2006年10月
2006年10月31日
ミラノダービー、ACミランVSインテルナチィオナーレ
先週の土曜日(28日)は年に2回のミラノダービー、ACミランVSインテルがありました。
普段はミラン、インテル共に同じミラノのサンシーロスタジアムが本拠地です。同じ町同士の対決なので大変盛り上がります。
約100年ほど前、ACミランのクラブ内で外国人選手受け入れを巡って役員の間で争いが起こりました。外国人受け入れを主張する役員たちが作ったのがインテル(Internazionale=国際的な)です。
本来は両方ともがホームなのですが、今回はミランがホーム、インテルがアウェイ扱いです。
うちの奥さんはミラノの大ファンで特にカカが大好きです。雑誌なども買っています。そのためサンシーロにミラン戦をよく見に行きます。
今回はテレビで見ましたが超満員のようでした。ミランがホームにも関わらず常にインテルにリードされてました。。。。
最後はミランがかなり頑張り、3対4まで来ましたが試合終了。。。。
ミランは今年早くも2敗。去年の不正問題で‐8点からのスタートなので、首位インテルとは勝ち点が14点も差があります。今年は優勝は難しそうです。。。。まあチャンピオンズリーグは頑張っているので結構いいところまでいくかもしれません。
2006年10月30日
サマータイム終了
毎年、10月最終の日曜日にサマータイムが終了します。
今年は10月28日(土)深夜、日付は29日(日)の3時に1時間戻り2時になります。3時になったと同時に2時になるわけです。日曜日、8時に起きたつもりがまだ7時なわけで、1時間余計に眠れます。逆に3月最終週、サマータイムに成るときは1時間すくなくなるわけですが。。。。
なぜ3時⇒2時にするかというと、なるべく市民の生活に支障が無い時間がよいからです。バスや電車などの公共機関があるときは混乱してしまいますから。一般の人たちは、寝ている間に変わっているので朝起きてテレビを見て、家中の時計を1時間ずらせばいいわけです。
今日から日の入りが1時間早くなり、17時30分ごろにはもう暗くなります。いよいよ寒く日の短い冬だなあとみんなが実感するわけです。
ヨーロッパの冬はつらいです。朝の9時くらいまで明るくならないし、夕方は16時くらいだし。あとはとにかく寒い。ミラノはまだよくて−5度くらい。ドイツなどは−10度以下になります。
私は日本に居たときは蒸し暑い夏より、冬の方が好きでした。でもイタリアに来て、考えは変わりました。夏は22時まで明るく、カラッとさわやかな暑さ、いろいろな施設も夜遅くまでやってます。冬はその逆です。みんな家の中でじっとこらえ、ひたすら春を待つという感じです。日本のように冬に楽しいイベントがあまり無いというのもさびしく感じる1つの理由になっていますね。クリスマスは本当に質素で、祈りを捧げる宗教行事です。クリスマスのミサは去年参加しましたがまた別途書こうと思います。
サマータイムが終わって一番つらいのが仕事のことです。サマータイム時はイタリアの朝9時が日本の16時でした。しかしサマータイムが終わるとイタリア9時が日本では17時です。日本と電話会議などをするために7時、8時に出社する必要があるわけです。まあ、とにかく頑張らないと。
2006年10月29日
アウトレット「The Place」に行ってきました
今日はミラノ郊外にあるアウトレット「The Place」に行ってきました。
このアウトレットはちょうど1周年記念だそうで、私は初めて名前を知りました。
ミラノ近郊では、スイスのFoxTownやジェノバのアウトレットが有名ですが、The Placeというのはまだミラネーゼにもあまり知られておりません。
実は先週、会社宛に招待状が届きました。ミラノ中央駅から大型バスで送迎してくれて、昼食つきというものです。
最近空き巣後の諸手続きなどで忙殺されていたので気分転換のため行ってきました。
11時集合、10分前集合厳守ということだったのですが着いたのは5分前。。。。
しかしなんと私と奥さん以外にはまだ1組しか来てません。35人来るということで、30分くらい待ちました。
イタリアに住むと日本人も時間にルーズになるようです。しかも集まったのは20人弱、、、ドタキャンもイタリア人っぽいなあ。大型バスに乗って出発です
ミラノから西に100KM、SANDIGLIANO(サンディグリアーノ)という町です。高速を降りると、このアウトレット以外にもリーバイスや、他にもたくさんのアウトレットがありました。また上のWebを見ていただくと分かりますが、古城や公園など観光地もあるので買い物以外にもよさそうです。
今日は天気が良く、暑いくらいでした。小さなアウトレットで6件しか店舗がありません。でも緑が多くのんびり出来てよかった。アルプスの山々もくっきりと見えてとてもキレイでした。
グッチ直営のアウトレットがありました。イタリアでもグッチ直営のアウトレットはここかローマにしかないそうです。奥さんはバックと手袋買ってました。ミラノ街中より約50%オフ今年のモデルのバックだそうで、後でネットで見てみると、日本の売値の半額以下でした。
Miniの奥にあるカフェで昼食が出ました。トマトパスタ、サーモン、イモ。ワインも出て美味しかった。女の人たちはこの後のショッピングがあるので控えめ。。。。私はワインをガンガン飲んで酔っ払いました。まあどうせ買い物しないので散歩したりのんびりしてました。
ほとんど皆さん何か買ってました。買っていなかったのは、私とちびっこたちくらいかなあ。
店は少ないですが、グッチはかなり広く、男物のスーツや靴も多数売ってました。もちろん女性物はもっとたくさんありました。まだみんな知らないのでゆっくりと買い物できます。穴場かな。
年内は4人以上の予約でミラノ街中から無料送迎してくれるそうです。年内にミラノに来る予定のある方は是非どうぞ!
2006年10月28日
2006年10月27日
ミラノの不動産事情
うちの周りには何件か不動産やがあります。今日はミラノの不動産事情について書きます。
イタリアでは持ち家率が高く、賃貸ではなく、なるべく早くに家を買うそうです。でも高いので2世帯、3世帯で買うということが多いそうです。それもミラノ市内ではなく、郊外で緑の多いところに一軒家を建てるようです。
ミラノ市内は私が思うに東京23区内のようなものです。一軒家はあまりなくアパートが多いです。しかもものすごく高い!写真には不動産情報が出てますが、アパートでも4000万円〜1億円くらいします。しかも基本的に新築というのはなく、私の家のように築80年以上など普通です。うちはもちろん借家ですが、買うとすごく高いでしょう。
同僚にミラノ市内に住んでいるというとびっくりされます。私のオフィスでは、イタリア人マネージャーを含めてみんなミラノ郊外です。モンツァやコモ湖近くなど緑が多いところが好きなようです。東京ではなく横浜、埼玉、千葉などに家を買うような感じかなと思ってます。
ミラノ市内は緑が少なく、渋滞もすごくて、なんでミラノ市内に住むの?と言っている人もいます。
ただ、一軒家を建ててずっと住むなら確かにもうちょっと田舎のほうがいいかな、と思います。
2006年10月26日
イタリアでサッカーしてきました・・・
今年の夏、同僚のイタリア人に誘われてサッカーをしました。
サッカーといってもフットサル、室内でやるミニサッカーです。ミラノ市内にはフットサル場が結構あります。2回参加したのですが、毎回水曜日夜10時から!!!ちょっと遅いよ
5:5でやるのですが、結構きつい。しかも80分間休みなし!!ハーフタイムとか全くなしでひたすらやります。かなり疲れました。。。。みんなのレベルは・・・まあまあだと思います。日本でもたまに会社でフットサルに混ぜてもらっていたけどそっちのほうが強いかも、というくらいのレベルです。
試合が終わると夜中の0時くらい。。。。とっても疲れるのであまり参加してません。フットサルのコートは4つくらいあるのですがどこも夜中までやってます。セリエA、チャンピオンズリーグなども21時からの試合が普通で、ヨーロッパでは夜遅くからサッカーをするようです。
2006年10月25日
ノーカーデー
イタリアの各自治体(各町)では、冬の時期、月に一度ある日曜日を「ノーカーデー」にします。この日は8時〜20時まで車に乗ってはいけません。京都議定書のCO2規制のために行っているようです。
この写真はノーカーデー(2006年2月5日)にうちのアパートの下の通りを撮ったものです。ほとんど一台も走ってません。路面電車、タクシー、バスはOKですが一般車は、「特別に許可された車」、「最新の排ガス規制が施されている車」以外は乗っていると警察に捕まり罰金を取られます。実際パトカーはよく走ってました。
特別に許可された車とは、例えばその日にゴルフをする人はゴルフ場から証明書を発行してもらいます。仕事の場合も同様です。
この日はほとんど車が走ってないので静かでとてもよいです。11月〜3月くらいまで毎月一度、ある日曜日がノーカーデーになるようですが具体的には直前でないと分かりません。
同僚はテレビとか見てれば分かるよ、といいますが、もちろんイタリア語なので意味が分かりません。なので同僚に今週末はノーカーデー?と聞くようにしてます。
車道の真ん中で寝転んでみました。気持ちよかったです。
2006年10月24日
2006年10月23日
2006年10月22日
2006年10月21日
イタリアではストが日常茶飯事
イタリアでは、バス、地下鉄、飛行機などで頻繁にストがあります。イタリア語ではストのことをショーペロ(Sciopero)と言います。
月に一度か二度はあるので、今日のショーペロ情報という感じでニュースの時にやってます。あらかじめ何日の何時から何時までと決まっているのでそのときは道路が大渋滞します。。。。
航空会社のアリタリア航空も月に1度はショーペロを行います。でも国内線のみで国際線はショーペロはやりませんが。
なぜこんなにショーペロをするかというと、給料が安すぎるからです。地下鉄やバスの運転手の月給は約800ユーロ。10万円くらいです。
給料が安いのでショーペロをする。ショーペロをすると会社の利益が減って給料は上がらない、となり悪循環です。
この前奥さんが地下鉄に乗ろうとしたらショーペロだったらしく、駅には人がたくさん居ました。電話がかかってきたので、そばにいたイタリア人同僚たちに聞くと、今日は10時~15時までショーペロだよ、とみんな時間まで知ってました。ちょうど15時少し前だったので、たくさんの人が開門前の遊園地のように待っていたわけです。。。。。驚くことに、ショーペロに対してはイタリア人達は文句も言わず理解しているらしく、例えば15時まで電車に乗らなければいい、と考えるようです。
私のお客さんの会社も年に何度かショーペロがあります。このようにショーペロはイタリアの文化で、当然の権利として受け入れられているようです。
観光の時に遭遇すると大変ですので、イタリアに来るときはショーペロに注意してください。
2006年10月20日
イタリアの暖房
ミラノの冬はとても寒いです。だいたい毎日‐5度〜‐7度くらい。。。。
ヨーロッパ全体が同様ですが、とてもよい暖房設備が各家についてます。
写真の白い蛇腹の金属が暖房器具です。冬になり、ある温度(ミラノ市の条例により決まった温度)以下が何日間か続くとこの暖房器具を使用できるようになります。
この金属の蛇腹に50度くらいのお湯が行き渡ります。触るとちょっと熱いくらい。うちのアパートの場合、このお湯を地下で沸かしてすべての部屋に行き渡るようになっています。
初めはこんなんで暖かくなるのかなあ?と心配でしたが、これがとても暖かい!部屋の片隅にあるだけなのですが、部屋全体が温まり、とても快適です。
日本の暖房器具だと温風が出るので乾燥してのどが痛くなったりしますよね。このイタリアの暖房器具では熱源により暖めるので、のどが痛くなるなどの心配は一切ありません!
しかもうちの場合、家賃にこのお湯代も入っているらしく、冬はあったかで、暖房費ゼロでした。日本でもこういうシステムを作って欲しいです。
2006年10月19日
2006年10月18日
シャワーの湯は電気で沸かします
昨日のつづきです。シャワーの湯は電気で沸かします。
写真はうちの風呂場です。白いタンク(80Lくらい?)に水が貯められます。スイッチを入れると電気で湯を沸かします。タンクには目盛りがついていて、大体のお湯の温度が分かりますが、スイッチを入れてからシャワーが入れるようになるまで2時間くらいはかかります。。。。。
なので夜遅く帰ってきたときなどは大変。その日はシャワーをあきらめるか、2時間待たなくてはなりません。。。。
しかも消費電力は約2000Wとかなり電気をくいます。家を借りるときに、ガス式に変えて欲しいと頼んだのですがやはりダメでした。
すぐに湯が無くなるので、シャワーの勢いを弱くしてしかも急いでシャワーを浴びてます。日本のようにゆっくりと湯船に浸かりたいなあ。。。。
2006年10月17日
イタリアでよくあるガス爆発
イタリアの家庭でよくガス爆発があるそうです。
イタリアのアパートはほとんどが築50年以上で古いです。なので配管なども古く、ガス管からガスが漏れて爆発する、ということがよくあることらしいです。
うちも築80年以上(おそらく100年くらい)のアパートなので危ないです。ガスは危ないということで既にシャワーのお湯は電気で沸かす仕組みに変わってます。コンロは今でもガスですが。
ただ、電気の熱効率はとても低いので、シャワーに入ろうと思ってスイッチを入れると2時間は待たなくてはなりません。。。。なので昼のうちに沸かしておく必要があります。沸かし忘れた時などは、2時間待たなくてはならないので大変です
このシステムについては明日書きます。