そしてそのまま地下鉄の方に降りていきました。さっきまでオペラを歌っていたとは思えないような普通の感じでびっくりしました。

 

最後に、全然関係ないですがフィガロのオペラを聞いていて、ふと昔のコマーシャルを思い出しました。

グリコ、パナップです。みなさん覚えてますか?U30の方はお父さん、お母さんに聞いてみてください。YOUTUBEにあったので見てみてください。改めて見るとこれってオペラですよね。

なんでスカラ座でフィガロの結婚見ながら、パナップのCM思い出してんだろう。。。。

 

さてみなさん、フィガロの結婚はたくさんあるオペラの中でもほぼ完璧な作品と言われているものです。モーツアルトの曲も最高ですし、内容も複雑でよくできています。

まだスカラ座でのフィガロの結婚は、あとは10月30日(木)の20時から公演がありますよ!ネットでも取れますし(クリック)、当日券が出ると思います。

当日券の取り方はここを参照してください(クリック)。

当日券はわずか10ユーロでお得!まずは地下鉄Duomo駅構内にあるスカラ座チケットセンターに行って、当日券の情報が出ている張り紙を見てください。何時に整理券が配られる、などの情報が書かれています。まずは整理券をもらい、数時間後にそれと引き換えに10ユーロでチケットがもらえます。ただし最上階でかなり見づらいですが。。。

もしフィガロの結婚を見るときは、ネットであらすじなどをプリントアウトしてよく読んでから観るようにしてください。内容が複雑なのでただ観ていてもよく分かりません。

去年も一昨年もスカラ座でフィガロの結婚はやりませんでした。なので今年がチャンス!よかったらみなさんも是非見に行ってみてください。



2008年10月28日

ミラノで楽譜を売っている店

私は昔ちょっとだけピアノを弾いていました。ミラノの自宅にも電子ピアノがあります。

ちょっと久しぶりに弾こうと思い、楽譜をミラノで買おうとしたのですが、どこに売っているか分からない。。。。イタリアにYAMAHAやKAWAIはありません。。。ミラノで音楽関係の仕事をしている方がブログを書いていて教えてもらいました。

ミラノの中心、ガッレリア内の音楽ショップに売っているようです。早速先週行ってみました。

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夜のドォーモ、きれいですね。久しぶりにミラノのドォーモを見ましたが、やはりミラノのドォーモが一番好きですね。正面中央はすでに修復が完了していて精巧な彫刻や扉を見ることができました。すばらしい。

 

 

 

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ガッレリア内に入りました。イタリアではナポリにも似たガッレリアがありますが、だいぶ小さく、ミラノのガッレリアが豪華できれいで最高です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ドォーモ方面からガッレリアに入り中央にマクドナルドがありますよね。このマックの隣、手前側にある音楽ショップ内に楽譜が置いてあるようです。この顔写真がいっぱい飾ってある店、みなさんも見覚えがあるでしょう!

 

2階に上がるとCDコーナーがあり、その奥に行くとズラッとこのように楽譜が置いてあります。

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ピアノ、バイオリン、ギター、オペラなどなど、かなりの品揃え!でも日本のようなピアノピースがなく、かなり分厚い本だったので今回はやめました。。。。

 

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さすがイタリア!オペラ関係の本、楽譜、CD、その他が充実しています。

Pavarotti(パバロッティ)関連コーナーもありましたよ。

 

 

楽譜の品揃えはかなりのもので、ドイツの会社の楽譜やその他いろいろとありました。日本でも売っていますが輸入品なので高い!ミラノで買えばそれほど高くないので、せっかくなら原本を買ってみるのもいいと思います。

私は今回は1曲だけ欲しかったので、日本に帰った時にピアノピースを買うことにします。イタリアでは1曲だけのピアノピースはないようです、残念



2008年10月27日

アットホームな雰囲気のBar、NOY(ノイ)3

今日はミラノのおしゃれなBarを紹介します。おしゃれな友達の家に来たようなアットホームな雰囲気のBar NOY(バー・ノイ)です。

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Bar NOY(バー・ノイ)
住所:via Soresina 4 
tel:02-4811-0375
オススメ度:★★★
予算:お手頃(8Euro〜)

地下鉄のConciliazione駅、Pagano駅の間にあるBarで、いつも混雑しています。

 

店長に許可を取って写真を撮りました。まずは店内の様子をご覧ください。

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ふかふかソファーもあって落ち着く雰囲気です。赤ちゃんや小さなお子さん、犬も連れてきている人もいるので、ご家族総出で行くことができます。

 

 

 

毎晩Happy-Hour(ハッピーアワー)をやっていて1杯ドリンクを頼めば食べ放題。

夜8時に来るとこんな感じ。食事はあまり補充されず、内容もそれほど良くありません。RoialtoMilanoと比べると食事はイマイチかな。

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ドリンクはどれも1杯8ユーロです。左はココナッツ入りのPinacorada(ピナコラーダ)、右はMohito(モイート)です。

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落ち着く雰囲気で長居してしまいます

日本人がたくさん住んでいる地域なのでご存知の方も多いはず。よかったら行ってみてください。



2008年10月26日

イタリア世界遺産43ヶ所、全制覇達成!!

10月25日(土)、友人達と世界遺産のクレスピダッダ(Crespi d’Adda)に行ってきました。クレスピダッダは100年以上前に作られた、工業の理想都市。ガイド付きツアーで詳細な説明をしていただき、興味深くて楽しかったです。

このクレスピダッダはミラノから車でわずか30分というところになり、私にとってはここがイタリア世界遺産43ヶ所目の訪問となり、遂にイタリア世界遺産全43ヶ所全制覇となりました!全部回るのは非常に大変でした。イタリアの世界遺産多すぎ・・・・約3年かかりました。

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嬉しかったのがこれ。くす玉です。

一緒に行った友人のMさんが手作りのくす玉を作っていてくれて、このクレスピダッダの観光後にくす玉を割ってお祝いしてくれたのです。

本当に全部まわったんだなと実感でき、そしてこの心遣いにとても感動しました。どうもありがとうございました。このくす玉は記念に取って置こうと思います。

 

 

というわけで感動のイタリア世界遺産全制覇!ですがブログでは半分程度しか紹介していません。時間がなくてなかなか書けない。。。

まだ紹介していない世界遺産を今後は少しずつ紹介していくと共に、「感動した世界遺産」、「しょぼかった世界遺産」、「行くのが大変な世界遺産」などなどとランキングをつけていこうと思っています。お楽しみに。

以下がイタリア世界遺産全43ヶ所です。全部行くのは大変でした。もうこれ以上はあんまり増えないでね


サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 / ドメニコ会修道院
Church and Dominican Convent of Santa Maria delle Grazie with The Last Supper by Leonardo da Vinci

ヴァルカモニカの岩絵群
Rock Drawings in Valcamonica

ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ
Sacri Monti of Piedmont and Lombardy

クレスピ・ダッダ
Crespi d’Adda

ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群
City of Vicenza and the Palladian Villas of the Veneto

モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカとグランデ広場
Cathedral, Torre Civica and Piazza Grande, Modena

サヴォイア王家の王宮群
Residences of the Royal House of Savoy

ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア、ティーノとティネット島)
Portovenere, Cinque Terre, and the Islands (Palmaria, Tino and Tinetto)

フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯
Ferrara, City of the Renaissance and its Po Delta

ヴェローナ市
City of Verona

ラヴェンナの初期キリスト教建築物群
Early Christian Monuments of Ravenna

ラ・ストラダ・ヌオーヴァとパラッツィ・ディ・ロッリの設備群

ルネッサンスの香り漂う北イタリアの二つの町、マントヴァとサッビオネータ(ロンバルディア州)

スイス・イタリアを結ぶパノラマ路線、レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(スイス・イタリア共同登録)

パードヴァの植物園(オルト・ボタニコ)
Botanical Garden (Orto Botanico), Padua

アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ
Archaeological Area and the Patriarchal Basilica of Aquileia

ヴェネツィアとその潟
Venice and its Lagoon

シエナ歴史地区
Historic Centre of Siena

サンジミニャーノ歴史地区
Historic Centre of San Gimignano

ピエンツァ市街の歴史地区
Historic Centre of the City of Pienza

ピサのドゥオモ広場
Piazza del Duomo, Pisa

ヴァル・ドルチャ

フィレンツェ歴史地区
Historic Centre of Florence

ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
Historic Centre of Rome, the Properties of the Holy See in that City Enjoying Extraterritorial Rights, and San Paolo Fuori le Mura

ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)
Villa Adriana (Tivoli)

ティヴォリのエステ家別荘
Villa d’Este, Tivoli

ウルビーノ歴史地区
Historic Centre of Urbino

チェルヴェテリとタルクィニアのエトルリア墓地遺跡群

アッシージ、聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群
Assisi, the Basilica of San Francesco and Other Franciscan Sites

ナポリ歴史地区
Historic Centre of Naples

ポンペイ、エルコラーノおよびトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域
Archaeological Areas of Pompei, Herculaneum, and Torre Annunziata

カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群
18th-Century Royal Palace at Caserta with the Park, the Aqueduct of Vanvitelli and the San Leucio Complex

パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群を含むチレントとディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトジオ修道院
Cilento and Vallo di Diano National Park with the Archeological sites of Paestum and Velia, and the Certosa di Padula

マテーラの洞窟住居
I Sassi di Matera

アマルフィ海岸
Costiera Amalfitana

アルベロベッロのトゥルッリ
The trulli of Alberobello

デル・モンテ城
Castel del Monte

シラクサとパンタリカ岩石墓地遺跡
Syracuse and the Rocky Necropolis of Pantalica

エオリア諸島
Isole Eolie (Aeolian Islands)

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々 (シチリア島南東部)
Late Baroque Towns of the Val di Noto (South-eastern Sicily)

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
Villa Romana del Casale

アグリジェントの遺跡地域
Archaeological Area of Agrigento

スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ
Su Nuraxi di Barumini



2008年10月25日

2008年サマータイム終了(10月26日深夜)

今週末サマータイムが終わります。

これからは一気に陽(ひ)が短くなり、暗く寒い冬がやってきます。悲しいです

実際には今週末、26日(日)の深夜3時になったと同時に2時に戻ります。なので例えば26日(日)の朝9時に起きると実際にはまだ8時です。

つまりこの日は1時間ながく眠ることができます!

サマータイム開始の時、そして終了の時にイタリア人達にいつも聞くのですが、1時間長くなるか、短くなるか彼らも分かっていません。

ここをクリック。

これが覚え方です。

10月のサマータイム終了時→1時間戻る。この日は1時間眠れる時間が長くなります(朝8時がまだ朝7時なので)
覚え方:「秋の夜長」→秋の夜は長いのでゆっくりと寝よう

3月のサマータイム開始時→1時間先に進む。この日は1時間眠れる時間が短くなります(朝7時が既に朝8時なので)
覚え方:「春眠暁を覚えず」→春は寝過ごしてしまう

私の場合、冬は観光に行けなくなるので、友人達を呼んだり、呼ばれたりします。みなさん、和食パーティーしましょう!



2008年10月24日

フィレンツェ大聖堂落書きの学生が寄付。3人でバイト、計15万円

まだ終わっていなかったのか、この事件!!

フィレンツェ大聖堂落書きの学生が寄付

この事件、フィレンツェの大聖堂に学生が落書きをして、それが日本で大騒ぎになりました。今年の6月のことです。その後本人たちが現地に来て謝罪したりして大変でした。

フィレンツェのDuomo(ドォーモ)に落書き、の事件について

落書きの処分、イタリアではあり得ません・・・

フィレンツェの大聖堂落書き、短大学長が関係者に現地で謝罪

落書きはいけないことですが、他にもたくさんの落書きがあるため、関係者たちも消す気もなく、そのままだったようです。

なんと夏休みにアルバイトをしてお金を稼ぎ、その金を寄付したんですね。びっくりです。落書きはダメなことですがその後反省して、このように寄付までしてすばらしいですね。3人で1000ユーロを集めたようです。彼女達にとっては最近の円高ユーロ安のおかげで負担は以前の数万円は少なくてよかったですね。

ほかに何千、何万という落書きがこの大聖堂にありますが、誰一人として謝らず、もちろん寄付なんてしないでしょう

教会側は素人では落書きは消せないからと言っているようですね。この寄付金を使って落書きを消す業者などに依頼するのでしょうか?たぶんしないなあ。そのまま教会の資金ですね。

もうここまでしてけじめをつけたので、これで日本人達も忘れてあげてもいいのではないでしょうか。イタリアの落書きがもっと減ればいいのになあ。



2008年10月23日

ベッカムのACミラン移籍決定

いやあ、今日のサッカーのニュースはびっくりです!

ベッカムのACミラン移籍決定

あのベッカムまでもがACミランに移籍ですよ!来年1月からのようです。

でもミランにいるのはわずか数ヶ月だけのようですね.

ベッカムのミラン入りの経済効果は19億円

ACミランにとっては久しぶりのイギリス人ですよ!元々、ACミラン(Milan)は100年以上前にイギリス人が作ったチームです。だから今でもACミラノ(Milano)とは言わず、ACミラン(Milan)と英語読みになっています。当時ミランはイギリス人とイタリア人だけでチームを構成していました。ある幹部たちは外国人選手を入れようとしてもめて分裂してできたのが今のインテル(Internazionale Milano)です。まあ、今はミランも外国人、特にブラジル人だらけですがね。とにかく久しぶりのイギリス人がミランに入ってきますね。


昼休みに同僚のミラニスタと話していたのですが、今ベッカムいる?という感じ。

去年だったらベッカムは必要だったかもしれません。去年はチャンピオンズリーグとセリエAを戦うのにフォワードは、パド、インザーギ、ジラルディーニョ、(ロナウド=怪我でほとんど出れず)などしかいませんでした。そして毎試合得点力不足で結局5位、今年はチャンピオンズリーグに出場すらできません。

今年は、フォワードにロナウジーニョとチェフチェンコが加わり層がだいぶ厚くなりました。このタイミングでベッカムいるの(ベッカムはFWではありませんが)?同じタイプの選手ならピルロもいるし。

ただ、私のような素人的には面白くなってきました!来年1月にベッカムが加われば、ベッカム、ロナウジーニョ、チェフチェンコ、パド、カカ、セードルフなどなど強力な攻撃陣になります。スター勢ぞろいでちょっと前のレアル・マドリードのようですよ!!!!これはミラノのサンシーロスタジアムに見に行かないと!

ミラノはあまり観光の見所がありませんが、来年1月以降はベッカム好きの日本人のために、サンシーロでの観戦ツアーが加わることでしょう!

来年、2009年2月15日(日)にはサンシーロスタジアムで「インテルVSミラン」のミラノダービーが行われます。インテルにはアドリアーノ、イモラヒモビッチもいますし、かなり盛り上がるでしょう!日本の皆さんこの試合めがけてミラノに来てみてはどうでしょうか?ただしチケットをとるのはかなり困難ですが。。。

JTB、HISの関係者のみなさま、「バレンタインデー、ベッカムにチョコを渡そうツアー!」というのはどうでしょう?
2月14日(土):バレンタインデーにミラネッロ(ミランの練習場)でベッカムと握手、チョコを渡そう!
2月15日(日):20時半〜インテルVSミランのミラノダービー観戦

というツアーはどうでしょう?きっとたくさんの日本人が参加しますよ!!

また、このダービーの試合はインテルのホーム試合ですので観客の9割方はインテルファンです。ミランの赤い服着てミランの応援をしているとメチャクチャやじられるので注意してください。



2008年10月22日

クロアチア世界遺産(4/6)、古都トロギール(Trogir)

先週紹介したシベニクから海岸沿いを南に50kmほど行ったところに世界遺産の街、トロギールがあります。

トリギールは紀元前385年頃にギリシアの植民地として建設された歴史ある沿岸都市です。元々はクロアチア本土と陸続きでしたが、敵の侵略に備えて水路を作り、人為的に本土と隔てられました。

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丘の上からトロギールを見たところ。写真右の中央、茶色い塊になっているところが古都トロギールです。

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この地図のように出島になっています。トロギールは東西に500m、南北に300mという非常に小さな島、街です。島全体が城壁で囲まれています。

 

 

 

 

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橋を渡り城壁の北門(陸の門)にやってきました。門の上には12世紀の司教で街の守護聖人の1人、イヴァン・ウルスィニが立っています。

当時、日没にはこの門が閉められ、それに遅れると、トロギールの住人でさえ日の出まで中に入れなかったそうです。締め出された人たちのために、門の周りには宿屋があったようですよ。では早速門をくぐり、トロギールに入ってみましょう。

 

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クロアチアの古い町並みをいろいろ見てくると、だいたい似ているなあと感じてきました。白い石灰岩を元に作られています。写真右は街の中心イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場です。時計塔がきれいですね。

 

そしてこの広場にはクロアチアを代表する教会、聖ロヴロ大聖堂があります。

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初期キリスト教時代のバジリカを13世紀〜15世紀にかけて立て替えた結果、現在の大聖堂の姿になりました。47mもある鐘楼はヴェネチアが支配していた15,16世紀に作られました。

 

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入場料(=15kn)を払って中に入りました。ここの正面入り口の門の彫刻が有名です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これが正面入り口のロマネスク様式の門です。細かな彫刻がとてもきれいです。1240年、ダルマチア出身の巨匠ラドヴァンが製作しました。

ラドヴァンはヴェネチアのサンマルコ寺院の玄関のレリーフを作った当時トップクラスの彫刻家です。ヴェネチアで作った後に、クロアチアのトロギールにまで来て彫刻を作製したなんてすごいですね。

右側のライオンの上にはアダムの像、左側のライオンの上にはイヴの像があります。

 

 

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教会内部はロマネスク式です。13世紀に作られた八角形の説教壇があります。

 

 

 

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そしてこれがルネサンス様式の聖イヴァン礼拝堂。正面の石棺は守護聖人イヴァン・ウルスィニのものです。

礼拝堂内部の貝の形をした窪みには使徒の彫刻が施され、天井に近い上部には聖母マリアの戴冠場面のレリーフがあります。

 

 

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そして鐘楼の険しい階段を登って一番上まで着ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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トロギール全体が見渡せてとてもきれいです。

 

 

 

やはりここにも落書きが。。。。世界中の世界遺産には落書きがされています。悲しい限りです。。。

 

 

 

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ちょっと離れて聖ロヴロ大聖堂を見上げました。青空に白い鐘楼が見えてとてもきれいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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城壁から外側に出てみました。すると豪華クルーザーがたくさん止まっています。これに乗ってアドリア海をクルージングしたら気持ちいいだろうなあ。

というわけで1時間くらいで見終わりました。そのまますぐ、東に20kmほど行ったSplit(スプリット)に向かいました。



2008年10月21日

(超オススメ)ゴージャスなHappy-HourのBar、Roialto(ロイアルト)5

久しぶりに、Bar Roialto(バー・ロイアルト)のHappy Hour(ハッピー・アワー)に行ってきましたよ!以前の様子はここ。

Happy-Hourについての説明はここをクリックしてください。

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ROIALTO(ロイアルト)
住所:via piero della francesca 55
tel:02-3493-6616
休:基本的に無休
オススメ度:★★★★★
予算:お手頃(ビール5ユーロ、その他8ユーロ)
雰囲気:ゴージャス


ここRoialtoは店内撮影禁止!でも今回、私のブログをプリントアウトして、日本人でブログを書いていてここの店をみんなに紹介したい、と店員に言うとオーナーに会わせてくれました。そして、ドンドン撮って宣伝してくれよ、と言われ、堂々と撮りました!!というわけで思いっきり宣伝しますよ!非常にすばらしいBarなのでミラノに来たら一度は行って欲しいところです。強くオススメします。

元トラムの車庫を改造したBarなので店内は非常に広いです。クラブ風のゴージャスな雰囲気。食べ物の各コーナーでは専門スタッフがサーブしてくれます。ほとんどのスタッフはバングラデッュ、スリランカなどから来た方たちです。料理の種類は、刺身(マグロ、サーモン)、チーズ、ハム、前菜、パスタ、エッグ、ポレンタ、フルーツなどさまざまなコーナーがあります!1杯頼めば全て食べ放題!

 

まずは店内の様子をご覧ください。

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モダンでゴージャス!オーシャンズとか道明寺とか世界のVIPが居そうな雰囲気ですクラブやディスコではないのでドレスコードはありませんが、自分ができる範囲でおしゃれをしていきましょう。小さな子供を連れてきている人たちも居ますので、子連れもOKですよ!

天井を見上げると、10m以上はあるでしょうか!元トラムの車庫というのがわかりますよね。店内は統一されておらず、さまざまな種類のインテリア、ソファーが置いてあって、座るところによって雰囲気が違ってきます。インテリア系、デザイン系の雑誌が無造作に置いてあったりして、店内を見て回るだけでも楽しいです。

 

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まず飲み物をオーダーします。生ビールは1杯5ユーロ、それ以外は全て8ユーロです。

私はここの名物ピナコラーダにしました。本物のココナッツをくり抜き、その中に飲み物やフルーツが入っています。ココナッツたっぷりでおいしいです。

これだけで8ユーロでも十分なのですが、1杯頼むと、周りにある食べ物が全て食べ放題となります!!

 

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一番オススメはこの巨大シャンデリアの下にある前菜です。ぐるっと丸く囲むように15種類くらいの料理が並べられており、少しずつよそってくれます。

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よそってもらったところです。コッツェやアサリ、タコのマリネなどがおすすめかな。どれもおいしいです!

 

 

 

 

他にもいろいろな料理がありますよ!

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左上はチーズ盛り合わせ、右上はポレンタ、左は鶏肉の炒め物です。

 

 

 

 

 

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そしてこれが刺身コーナー!サーモン、マグロ、そしてエビ(ゆでてあります)を乗せてくれます。

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ちょっと残念なのが量が少ないこと。スタッフがよそってくれるので、いつもこのくらいの量です。

 

 

 

 

 

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これはパスタのコーナーでいただいた、上の白いパスタはTortellini(トルテリーニ)というもので、中には肉の詰め物が入っています。下の平べったいのはパパデッラよりもさらに太いパスタ、トマト味です。

 

 

 

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デザートの盛り合わせは上からチョコレートをどろっとかけてくれます。

 

 

 

 

いろいろな料理が食べ放題で、1杯8ユーロで元がとれるの?と店側を心配してしまうほどです。

店は毎日18時オープンです。20時を過ぎると急に混んできて料理コーナーの前は長蛇の列ができます。なので18時過ぎの空いている時に行ってたくさん食べて、混んできたら帰るというのがオススメです。

ここは電話で席の予約を取ることもできるので大勢で行く時にはいい席をとって置いてもらうとよいでしょう!

地下鉄の駅は近くなく、バス43番、57番、トラム11番、12番、14番などが近くを通ります。旅行者はタクシーで来てもいいと思います。

安くておなかいっぱい、そしてリッチでゴージャスな気分に浸れるRoialto(ロイアルト)!!かなりオススメです



2008年10月20日

ミラノの無料新聞

ミラノでは、朝、地下鉄駅周辺で無料の新聞が配られます。

大体はバイトのお兄さん、おじさんが地下道に入る手前にいて、日本のティッシュ配りのようにドンドン新聞を配ります。

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主な新聞はこの3つ。

CITY、METRO、LEGGOです。

駅の売店などでは有料の普通の新聞もあり、もちろんそちらの方が内容は充実しています。

 

でもこの無料新聞でも結構内容は充実していて、ほとんどの市民はこの無料新聞で済ませているようです。

ミラノでは無料のティッシュもHotpepperもありませんが、新聞は無料です。面白いですね。

 

ちょっと中身を見てみましょう。

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トラムが衝突して事故っていますね。左は何の記事だろう、すいません、私は未だにイタリア語が分からず意味が分かりません。。。。

 

スポーツ欄はやっぱりサッカー!カルチョ(calcio)の記事ばかりですよ!

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右上はWカップ予選の記事、左はACミランに来たばかりのロナウジーニョが出てますね。

 

 

 

 

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日本でも有名なLOTTO(ロット)、宝くじの当選が出てます。

BarなどではこのLottoを買う人たちを目にします。

 

 

 

 

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イタリア全国の天気予報のすぐ左にはオロスコープ、つまり星座占いが出てます。イタリアの女性達はここをまずチェックするようですよ。

 

 

 

 

081020 newspaper07これがTV欄。日本のようにタイトルの下に出演者や内容までは書いておらず、たったの1行、タイトルのみ。ちょっとさみしいですね。

 

 

 

この無料新聞は通勤、通学者を主にターゲットにしているので、配られるのは朝だけです。観光で来て試しに新聞をもらおうという方は通勤時間帯が過ぎた10時くらいに行ってももらえませんので注意してください!!



2008年10月19日

バチカン、ばっちりエコ対策

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久しぶりにイタリアの新聞を見ると、面白い記事が一面に出ていました。

 

ローマ市の中にあるヴァチカン市国の「パウロ6世ホール」の屋根に太陽電池のパネルを敷き詰めたそうです。

数千人収容するホールの照明や冷暖房の電力を賄えるということですばらしいですね。現在のローマ法王ベネディクト16世は就任当初からエネルギー問題への関心が高く、地球環境破壊に心を痛めており、今回のように太陽電池パネルの設置に至ったということです。

ちなみにこの太陽電池パネルはどこ製でしょうか?数年前まで、太陽電池は日本企業の独壇場で、シャープ、京セラ、三洋の3社で占められていました。しかし最近はドイツと中国企業に押され気味。。。去年のシェア1位はドイツのQセルズ、2位はシャープ、3位は中国のサンテックパワーでした。現在のローマ法王ベネディクト16世はドイツ人なので、きっとこの太陽電池はドイツのQセルズ製かなあ。

歴史と伝統の建物と最新テクノロジーの融和、非常にすばらしいですね



2008年10月18日

クロアチアの紙幣、硬貨

今日はクロアチアの通貨、お札、コインについて紹介します。

クロアチアの通貨はまだユーロではなく、クロアチア・クーナ(Croatian Kuna)といいます。通常はKnと表記します。補助通貨はリーパ(Lipa)で1kn=100Lipaです。現在、大体1kn=20円くらい。1ユーロ=7.3Knです。

まずはお札です。

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100kn札の裏は以前紹介したリエカの聖ヴィート大聖堂です。

 

私はクロアチアのコインが気に入りました。

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クリックしてみてみてください。特に右の写真。熊、トリ、魚、花などかわいらしい絵柄です。小銭を出すたびにキレイでかわいらしいなあと思っていました。きっと、子供にも大人気ではないでしょうか。

自然があふれているクロアチアらしい絵柄のコインで大変気に入りました。記念に1枚ずつとってありますよ



2008年10月17日

クロアチア世界遺産(3/6)、シベニク(Sibenik)の聖ヤコブ大聖堂

今日はクロアチア世界遺産(全6箇所)の3箇所目、「シベニク(Sibenik)の聖ヤコブ大聖堂」を紹介します。

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シベニクは海に面した中世の雰囲気を残したきれいな街。

 

 

 

 

 

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町全体は石灰岩の道路、建物で囲まれています。散歩をしているだけで楽しい街ですね。

 

 

 

 

世界遺産はこの街ではなく、この街の中心の1つの教会「聖ヤコブ大聖堂」です。それほど大きくもないこの教会がなぜ世界遺産になったのか?それは世界的に見ても非常にユニークで独特な教会だからです。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂(katedrala sv.Jakova)

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ここはヤコブ大聖堂の横のリパブリカ広場。この日は35度くらいあり、非常に暑かった!

 

 

 

 

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聖ヤコブ大聖堂を横から見たところ。建築には1431年から1535年まで約100年もかかって、途中に建築責任者が何度も変わっています。そのため最初はゴシック様式で作り始めたのですが、途中からルネッサンス様式に変わっています。

 

 

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てっぺんの天蓋、クーポラはフィレンツェのDuomoにも見られるように典型的なルネッサンス様式です。

 

 

 

 

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まずこの大聖堂で気になったのが周辺に付いている人の顔の彫刻です。72人の頭部の彫刻で、当時のシベニクの一般市民と言われています。

 

これを作ったのは地元ザダールの建築家ユライ・ダルマティナッツです。リパブリカ広場には彼の銅像があります。

この72人もの頭部の彫刻は、当時の教会建築としては非常に異例だったため後にさまざまな解釈がされました。「巡礼者を表したのではないか?」、「オスマン・トルコに反対する指導者を表現したのではないか?」などなど。今でもまで真意は不明ですが、おそらく当時のシベニクの有力者たちではないか?ということです。

この頭部の彫刻は近くから見ると非常に細かくてよくできています。1人1人個性があって、似ている人はいません。アップで撮ってみたので見てみてください。

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500年も前に作られたとは思えないほどキレイでよくできていますね。確かに世界中捜してもこのような教会はないでしょう。

 

次に広場に面した側面を見てみましょう。

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2頭のライオンが柱を支え、その上にはそれぞれアダムとイヴの彫像があります。結構リアルで印象的です。この扉は「楽園の入口」または「ライオンの扉」と呼ばれています。

 

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このライオンの扉から正面に回ってみましょう。

 

 

 

 

 

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これが聖ヤコブ大聖堂の正面です。

クロアチアで最も重要なルネサンス様式の聖堂で、レンガや木の支柱を全く使わずに建てられています。

支柱を使わずに建てられた石造建築の教会としては世界で最も大きな教会です

教会に使われている石は地元の石灰岩と共に、ブラチ島産の石灰岩と大理石です。このブラチ島は石灰岩で覆われた島で、2千年も前から石切り場がある島として有名だったそうです。その石材はクロアチア中の宮殿やブタペストの国会議事堂、さらにはUSAのホワイトハウスにも使われているということで驚きですよね!

 

では中に入ってみましょう。

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石を張ったルネサンス様式の箱型教会は建築学的にたいへん珍しいのだそうです。

 

 

 

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ここは教会奥の階段を下りたところにある洗礼室(有料)。かなり狭いですがいたるところに彫刻がしてあり、特に天井部分の彫刻、装飾は大変きれいです。

 

というわけで、聖ヤコブ大聖堂は随所に世界的にも珍しい建築がされているため、2001年に世界遺産となりました。


リパブリカ広場から階段を上って丘の上の「聖アン(ミホヴィル)要塞」に行ってみました(=20kn)。

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要塞の中です。この階段を上ると街を一望することができます。

 

 

 

 

 

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クルカ川河口とシベニクの街全体を見渡すことができます。屋根の色が統一されていてとてもキレイですね。

 

 

 

 

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おお!丘の上から見た聖ヤコブ大聖堂です。全体が見れていいですね。

 

 

 

 

 

あとはのんびりと丘を下りながら中心に戻りました。

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猫が気持ちよさそうに寝ていました。

街全体が白い石でできていてとてもキレイです。

 

 

 

 

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クロアチアはイタリアン料理が非常に多く、この日のランチはピザにしました。結構おいしかったですよ!

 

 

 

クロアチアはきれいですばらしい街が多くて最高です。