2008年09月

2008年09月29日

ピエモンテ州、アスティ(ASTI)のワイン祭り

先週末の土曜日(27日)、ミラノ在住の友人達と一緒にピエモンテ州、アスティ(ASTI)のワイン祭りに行ってきました。

さらにその後はRocchetta(ロケッタ)村のトラットリア「i bologna(イ・ボローニャ)」、その近くのカンティーナBraida(ブライダ)に行ってきましたよ!

今日はまず、ASTIのワイン祭りの様子をお伝えします。

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ちょうど先週、ASTIでは馬のレース、PALIO(パリオ)が行われたばかりで、町じゅうに旗が飾ってありました。シエナのPALIOが世界的にもとても有名ですが、ASTIでもやるんですね。

 

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ASTIの中心、Corso-Vittorio(コルソ・ヴィットリオ)に来ました。基本的には車は進入禁止!パリオの旗がたくさんありました。

 

 

 

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ASTIワイン祭りのポスターもデカデカとありました。

ASTIはイタリアでも有数のワインの産地!楽しみです。

 

 

 

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ローマ広場を過ぎると、いよいよワイン会場です。今年で第42回目なんですね、伝統あるワイン祭りのようです。

 

 

 

 

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この日は総勢17人の日本人で大挙押し寄せましたまずはみんなでメイン会場に行ってみました。

 

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特設のテント内にはASTIのみならず、イタリア中のワインが置いてありました。

 

 

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レジで、小から大まで(1.5ユーロから3ユーロ)のワイングラスを購入します。好きなサイズを買います。

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その後、1杯1.5ユーロ〜2.5ユーロで好きなワインを買い、ワイングラスに注いでもらいます。

Barolo(バローロ)、Barbaresco(バルバレスコ)、Brunello(ブルネッロ)も2.5ユーロで飲めるのでお得です

 

 

 

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2008年のOscar(オスカー)受賞ワインが飾られています。アカデミー賞をまねしてオスカーにしたのでしょうか?このような賞は聞いたことがありませんが、ワインの協会でおいしいワインを決めているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

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裏のほうに行くと、ワインのグッズや、ASTIの特産物などが売られていました。

 

 

 

 

 

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さらに奥に行くと、イタリア全国のワインを販売していました!すごい量です!!びっくり!!!

さきほどのオスカー受賞のワインも並べられていました。みなさんたくさん買っていましたよ!

みんなが試飲を楽しんでいるとき、私はドライバーで飲めなかったので一人で散策に出かけました。すぐ近くにカテドラル(Catedrale)があるというので見に行ってみました。

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かなり大きなカテドラルでびっくりしました。バラ窓が大きいですね。

 

 

 

 

 

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右側面に行くと、非常にきれいで重厚なつくりの扉がありました。

中の木の扉のすぐ上には「受胎告知」の絵もあってすばらしいです。

係りのおじさんが出てきて、もう12時だからあと5分で締めるよと言われ、急いで中に入りました。

 

 

 

 

 

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中もすばらしい!左の写真は内部から正面側を撮ったところ。右の写真は正面から奥を撮ったところです。左の写真では分かりづらいですが、バラ窓がステンドグラスになっていてとってもきれいでした。

 

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壁や柱のいたるところにフレスコ画が描かれていて鮮やかです。

 

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一番奥の右側の祭壇です。非常にすばらしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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左側側面です。

近くで見ると本当に生きているようなリアルな人物像です。

キリストが亡くなって、マリアが抱えている像をピエタといいますが、その後の様子でしょうか。

 

 

まだ時間があったので街中を歩いてみることにしました。ワイン会場は3ヶ所あるのですが、開いていたのは上にも書いたメイン会場のみ。あとはまだ開いていませんでした。

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080929 Asti27他にも屋台などがたくさん出ていましたがまだ造営中。。。。夕方から本格的に始まるそうです。しかもこの日は夜中1時まで祭りが行われているそうです。

私達は11時過ぎに着いたのですが、早すぎました。。。。残念。

 

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屋台の脇には牛が3頭いました。それぞれ違う色の牛でかわいいです。

あとで食べるのでしょうか?それとも見せるためのものなのかな?

 

 

 

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ワインの街にちなんだオブジェがありました。

スプマンテ(スパークリングワイン)からコルクが飛び出している様子ですね。面白い!

 

 

明日はこの後ランチに行った、トラットリア「i bologna(イ・ボローニャ)」の食事の様子をお伝えします。うちの奥さんが初執筆します。お楽しみに。



2008年09月27日

代官山に「EATALY Daikanyama(イータリー代官山)」オープン!

今週のuematさんのコメントからの引用です。

9月27日(土)、代官山にトリノ本店のEataly(イータリー)がオープンします!

公式サイト

以前私はEATALYのトリノ本店、ミラノ支店について紹介しました。

EATALY(イータリー)、トリノ本店

EATALY(イータリー)、ミラノ支店

ミラノ支店はチンクエ・ジョルナータの近くで、トリノ本店と比べたらだいぶ狭いです。トリノ本店は大きくて、レストランも完備されていて非常にすばらしいです。


EATALY Daikanyama(イータリー代官山)
東京都渋谷区代官山町20-23
・イートインコーナー
11:30〜14:30 17:30〜22:00
・レストラン『GUIDO per EATALY』
営業時間:18:30〜22:30(L.O.)
年中無休
電話番号 03-5784-2736
・マーケットエリア
10:00〜22:00 年中無休

地図で見ると、代官山アドレスのそばですね。
渋谷、新宿ではなく、代官山に出すというのがいいですね。

イタリアの小規模な生産者が手掛ける安全で安心なチーズやパスタなどの食材を販売するほか、ミシュランガイドで星を獲得したレストランが入居し、料理教室のプログラムも提供するそうです。
代官山店は広さ約1500平方メートルで、約200種類のチーズ・サラミ類、約450種類のワインなど計1400種類の直輸入の食材のほか、
自然酵母を使ったパンや薪釜で焼いたピザなどをその場で手作りして販売するそうですよ。
きっとしばらくはテレビで紹介されることでしょう。

今度一時帰国したら是非行ってみたいですね。日本のみなさんで、EATALY Daikanyama(イータリー代官山)」に行った方は報告してください!



2008年09月26日

(必見)三代目桂歌之助、襲名記念イタリア、ミラノ公演

9月2日、待ちに待った「三代目 桂歌之助 襲名記念イタリア、ミラノ公演」が行われました(クリック)。

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三代目 桂歌之助 襲名記念
桂歌之助イタリア公演
日時:2008年9月2日(火) 20時半開場、21時開演
場所:Alessandro Volta Club
      Via G.giusti 16
入場無料!!

 

 

 

 

 

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会場に入ると和風の案内がありました。いいですねえ!

 

 

 

 

 

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080925 Rakugo03会場に入ると今回このイタリア落語を企画したみなさんが浴衣でお出迎え!アペリティーボで日本酒、ワインなどもいただくことができました!更には公演途中に行われるお楽しみ抽選会のくじもいただきました。和風のグッズをいただけるというものです。これだけあって無料なんて、すごいです。

 

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21時過ぎにスタート!落語の前にまずは日本の童謡などの公演です。

周りのイタリア人たちは着物もきれいで、さらに歌もすばらしいので感動していました。

 

 

動画でもご覧ください。

 

そして遂に三代目 桂歌之助さんが登場!拍手喝采です!!!

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まず第一部は、三代目桂歌之助による、イタリア語での落語です。まずは落語を知らないイタリア人たちのために落語とは何か、落語の見方などについて説明がありました。その様子を動画でご覧ください。

 

一通り落語というものをイタリア人たちに分かってもらい、そしていよいよ桂歌之助によるイタリア語での落語です!桂歌之助さんはもちろんイタリア語を話せるわけではないのですが、この日のために、演目をイタリア語に訳したものを丸暗記したそうです。「動物園 ZOO」という40分くらいの長い演目でしたので、丸暗記は大変だったでしょう。すごいです。

その様子を動画でご覧ください。

 

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第二部の前に今度はイタリアの歌の公演がありました。イタリア人たちはよく知っている歌なので口ずさんでいる人もいました。

第二部は日本語による落語「青菜」!こちらはのびのびと本来の落語をされていました。さすが、すばらしかったです!

 

途中に和風のグッズやワインが当たる抽選会もあって大いに盛り上がりました。お客さんは、ミラノ総領事を含めて200人くらい来ていたのではないでしょうか。すばらしい!大盛況でした!

担当者の方によると、本来はNHKの取材も予定されていたそうなのですがグルジア情勢悪化でそちらの取材に行ってしまいなくなりました。残念。


この数日後、フィレンツェでも同様の落語講演会が行われたそうです。

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会場は外なのでしょうか?中世のイタリアの建物で日本の落語の講演会とはおしゃれです。

かっこいいですね!!!

今度は日本でも桂歌之助さんの落語を見に行きたいです。みなさんも是非!!



2008年09月25日

クロアチアの貴婦人、オパティア(Opatija)

昨日のポレチェから東に約50km、車で1時間走ると、オパティヤ(Opatija)というリゾートの街に着きます。

オパティアとはクロアチア語で「僧院」という意味。もともとは15世紀に建てられたベネディクト会修道院の周りに集まってできた海下の集落でした。オパティアは1396mのウチュカ山の南に位置し、冬でも寒気がさえぎられ気候は温暖です。ウィーンからも近いため、オーストリア・ハンガリー帝国時代にはハプスブルク家の貴族達がこの辺りに別荘を建てました。海辺に漂うエレガントな雰囲気から「クロアチアの貴婦人」と呼ばれているセレブの街です。

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海を見渡せるバー、カフェがありました。かなり縦長、おしゃれです。

 

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午後に着いたせいか、ちょっと海が濁って見えました。たくさんのヨーロッパ人たちが日焼けしたり、泳いだりしていました。クロアチアにはアジア人があまりいなかったので、いつもジロジロ見られましたが、ここではもっとすごくて、完全アウェイ!みんな睨むような感じで、おまえらがなんでこの高級リゾートにいるんだ、という雰囲気でした。クロアチアのほかの町ではそんなことはありませんでしたが、ここではとても泳げる雰囲気ではありません。さらに悪いことに、奥さんは日焼けしないように大きな麦藁帽子をかぶり、大きなサングラスをし、肩までかかる黒い手袋をしていました。これがヨーロッパ人には異様に思えたようです。確かに日差しがダメな病人のようでした。いたたまれず、このビーチを去りました。。。。

 

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逃げるように隣のヴィラ・アンジョリーナに来ました。ここは1844年に豪商イジニオ・スカルパによって建てられました。奥さんの名前をつけたそうです。庭園には花がたくさん植えられ、周りには日本、中国、オーストラリアなどから集められた樹木が植えられています。日本の椿もあるようです。

このヴィラ・アンジョリーナにはホテル・クヴァルネルが1873年に開業していて、東ヨーロッパで最初の観光向けホテルで、東ヨーロッパリゾート発祥の地といわれています。

19世紀、20世紀初頭にはたくさんの著名人がオパティアに訪れました。オーストリア皇帝のフランク・ヨーゼフ、ドイツのウィルヘルム二世、イタリアの作曲家プッチーニ、マスカニーニ、オーストリアのマーラー、ロシアの作家チョーホフなどなど。

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右に見えるのは海沿いの遊歩道、フランツ・ヨーゼフの小径です。この辺りには貴族の別荘を改装したホテルが建ち並びゴージャスな雰囲気となっています。

 

 

 

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きれいな町並みですが、それほど古い感じはしませんね。

 

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これはクロアチア中にある、スーパーマーケットKONZUM(コンズム)。コンズムと読んでいいのか分かりませんが。。。どの街にも必ずKONZUMがありました。

 

 

 

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ヨットハーバーもありました。もっとゴージャスなクルーズもありましたが、ここは小型ヨットだけのようです。

 

 

 

 

 

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オパティヤでは泳げなかったので、車で数キロ走ると庶民的なきれいなビーチがありました!親子連れがたくさん!ここでは安心して泳ぐことができました透明度も高くきれいな海でした。やっぱり夏は海で泳がないと!

クロアチアの貴婦人、オパティヤ!旦那さんがヨーロッパ人の方は行ってみて下さい。アジア人のみではお勧めしません。。。。



2008年09月24日

イタリア人の仕事の仕方、その2(私のイタリア語の先生)

久しぶりにイタリア人について書きます。2年前はよく書いていたのですが最近はかなり久しぶり!

去年、イタリア人同僚の仕事の仕方について書きました(クリック)。

今日は続編!イタリア人の仕事の仕方、考え方です。例を挙げて説明します。

私は、ミラノ生活が始まって約1年半後、つまり去年春からようやくイタリア語の勉強をはじめることにしました。会社がイタリア人の先生をつけてくれたのです。いろいろと条件があって大変だったのですが、最終的にある学校から毎週私の会社のオフィスに来て教えてくれることになりました。全24回、約半年で終わるはずでした。私の先生は女性でPさん。人間的にはとてもいい人で、よくパーティにも誘ってくれますが、授業は正直言ってあまりよくありませんでした。先週ようやく最終回を迎えましたが、私のイタリア語は全くといっていいほど上達してません(もちろん自分もあまり勉強していないので悪いのですが)。。。。。彼女の授業の仕方についてちょっと書きます。

その1:授業の間があき過ぎ
半年で終わるはずが結局1年半もかかりました!
私も仕事が忙しいのでよく伸ばしてもらっていましたが、彼女もなかなか来てくれず、2週間に一度となり、それから1ヶ月に一度になりました。
最後の方は半年も間が開くこともあって、もうまったく覚えていませんでした。やはり授業は間が開きすぎると忘れてしまってだめですよね。

その2:文法は少し、いきなり話させる
私は最初にまずイタリア語は文法が難しいので、文法を中心に教えてほしいといいました。彼女も納得してくれて、文法からやろうということになりました。しかし実際には、「まず今週の出来事をイタリア語で話して」と言って、文法ゼロの状態からイタリア語で会話しろと言います。できないよ、無理、というのに、とにかく適当でもいいから話して、というので単語、単語で話します。当然限界があるので、英語で話すと、その都度、イタリア語に直します。でも文法ゼロなのでまったくわからず。。。。その都度イタリア語に直してもらっても頭に入りません。彼女は雑談がしたいらしく、90分の授業のうちほとんどはこのような強引な会話で終わります。現在形、過去形、進行形は教えてもらいました。この前、未来形を教えてというと、「イタリア語では未来形はほとんど使わないよ。現在形でまったく問題ないのでやらないでいいよ」と言われ、その日も雑談で終わりました。よって、しかたなく文法は自分でやることにしました。

その3:給料の文句を私に言う
私の授業料は私の会社がここの学校に支払っています。ある日、私が1回の授業料が約90ユーロだ、と話してしまい大変なことになりました。まず90分の授業で90ユーロって高いよね、と話すと、彼女は「私は12ユーロしかもらってない!!!!」8年も働いているのにひどすぎる、と興奮しだしました。もうこの日は授業にならず、文句をいったり、仕事を変えると言ったり大変でした。。。。。最後は90分12ユーロなんて安すぎるよ、と泣きそうになってました。でも私からすれば、90分間まったく授業しなかったので、12ユーロもらいすぎじゃん?と言いたかったです。。


私の会社の同僚にもあまり仕事をしない人に限って、私に文句を言ってきます。「俺の給料いくらか知っているか!!」「給料を倍にしてくれたら徹夜してでも仕事してやるのに」などなど。

働き者の日本人のみなさんは分かっていると思います。私のイタリア語の先生も同僚も同じようなことを言っていますが根本的に間違っています。イタリア人にこのタイプが多いのですが、仕事をきちんとしていないのに、給料が安い、もっと上げろと言います。給料が上がれば喜んで仕事をもっとするといいます。
本当はそうではなく、対価以上の仕事をして、上司などがそれを認めて初めて昇格したり、給料が上がるわけです。
実際は「仕事をする前に給料があがる」のではなく「より上級の仕事をしてから給料が上がる」のです。

もちろん、イタリアは景気が悪く、なかなか給料があがりにくいのかもしれません。どんなに上級の仕事をしていても、給料が上がらないのかもしれません。でも仕事をちゃんとしないのに、文句ばかり言っていてもダメだと思います。

イタリア人にすれば、どうせどっちみち給料があがらないから、なるべくサボってやる、ということになってしまうようです。悪循環ですね。イタリアでは毎月2回くらい、バスや地下鉄、飛行機などでスト(ショーペロ)がありますが、考え方はこのようなものでしょう。

皆さんはどう思いますか?



2008年09月23日

クロアチア世界遺産(1/6)、ポレチェ(Porec)歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群

クロアチアの北西、イストラ半島西岸に位置するポレチェ(Porec)はローマ時代からイストラ半島の政治的中心地として栄えました。

ポレチェの旧市街はたくさんの遺跡や歴史的建造物が建てられていています。その中でも特にエウフラシウス聖堂(Eurazijeva bazilika)は世界遺産にも登録されていて最大の見所です。

今日はエウフラシウス聖堂を含めたポレチェの旧市街について紹介します。

ポレチェの旧市街は海に囲まれたわずか数百メートル四方の小さな街です。旧市街は白色で統一され、見所が凝縮されていて、年間何十万人もの人が観光に訪れます。

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080918 Porec03まずは手前のスロボダ広場(Trg.Sloboda)。青空が広がり、その下の聖ドミニク教会がとてもきれいです。

教会内はとてもシンプル。イタリアの教会とは違いますね。

 

 

 

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左に見えるのは五角形の塔、その右の細い道がメーンストリートのデクマヌス(Decumanus)通りです。なんと2千年以上前のローマ時代からこの通りはデクマヌス通りと呼ばれていたそうです。すごい!

 

 

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デクマヌス通りは観光客であふれ、両脇にはみやげ物やがたくさんあるショッピングストリートです。床も家も白色で、床なんてツルツルしていてはだしで歩くと冷たくて気持ちよかったです。

 

 

 

080918 Porec06このデクマヌス通りの途中を右に曲がると、エウフラシウス聖堂(Eurazijeva bazilika)の門が見えます。

 

 

 

 

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門から中に入ると、ありました!世界遺産のマークです。

この世界遺産はポレチェの街自体ではなく、このエウフラシウス聖堂だけ世界遺産になっています。1つの聖堂だけで世界遺産なんてすごいですね。

 

 

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この奥には屋根つきの四角い回廊で囲まれたパティオがあります。

 

 

 

 

 

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これがパティオです。教会正面の入り口にパティオがあるのは今では非常に珍しいそうですが、古代末期から初期中世のバジリカには必ずあったそうです。このパティオはアトリウムと呼ばれる回廊で、ヨーロッパ内ではここを含めて今では数えられるほどしかないそうです。

1500年以上前の初期キリスト教時代の面影が残る、貴重な建造物です。

さらにこの写真の塔は、洗礼堂で八角形をしており、内部の真中のくぼみにも八角形の窪みがあります。

 

 

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これが洗礼堂の内部。ここにバスタブのような洗礼場が置かれ、水が張られ、洗礼が行われていたそうです。

このような洗礼堂はいまではほとんど残っていないそうです。

エウフラシウス聖堂にはこれから紹介する「古代末期6世紀の教会」、「アトリウム」、「洗礼堂」の3つ全てが当時のまま残り、一列に並んで配置されています。非常に貴重で珍しく、そしてこれからお見せする金色に輝くモザイク画があるために世界遺産になったようです。

 

 

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洗礼堂の反対側になるのがエウフラシウス聖堂、これが内部です。西暦550年ごろ、ポレチェの司教をしていたエウフラシウスはここにバジリカ式の聖堂を建て、その内部を美しいモザイクで飾り、神にささげました。

 

 

 

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内部の側面、天井などは非常にシンプル、三廊式の作りです。でもよく見るとアーチの部分は植物の模様で縁取られたレリーフが残っています。さらに、正面を見ると黄金に輝くモザイク画で圧倒されます。

 

 

 

これが正面、後陣のモザイク画です。

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中央には幼子キリストを抱いた聖母マリアが玉座に座っています。その両脇には大天使、さらに脇には聖人が並んでいます。中央の聖母子から数えて左三人目の黒い衣の人物がこの教会を建てた司教エウフラシウスで、よく見ると手には教会の模型を抱えています。聖母マリアに冠をささげようとしていますね。冠を持つ手首だけ見えます。

 

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さらにメダルのような丸い縁の中に描かれているのは殉教した12人の聖女たちです。一番上の子羊はキリストをあらわしています。

 

 

 

一番右上の写真を見直していただくと、横一列に並んでいるのが見えます。中央にキリスト、その左には天国の鍵をもつ一番弟子のペテロ、右にはパオロがいます。

 

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左写真の祭壇のアーチ部分の両脇にかかれているのは、受胎告知のモザイク画です。左にいるのが大天使ガブリエルで、右にマリアがいて受胎告知をする場面です。

 

 

 


Prec-Ravenna上の黄金のモザイク画を見て、イタリアのラヴェンナに似てる、と思った方もいると思います。ラヴェンナはイタリアの東の端、ここポレチェはクロアチアの西の端、アドリア海を挟んで一直線上に両者の町があり、当時は船で簡単に行き来することができました。そしてラヴェンナの教会にもある黄金のモザイク画もポレチェと同じ6世紀ごろ作られました。よって学者の中には、ラヴェンナの職人が船でポレチェに渡って、エウフラシウス聖堂で更にモザイク画を作ったと考える人もいるそうです。

下に、ラヴェンナのサン・ヴィッターレ教会をはじめとしたいくつかの教会にある黄金のモザイク画の写真を載せます。エウフラシウス聖堂のモザイク画とよく似ていますよね。

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ラヴェンナのモザイク画の方がたくさんありますね。ポレチェにはエウフラシウス聖堂内のみに黄金のモザイク画があります。


さて、エウフラシウス聖堂はここまで、街の観光が終わり、旧市街の外側にきました。

魚市場や新鮮な野菜を売っている市がありました。魚が特においしそうでした。

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旧市街は海に面しています。海に出てみると、とてもきれいな海でびっくり!泳いでいる人もたくさんいました。

 

 

 

 

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観光案内所でお勧めのビーチを聞くとこのあたりはどこもきれいで泳げるそうです。

ちょっと遠くから見た旧市街。高い塔のところがエウフラシウス聖堂です。

 

 

 

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ポレチェ旧市街のすぐ脇で泳ぎました。とってもきれいで魚もいましたよ!

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ボートもたくさんあって、沖に出て魚釣りをしたりするのでしょう。

 

黄金のモザイクのエウフラシウス聖堂、そしてきれいな海と、どちらもお勧めです!

 



2008年09月22日

クロアチア、イストラ半島にある海岸の街、Vrsar(ブルサール)

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スロベニアから車で陸路、クロアチアに入りました!

まずは西北のイストラ半島にある海岸の町、Vrsar(ブルサール)に行きました。

ブルサールのすぐ隣町は世界遺産の街「Porec(ポレチェ)」です。

スロベニアのブレッド湖から夕方出て夜ブルサールに着きました。

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20時半くらいです。丘の上の教会がとてもきれいに見えます。

 

 

 

 

クロアチアは地中海料理で海鮮料理が美味しいということでレストランに行ってみました。

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通り沿いにはこのような地中海料理の店がたくさんあって、どこも観光客達で混んでいます。

どこも似ていてよく分からなかったので適当に入ってみました。

 

 

 

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店の前では豚を丸ごと焼いています。なんかちょっとかわいそう

 

 

 

 

 

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観光客の多い夏のみの営業のようです。夏に一気に稼いで寒くなると閉じるようですね。

 

 

 

 

 

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隣の席の人のビールを撮らせてもらいました。クロアチアのビールのようです、おいしそう

 

 

 

 

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左上から時計回りに、たこのマリネ、魚のスープ、魚介のリゾット、いろいろな貝を蒸したもの、です。イタリアほどではありませんが、どれもまあ結構美味しかったです。値段はイタリアよりも少し安めという感じですね。

 

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この日はブルサールに泊まり、朝は町並みを見ながら朝食をとりました。

 

 

 

 

 

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朝食のときに飼い猫が近寄ってきました。かなりお腹が空いている様子。猫好きの私としてはもちろん食べ物をあげました。パン、チーズ、ハムなどなど。とってきてはガンガンあげたのでかなり食べていましたよ!よかった、よかった。

全然関係ないですが、うちの母親は自転車に乗るときにはカゴにキャットフードを乗せて、野良猫がいるたびに餌をやっているそうです。。。。

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ホテルの庭を歩いているとオリーブの木がたくさんありました。

日本ではまず見かけることの無いオリーブの木!イタリア、もちろんクロアチアではもちろんメジャーな食べ物です。緑色と黒色のオリーブがありますが、熟すと黒色になるそうです。ということは黒色のオリーブの方が栄養価が高いのかな?誰か教えてください。

というわけで、クロアチアでの最初の街はここブルサールでした。明日は隣の世界遺産の町、ポレチェを紹介します!



2008年09月21日

今日からクロアチア旅行記開始です!

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ミラノの自宅から車で出発してトリエステを経て、スロベニアに入り、2日間スロベニア観光をしました。

2日目の夜にスロベニアからそのまま南下してクロアチアに入りました。

きれいなアドリア海で泳ぎたかったので、ほとんどは海岸沿いに南下していきました。なので今回は内陸にある首都のザグレブには行っていません。

 

それでもクロアチアにある6個の世界遺産全て行くことができて大満足!車ごとフェリーに乗って、フヴァール島にも行きました。そして最大の見所は最南端のドブロクニク!ドブロクニクは世界遺産で、昔は海洋国家として栄えました。数十年前にはダイアナ妃とチャールズ皇太子が新婚旅行にも来たところです。ドブロクニクは本当にすばらしかったので必見です。


スロベニアから陸路、高速道路でそのままクロアチアに入りました。ほとんどノーチェックで簡単に入ることができました。

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イタリアにはTelepass(テレパス)という日本のETCのような自動料金収集システムがあります。クロアチアでもありました!ENCというみたいですね。あんまり普及していないみたいで空いていましたが。。。。

というわけで今日からクロアチア!お楽しみに!



2008年09月20日

スロベニア名物のファーストフード、ブレック(BUREK)

スロベニアではピザやケバブのように簡単に食べることのできる名物があります。

ブレック(BUREK)というもので、ふっくらとしたパイやパンのような生地にいろいろなものを練りこんだ食べ物です。

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リュブリャーニャ駅近くにはたくさんのブレック(BUREK)屋を発見!早速食べてみました。

 

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写真の右がブレックです。

モチモチしてパン生地は美味しいですが中に入っているぱさぱさしたチーズがおいしくない。。。。。しかもブレックはかなり大きいサイズで困りました。もう1口でいらない、いいや、という感じ。。。。。

 

更に、隣にあったケバブやでケバブを買いました。これはミラノでもよく売っているやつですね。

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うん、これは普通に美味しかった。やっぱりケバブやピザの方がおいしいかな。

 

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これは別の日にカフェで持ち帰りしたケーキ。カスタードクリームが美味しかったです。

というわけで名物ブレックはいまいち。。。。でした。

今日でスロベニアはおしまい!明日からはお待ちかねのクロアチアです!ネタが多すぎて1ヶ月くらい続きますが辛抱してください。。。



2008年09月19日

スロベニア、アルプスの瞳、ブレッド湖

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スロベニアの首都リュブリャーナから北に車でわずか1時間。オーストリアとの国境近くにヨーロッパでも有数の観光地ブレッド湖(Blejsko Jezero)があります。

 

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ヨーロッパ、アルプスの東南端、ユリアンアルプスの最高峰(2864m)の山がこのブレッド湖に映し出され、絵のように美しいとヨーロッパ中から観光客が押し寄せます。 イタリアより東のスロベニアなのにアルプスの山?と思うかもしれませんが、アルプスの東の端っこなのです。

ブレッド湖は東西2120m、南北1380m、周囲約6kmほどの大きさの小さな湖。ヨーロッパの人々はこのブレッド湖のことを「アルプスの瞳」と呼んで絶賛しています。昔はハプスブルク家のリゾートだったそうです。

 

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湖面から約100mの高さの断崖にあるのはブレッド城です。まずはこの城に行ってみました。

 

 

 

 

 

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車で高台までやってきました。城内はあまりたいしたことなさそうだったので入らず。

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城には入りませんでしたが、城からの眺めはかなり良かったです。

 

 

 

 

 

 

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海じゃないですが、みんな日焼けしたり湖で泳いでいたり楽しそう。私もゴーグルをして泳いで見ましたが魚はあまりいませんでした。

 

 

 

 

 

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湖の中に島が見えます。ブレッド島(Blejski otok)です。島には教会も見えますね。

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これは聖母被昇天教会といってブレッド湖のシンボル。8世紀から9世紀にできたということで、かなりの歴史があります。17世紀、現在のようにバロック様式の教会に改築されたようです。

この教会には鐘楼があって、鐘を鳴らすと願いがかなうといわれているそうです。それは以下の実話に基づいています。16世紀、亡くなった夫の蘇生を願って女性が鐘を湖に投げましたがかなわず、その女性は尼僧となり修道院で一生を終えたそうです。そのときのローマ教皇は、1534年に人々の奇跡への願いを永遠に響かせるために鐘楼を寄贈しました。

 

 

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ブレッド島の教会とその右奥にはブレッド城が見えます。2つが重なってきれいです。

 

 

 

17世紀ごろから既にヨーロッパのリゾートとして人気が高かったブレッド湖!みなさんも是非!!



2008年09月18日

クロアチアの素朴画、Navie Art(ナイーヴ・アート)

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昨日の続きです。スロベニアの首都リュブリャーニャで露店を見て歩いていると、日本語で声を掛けられてビックリ!

 

 

 

 

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この方、日本でも頻繁に個展を開いているブランコ・ビエリッチさんです。少し日本語を話します。

地球の歩き方を持っていたので、彼は私が出ているから見てみろというと、確かに出ていました!

 

 

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彼はクロアチアで人気の画家で、見る人をホッとさせるような素朴画をかきます。

Navie Art(ナイーヴ・アート)というらしく、クロアチアの首都ザグレブにはNavie Art(ナイーヴ・アート)美術館まであるそうです。

ナイーヴ・アートは農村で冬の農閑期に描かれてきたそうです。雪深い山里、純粋な農村風景、森の木立など素朴な風景画が多い。日本でもここ数年人気が出てきて、東京で個展が開かれているそうですよ。

 

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このような感じの温かみのある風景画のようですね。ガラスの裏側から絵の具を塗っていくのが特徴で、その様子を見せてくれました。絵の具がほとんど空気に触れないため劣化が少なく数百年ももつそうです。

この日はたまたまスロベニアのリュブリャーニャまで来て露店販売をしていました。日本が大好きらしく、いろいろと話をしてくれました。日本で買うよりだいぶ安く買えるようでしたが、16日間の旅行の2日目ということもあり買いませんでした。でも確かに素朴で温かみがあり、力強い表現が印象的でした。

今年はお台場で個展を開くと言っていました。よかったら調べてみてください!



2008年09月17日

スロベニアの首都、リュブリャーニャの街並み、その2

昨日の続きです。

リュブリャーニャで1泊し、昼頃ようやく雨が上がりました。街中をゆっくりと散歩してみました。

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ホテルのそばの教会。新しそうな感じの教会。やはりイタリアのルネッサンス風、バロック風の教会とはだいぶ違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

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リュブリャーニャの街中は結構ビルが多く、近代的。日曜日の昼はほとんど車もなくひっそりとしていました。

 

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町の中心のリュブリャニツァ川までやってきました。リュブリャーニャ大聖堂が見えます。

 

 

 

 

 

町の中心にやってきました。「三本橋トロモストウイエ」という橋で、外側の新市街と内側の旧市街を結ぶ3本の橋です。この橋は1930年代に建築家ヨジェ・プレチニクが設計し、その後歩行者用に両脇に橋が付け足されて現在の姿となりました。

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ちょっと見づらいと思いますが、3本並んでかかっている橋です。面白いですね。

 

 

 

 

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これが内側の旧市街から撮った三本橋。中央の橋と右側の橋しか写っていませんが、このさらに左側にもう1本橋があり、全部で3本橋がかかっています。

 

 

 

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これは外側の新市街から三本橋を撮ったものです。内側の旧市街の奥は丘になっていて丘の上にはリュブリャーニャ城があります。

 

 

 

 

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旧市街側から三本橋を渡るとプレシェーレノフ広場があります。正面のオレンジ色の建物はフランチェスコ教会。右の銅像は19世紀の詩人、フランツェ・プレシェーレンです。

 

 

 

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プレシェーレノフ広場から旧市街側を見たところ。

 

 

 

 

 

リュブリャニツァ川沿いでは露店が出ていたので散歩しながら見てみました。日曜日の午後、ゆっくりとした感じでいいですね。

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三本橋から大聖堂の方向を見たところ。川は汚いですが、綺麗な景色です。

 

 

 

 

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リュブリャーニャ大聖堂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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正面の扉、変わっていますね。現代風の感じです。中は豪華でとても綺麗でした。

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大聖堂の側面の扉。これも最近作られたような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

080914 Ljubljana21歩いてヴォードニコフ広場までやってきました。この脇からケーブルカーが出ていて、丘の上にあるリュブリャーニャ城まで行くことができます。

 

 

 

 

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080914 Ljubljana24丘の上まで登ってきました。リュブリャーニャの街全体を見渡すことができます。

意外と見所が無く、少ししたらまたすぐに下に下りました。

 

 

 

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市庁舎そばにある噴水。これも新しそうですね。

リュブリャーニャは首都ですが、2時間もあれば十分街中を見て回ることができました。

静かで素朴な町ですね。

少し離れた所にはティヴォリ公園、ティヴォリ城、国会議事堂などもあるようです。

なかなか行く機会がないと思いますがよかったら!



2008年09月16日

スロベニアの首都、リブリャーニャの街並み

先週スロベニアの首都リブリャーニャのホテルを紹介しました。そこから歩いて10分ほどで町の中心に出ることができます。

初日は夕方について大雨

雨が上がって19時ごろ街中に出てみました。

リブリャーニャはスロベニアの首都ですが、人口わずか27万人の小さな街です。この日は中心地なのに殆ど人はいませんでした。

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ここはリブリャーニャの名所、竜が欄干にいる「竜の橋(Zmajski most)」です。大きさは1mくらいです。

 

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写真の左側にはリブリャーニャ大聖堂が見えます。その真横にあるレストラン、Sokol(ソコル)にきました。

Sokol(ソコル)
住所:Ciril Metodov trg 18
Tel:01-439-6855
休:なし

 

 

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中は落ち着いた雰囲気。スロベニア伝統料理を食べることができます。

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パンが器になっているキノコのスープ。濃厚なクリームシチューのような感じ。あったまって美味しかったです。

 

 

 

 

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ゴラーシュ(Golas)というスロベニア料理のスープです。牛肉をじっくりと煮込んでいて、濃厚で美味しかったです。

 

 

 

 

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これがメイン料理!

クメチュカ・ポイェディナ(Kmecka Pojedina)という料理で、「農夫の祝祭」という意味だそうです。

ソーセージ、牛肉、たまねぎの酢づけ、などなど。祝祭という名前どおり盛りだくさんの料理で食べきれませんでした。おつまみ的なのでビールに合いました。とっても美味しいというわけではありませんが、名物なので食べないとね。

 

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帰りは真っ暗でしたが、竜の橋は少しライトアップしてました。竜がちょっと不気味。。。。

 

 

 

明日はリブリャーニャの昼の様子をお伝えします!



2008年09月15日

今後のイタリア世界遺産候補(暫定リスト)

3日前に、イタリア世界遺産が3つ増えたという記事を書きました。

世界遺産に認定されるには、まずユネスコに世界遺産にしたい建築物や自然、町などについてのリストを提出しなければなりません。このリストのことを、暫定リストと言います。暫定リストに載って、それから初めて世界遺産に認定されるか協議されます。まずは暫定リストに載らないと話になりません。

まず日本の現在の暫定リストには以下の9つが載っております。

1.古都鎌倉の社寺とその他の構造物(1992年)
2.彦根城(1992年)
3.平泉の文化財と遺跡群(2001年)
4.小笠原諸島(2007年)
5.飛鳥=藤原:日本の古代首都群の考古遺跡群と関連遺産群(2007年)
6.長崎の教会群とキリスト教遺跡群(2007年)
7.富士山(2007年)
8.富岡製糸工場と関連する産業遺産(2007年)
9.国立西洋美術館本館(2007年9月)

3番目の平泉は最近審査で却下されたばかりですよね。このように暫定リストに載ってもかならず世界遺産になれるとは限りません。でもここに載っていると、いつか世界遺産になる可能性があります。9番目の国立西洋美術館って上野にある美術館ですよね。今月暫定リストに載ったばかりですが、本当にこの美術館が世界遺産になるのでしょうか?なぜリストに載ったのかちょっと不思議。。。


イタリア世界遺産は今後も増えつづけるでしょう。イタリア世界遺産全制覇を目指している私としては、まずイタリアの暫定リストを把握しなければなりません(もっと早くやっておけばよかったですが)。

で、調べてみると。。。。見つからない。ようやく英語のWebサイトから、イタリア世界遺産の暫定リストを見つけることができました。

それでは発表しましょう!!なんとビックリ、イタリア世界遺産の暫定リストには41箇所も掲載されています!!しかも全て2006年6月1日に暫定リストに登録されています。

Alps: a) Western Alps, b) Dolomites, c) Eastern Alps 
Archipelago of La Maddalena and Islands of Bocche di Bonifacio 
Bradyseism in the Flegrea Area 
Cascata delle Marmore and Valnerina: Monastic sites and ancient hydrogeological reclamation works
Cattolica Monastery in Stilo and Basilian-Byzantine complexes 
Citadel of Alessandria
Cividale and the Early Centres of Lombard Power in Italy
Fortress Town of Palmanova
Hanbury botanical gardens
Historic Centre of Lucca
Historic Centre of Parma
Historic centre of Pavia and Chartreuse
Island of Asinara
Karstic caves in prehistoric Apulia
Lake Maggiore and Lake D'Orta lakelands
Mantua and the Gonzaga domains
Massif du Mont-Blanc (inscription comme patrimoine naturel transfrontalier, avec France et Suisse)
Medici Villas
Monte San Giorgio
Monte Sant' Angelo and the Via Sacra Langobardorum
Mothia Island and Lilibeo: The Phoenician-Punic Civilization in Italy 
Orvieto
Palermo and Monreale Cathedral
Pelagos: The Cetacean Sanctuary
Ponds in the Bay of Oristano and the Sinis Peninsula island of Mal di Ventre
Romanesque Cathedrals in Puglia
Salento and the "Barocco Leccese"
Scrovegni's Chapel
Sulcis Iglesiente
Taormina and Isola Bella
The Aniene valley and Villa Gregoriana in Tivoli
The city of Bergamo
The Lower Palaeolithic Palaeosurfaces at Isernia-La Pineta and Notarchirico
The Marble Basin of Carrara
The Murge of Altamura
The Porticoes of Bologna
The Transhumance: The Royal Shepherd's Track
Via Appia "Regina Viarum"
Villas of the Papal Nobility
Volterra: Historical City and Cultural Landscape
Wine Grape landscapes: Langhe, Roero, Monferrato and Valtellina 

これら全てが世界遺産になる可能性があるわけです。驚きですよね。

上記の暫定リストの中で、いくつか有名どころを挙げてみましょう。
「アルプス、ドロミテ」、「マッダレーナ島(サルデーニャ)」、「アレッサンドリア(ピエモンテ)」、「チビダーレ(ウーディネのそばの町)」、「ルッカ(トスカーナ)」、「パルマ」、「パヴィア僧院」、「マッジョーレ湖、オルタ湖」、「オルビエート」、「パレルモ、モンレアーレ」、「サレンティーノとレッチェ(プーリア)」、「タオルミーナ(メッシーナ)」、「カッラーラの石切り場(トスカーナ)」、「ボローニャ」、「モンテ・ビアンコ」、「アシナラ島(サルデーニャ)」などなど。

ドロミテ、アレッサンドリア、チビダーレ、パルマ、パヴィア、マッジョーレ湖、ボローニャなど、北イタリアが多い気がしますね。殆ど行ったことがあります。

でもアシナラ島(サルデーニャ)はビーチから見ましたが上陸してません。。。。今更行けるかどうか、、、難しいですね。今後はこの暫定リストも含めて国内旅行を計画するつもりです。でも全部は無理だなあ



2008年09月14日

スロベニアの道路標識

スロベニアで見つけた道路標識です。駐車禁止、進入禁止などは日本と同じでしたが、これはインパクトがありました!

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横断歩道のところによくある標識です。飛び出し危険!という意味の標識でしょうか?

同じ標識でもっと大きいサイズのものもあって、かなり印象的です。

飛び出したら危ないなあと感じますね。

でも書いていたら、それほどたいしたこと無いなあと感じてきた。すんませんが今日は以上です。